絵のタイトルは、「あなたに会いたい」です。
今日のタイトルは、「塹壕を掘れ」です。
この地に引っ越してきたとき、借りた家には畑がついていた。
約半反(5畝)の広さであった。
一面、篠竹とセイタカアワダチソウで覆われていた。
鍬を打ち込もうにも、竹の地下茎が邪魔をした。
地域の方に、どうしたものかと相談した。
答えは、山際に「塹壕を掘れ」。篠竹の補給路(地下茎)を断てと言うものでした。
1.5mの塹壕を10m山際に掘りました。
塹壕に入り、季節風を避けながら、いただいた鴨の毛をむしりました。
のちに、剪定した枝を埋め込み土を掛けました。
台風がもたらす大量の雨の一次貯水ができました。
お陰で、畑の表土を流されることはありませんでした。
その後も、篠竹の地下茎を発見するごとに断ってきました。
畑を日陰にする山側の桑の木(20m、径40cm)を樵に依頼し伐りました。
まっすぐな4mの材木は、床柱(20年後)にすると、知り合いの大工が持って帰りました。
カフェの後ろの畑は、広さが2反。
こちらも篠竹に覆われていました。
山際まで伐って畑に放置しました。
10mも延びた3本の梅の木の枝もやっと昨年、剪定(枝打ち)しました。
これも畑に放置しました。
4年目にして、やっと伐ったこれらの枝の片づけができました。
山際に、高さ1.5mの枯れ枝の山が続くこと15mになりました。
山際に塹壕を未だ掘ることができません。
暫時、地下茎をいじめる予定です。
竹が諦めたころ、畑を耕運機で耕す予定です。
耕作放棄した畑の再生は、5年がかりです。
広い農地が再生されるのももうすぐです。
この畑に野菜を植える予定はありません。
一部は、カフェの駐車場として使います。
残りは、地域の方にこごみとわらびの株をいただき、植える予定です。
地域の方に、山菜を自由に採っていただけるようになるとよいでしょう。
畑の裏山には、孟宗竹が生えています。
借景にするには邪魔なので、伐る予定です。30本はあるでしょう。
一部は、ゴルフネットの支柱にします。
残りの竹を、生け垣にできればよいのですが、そこまで頑張れるでしょうか。
「塹壕を掘れ」と教えていただいて、3年半が経ちました。
塹壕が次から次に夢を運んできてくれました。
感謝です。
土に汗 背中の張りが さらに押す
2019年12月15日