故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

竹の害

2020-05-18 05:24:43 | よもやま話

竹の上に「春の雪」(タイトル)が降りました。
アパートの2階から見た風景は風情がありました。
気づかねばよかった竹の侵入です。


今日のタイトルは、「竹の害」です。
故郷(広島県の離島)では、猪が人口より多いと言われる。
美味しい筍も、猪に先を越される。
この辺りでは、明日は収穫しようと期待するとうもろこしが、早朝に何者かに盗まれる。
犯人はハクビシンである。人間の臭いがついてれば手を出さないと新聞紙を巻いたが見事に採られた。
畑にバケツ一杯のりんごの皮と芯を埋めた。コンポストに取り組む前のことである。
ある朝、獣に掘り返されていた。掘られた穴に土をかぶせてた晩にまた掘り返された。
獣は、タヌキではないかと近所の方に教えてもらった。
花豆の茎をかじられた。かわいい足跡が山の方角から続いていた。
野ウサギである。残った茎の周りに網を回したら被害は無くなった。

今は、筍堀りに精を出している。
筍は、地下茎近い部分が美味しい。
筍が美味しいねと最初は採っていた。

見栄えが悪いと林の下草を刈った。
下草を取った地面に、雑木林や畑(耕作放棄地)のあちこちに、筍が頭を出している。
長くなった筍を蹴っ飛ばす(折る)だけでは足りぬと分かり、筍を地下茎ごと採るようになった。
採った数は、すでに30本は越えた。地下茎の伸びる方向を推測して掘っている。
地下茎を一本切っても、その下にまだ地下茎が潜んでいる。東京の地下鉄のごとしである。
採ったらすぐに地域の友人に配り、4時間以内に茹で上げて都会の友人に送っている。
筍を取るだけでは足らないと、竹の成木も伐ることにした。
笹がかさばり、焼くにも捨てるのにもやっかいな代物である。
笹を落とすためになたを買った。今度は竹を8等分にする道具を買おうと思う。
柵にしたり、かごにできればと考えている。

気づけば、雑木林は竹に席巻されていた。
4時半には明るくなる。今がチャンスと、今日も筍堀りに出かけることになる。
救いは、竹の地下茎はわずか30cmの深さである。

朝露に 筍伸びる 音がする

2020年5月18日
コメント
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