熊の摩崖仏です。
このおっちゃんの「うっとり」を想像しています。
今日のタイトルは、「励ましと甘え」です。
料理人にとって、励ましは美味しいよであったり、客の数でしょうか。
同じように毎日ご飯を作っているお母さんにとって、励ましとはなんでしょう。
残さず、いっぱい食べてくれることでしょうか。
甘えとは何でしょう。
美味しいと言ってくれることだったり、残さず食べてくれることでよしと思うことでしょうか。
料理人は、さらに美味しいものを作りたいと、食材選びと技を磨くことでしょう。
お母さんは、冷蔵庫にあるものでさらに素早く作る。
それで、よいのでしょうか。
料理人がどんなに美味しいものを作っても、料金が高くては食べてもらえません。
病気になった子は、お母さんの作るものを食べたくても食べられない。
価値観が変わる。人それぞれ刻々と変わる事情を抱えている。
それぞれの料理人にとって、励ましを感じられなくなってしまった時、喜びは薄れてしまう。
そして、それぞれの料理は冷めてしまう。
励ましが無くても努力することが、なぜできないのでしょう。
励ましに甘えがあるからなのだと感じます。
私が書くブログにとって、読者の数が励ましです。
いいねと言ってくれてるような気持ちになるのです。
問題は、書いてる内容です。
もっと、読みたいなと思ってもらえることです。
励ましの意味を考えてみました。
強い子には、もっと頑張れという。
一生懸命やっているけど、なかなか成果が出ない子に、もっと頑張れとは言わない。
どちらの子にも、心に響く言葉はなんでしょう。
広さと高みを感じてもらうことでしょうか。
世の中は広いで、こうすればそれぞれ上手になるでと、力量に合わせた言葉を発する。
勉強はなぜするの、しなければならないの。
この問いに答えられる両親はいない。
お父ちゃんより偉くなるためや。と言えますか。思っていても言えないでしょう。
お母ちゃんだって、自分には当てないでと念じていたのです。
価値観に気づく。
高くてもこれを食べるために貯金をしてきた。
さっきまで冷蔵庫に入っていたものが、魔法のごとく好みの味付けで出てくる。
食べたい人は、それぞれの事情を抱えています。
より美味しいものを、お腹がすばやくいっぱいになるものを食べたい。
これって、励ましは要らないんじゃない。
それぞれの事情が、それぞれの答えを選ぶ。
それでよいのです。
応えるのは、料理人でありお母さんです。
応えつづけてくれるから、名店でありお袋の味なんです。
誰が、励ましを求めていますか。
淡々と想いを綴るようなブログで良いのです。
ああ、気持ちがすっきりしました。
ありがとう 顔見りゃわかる うっとりと
2019年12月28日