故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

猪罠に狸

2022-06-02 06:53:53 | よもやま話

絵のタイトルは、「若めかな」です。
8年前に描いた自画像です。
下心透け透けの表現でした。
毎日の畑仕事で疲れ果てるも、少しずつ体重が減り若返っているようにも感じる。
猪どんのおかげかなあ。


猪どんは またねと不敵 追っかけっこ

今日のタイトルは、「猪罠に狸」です。
鋤いた田んぼに、屑のジャガイモを捨てた。
それが、芽を出した。
花はまだなので、畑の鉄柵設置が終わったら、植え替えようと妻と話していた。

鉄柵設置が、一昨日終わった。
昨日、その屑ジャガイモが猪に掘り返された。
まだ小さいのに、こんなジャガイモまで掘り返すのかとあきれた。
昨年までねぐらにしていた萱の近くに、糞を残していた。
もう縄張りではないぞと、カンリキ(耕運機)で混ぜ返してやった。

近くの猪罠で、昨年末までは毎週のように猪が捕獲された。
今年になって、一頭も捕獲されていない。
罠の管理(定期的に見回り、腐った餌を掃除し新鮮な餌を撒く)者らしき人が
毎週日曜日に来る。ある日曜日に、罠を閉鎖して一カ月が過ぎた。

最近は、猪を見ないと言う。
ゴルフクラブ(石を叩いて、退散させる)を持参して散歩されている隣人の情報である。
同じ人から、「猪罠に狸」が掛かったと教えていただいた。
我が家の畑には、二つ爪の跡があったから、猪どんである。
鉄柵をやっと設置したのに、今度は狸ですか。
ウリボウ対策で、下1/3だけピッチが狭い鉄柵を採用した。
子猪が間違って柵内に入ると、母猪は半狂乱で柵を壊す、時には鉄柵の鉄棒を食いちぎる。
ピッチが狭い柵は、タヌキやハクビシンには通用しない。
電気柵を設置しなければと、妻がプレッシャーをかける。

島では、猪の話題が尽きない。
ブルドーザーのように、罠ごと移動させて、罠の外にこぼれた餌を食べる。
猪の鼻先を、直流10000ボルトが痺れさせる。
ある猪は、お尻から電柵を押し倒すと聞いた。
毛むくじゃらのお尻には、10000ボルトは痛くもかゆくもない。

猪対策は、真に疲れる。
隠れ家があってはならないと、近隣の耕作放棄地の草を刈る。
柵の周りの草を鋤きとる。
私にとっては、毎日「命がけ」の作業です。
毎晩、こむらがえしである。
猪が来なくなるまでに、自分が隠れてなるものかと歯を食いしばる。

2022年6月2日
コメント
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