故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

励ましと甘え

2019-12-28 08:50:55 | よもやま話

熊の摩崖仏です。
このおっちゃんの「うっとり」を想像しています。


今日のタイトルは、「励ましと甘え」です。
料理人にとって、励ましは美味しいよであったり、客の数でしょうか。
同じように毎日ご飯を作っているお母さんにとって、励ましとはなんでしょう。
残さず、いっぱい食べてくれることでしょうか。

甘えとは何でしょう。
美味しいと言ってくれることだったり、残さず食べてくれることでよしと思うことでしょうか。
料理人は、さらに美味しいものを作りたいと、食材選びと技を磨くことでしょう。
お母さんは、冷蔵庫にあるものでさらに素早く作る。
それで、よいのでしょうか。

料理人がどんなに美味しいものを作っても、料金が高くては食べてもらえません。
病気になった子は、お母さんの作るものを食べたくても食べられない。

価値観が変わる。人それぞれ刻々と変わる事情を抱えている。
それぞれの料理人にとって、励ましを感じられなくなってしまった時、喜びは薄れてしまう。
そして、それぞれの料理は冷めてしまう。

励ましが無くても努力することが、なぜできないのでしょう。
励ましに甘えがあるからなのだと感じます。
私が書くブログにとって、読者の数が励ましです。
いいねと言ってくれてるような気持ちになるのです。
問題は、書いてる内容です。
もっと、読みたいなと思ってもらえることです。

励ましの意味を考えてみました。
強い子には、もっと頑張れという。
一生懸命やっているけど、なかなか成果が出ない子に、もっと頑張れとは言わない。
どちらの子にも、心に響く言葉はなんでしょう。

広さと高みを感じてもらうことでしょうか。
世の中は広いで、こうすればそれぞれ上手になるでと、力量に合わせた言葉を発する。
勉強はなぜするの、しなければならないの。
この問いに答えられる両親はいない。
お父ちゃんより偉くなるためや。と言えますか。思っていても言えないでしょう。
お母ちゃんだって、自分には当てないでと念じていたのです。

価値観に気づく。
高くてもこれを食べるために貯金をしてきた。
さっきまで冷蔵庫に入っていたものが、魔法のごとく好みの味付けで出てくる。
食べたい人は、それぞれの事情を抱えています。
より美味しいものを、お腹がすばやくいっぱいになるものを食べたい。
これって、励ましは要らないんじゃない。
それぞれの事情が、それぞれの答えを選ぶ。
それでよいのです。
応えるのは、料理人でありお母さんです。
応えつづけてくれるから、名店でありお袋の味なんです。
誰が、励ましを求めていますか。
淡々と想いを綴るようなブログで良いのです。
ああ、気持ちがすっきりしました。

ありがとう 顔見りゃわかる うっとりと

2019年12月28日
コメント
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