故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

できるかな、できるとも

2022-06-16 05:36:15 | よもやま話

絵のタイトルは、「ゴッドマザー」です。
二人の愛の結晶です。
一生懸命働きました。


気落ちどき 虫重き荷を 我もやれ 

今日のタイトルは、「できるかな、できるとも」です。
朝食後に船を漕ぐ姿を妻が笑う。
こりゃ駄目だと、布団に入りなおすが、気がかりが浮かび眠れない。
雨が降るから、気がかりの草刈ができない。
電柵の下の草が伸び、高圧線に触れると地面にリークし、電柵は役に立たない。

晴れたら釣りに行き、ゴルフに行く。
なんだ遊んでばっかりじゃないかと先輩にからかわれる。
OBゾーンに消えたボールを補充する。
新竿のリールにテグスを巻き取る。
テグスの捩れを何度も戻しながら、巻き取る。

やって初めて解ることばかりです。
遊ぶのも手間暇がかかる。
畑仕事も待ったなしです。
背中の張りは慢性的です。
会社員の頃の自主性のない生活が懐かしい。
億劫なのを我慢して仕事場に行けば、昨日までと同じ仕事が待っていた。
上司にお尻をひっぱたかれた。
お客にいつならと催促された。

夢のような二人だけの暮らしだけど、役割が多い。
面白かろうと作った野菜は、新鮮なうちに食材として使いたい。
料理に挑戦するからには、美味しいものを食べさせたい。
知れば知るほど、何をするにも怖気づきます。

もう一つ踏み込むことにしました。
通販のコマーシャルは、小さく書かれた闇を探る。
主人公の後ろを歩くエキストラに視点を合わせる。
ドラマのト書き(演出)に興味を這わせる。
無音の中に、虫や小鳥の声を探る。
山肌を昇っていく雲の切れ間を探し、もうすぐ上がるなと予測する。
どこまでできるかと、肩を回し屈伸をしてみる。
「できるかな、できるとも」と気力が沸々と湧いてきて筋肉を震わす。
あの娘を落とすことが出来たのにと、遠い昔の自分に語りかける。

2022年6月16日
コメント
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