故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

塹壕を掘れ

2019-12-15 10:45:40 | よもやま話

絵のタイトルは、「あなたに会いたい」です。


今日のタイトルは、「塹壕を掘れ」です。
この地に引っ越してきたとき、借りた家には畑がついていた。
約半反(5畝)の広さであった。
一面、篠竹とセイタカアワダチソウで覆われていた。
鍬を打ち込もうにも、竹の地下茎が邪魔をした。
地域の方に、どうしたものかと相談した。
答えは、山際に「塹壕を掘れ」。篠竹の補給路(地下茎)を断てと言うものでした。

1.5mの塹壕を10m山際に掘りました。
塹壕に入り、季節風を避けながら、いただいた鴨の毛をむしりました。
のちに、剪定した枝を埋め込み土を掛けました。
台風がもたらす大量の雨の一次貯水ができました。
お陰で、畑の表土を流されることはありませんでした。
その後も、篠竹の地下茎を発見するごとに断ってきました。
畑を日陰にする山側の桑の木(20m、径40cm)を樵に依頼し伐りました。
まっすぐな4mの材木は、床柱(20年後)にすると、知り合いの大工が持って帰りました。

カフェの後ろの畑は、広さが2反。
こちらも篠竹に覆われていました。
山際まで伐って畑に放置しました。
10mも延びた3本の梅の木の枝もやっと昨年、剪定(枝打ち)しました。
これも畑に放置しました。
4年目にして、やっと伐ったこれらの枝の片づけができました。
山際に、高さ1.5mの枯れ枝の山が続くこと15mになりました。
山際に塹壕を未だ掘ることができません。
暫時、地下茎をいじめる予定です。
竹が諦めたころ、畑を耕運機で耕す予定です。
耕作放棄した畑の再生は、5年がかりです。
広い農地が再生されるのももうすぐです。
この畑に野菜を植える予定はありません。
一部は、カフェの駐車場として使います。
残りは、地域の方にこごみとわらびの株をいただき、植える予定です。
地域の方に、山菜を自由に採っていただけるようになるとよいでしょう。

畑の裏山には、孟宗竹が生えています。
借景にするには邪魔なので、伐る予定です。30本はあるでしょう。
一部は、ゴルフネットの支柱にします。
残りの竹を、生け垣にできればよいのですが、そこまで頑張れるでしょうか。

「塹壕を掘れ」と教えていただいて、3年半が経ちました。
塹壕が次から次に夢を運んできてくれました。
感謝です。

土に汗 背中の張りが さらに押す

2019年12月15日
コメント
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