いずれにしても、「ちょっと一休み」(絵のタイトル)です。
長い人生、ちょっと休んだからって、変わんねえって。
早朝ゴルフならぬ、筍堀にいそしんだ。
昼なお暗き竹藪から陽が照る方へ竹は伸びていく。
林の下刈りを済ませて、ここにもあそこにも頭を出している。
筍堀の醍醐味は、茎の伸びていく方向を推測することにある。
地下茎ごと掘り出すか、茎よりちょっと上で採るかのどちらかである。
これ以上延ばさぬため(竹害防除)、茎は二回に分けて(完全切断)切る。
竹と竹を線で結び地下茎が伸びている。これは可愛い方で、竹藪の中では縦横無尽である。
地下鉄ならぬ二段になっているものもある。
今日のタイトルは、「最優先」です。
最優先とは、
何事よりも先に、急いで処理すべきであること。
(広辞苑より)
会社でのこと。
出張から帰ってくると、
経理部の部長は、何しろ出張精算が最優先という。
直属の部長は、報告書が最優先と言う。
ふざけんなよ。身体を休めるのが最優先と自分は密かに臍を噛む。
私達の歳ごろになると、主語も述語もない会話となる。
「あれあれ」だから、「これこれ」を早くしなさい。と妻が言う。
言った本人も、聞く私もちんぷんかんぷん。
自分が唱えたいことの、思い出すほんの一部の単語が口をついて出る。
お怖れみーよ(オオソレミーヨ)。わからぬではないか。
怒ってはいけない。互いに補いながら、一つずつ謎解きが始まる。
黙って顎をくいっとやる方がよっぽど早い。何かをやれだな。喧嘩をせずにすむ。
コロナの出口が見えないし、誰もこうだと言い切れない。
なにしろ人と会わない工夫ばかりをしていると、やることは限られてくる。
自然相手になにかやるか、はたまた何もしない。
どちらにしても鬱になる。
コロナ以降、身体をいじめっぱなしで、愛妻の顔も見飽きたのである。
友人が来て、早くカフェを始めろと言われる。
行くところがない。要はいっぱいやりたいのであろう。
最優先は、「命」です。
分かっちゃいるけど、鬱から認知の道も遠からずである。
もう少し、世が言う「最優先」を守ることにしましょう。
もうたたぬ それから浮気 あんめいね
2020年5月11日