故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

子育てのような地域おこし

2016-12-06 05:45:00 | よもやま話

印象より大人っぽくなりました。
今刻々と大人になっているのだと思われます。
楽しみです。


やっと始まったかと思う記事が載っていました。
ブレーキシステムや自動運転のシステム全体を売る部品メーカーが、
日本で活躍している。ドイツのメーカーです。

プロジェクトの仕事をしていると、
力があってリーズナブルな値段の会社に気付くことが求められます。
メガプロジェクトではなく小プロジェクトの場合のことです。
無理難題を押し付ける親会社。
必死に食らいつく中小企業。

どちらがより成長したかと言えば、後者の中小企業です。
親会社は、分業とセクショナリズムが横行し、持てる能力を殺す方向に向かっている。
後者は、生き残るため総合戦略で戦っている。この違いです。
30年前、マツダの孫会社に仕事を依頼しました。
マツダの仕事の合間にやるんならと引き受けてくれました。
素晴らしい出来栄えでした。価格もリーズナブルでした。

蒲田や川崎の中小企業が、跡継ぎ不足で工場を閉じて、
マンションになりつつあります。
Know-howというより、総合力が失なわれて行っています。

今日のテーマは、「子育てのような地域おこし」です。
子どもの個性のような色々なもの(物、者)を見るのが仕事です。
長所を伸ばし、欠点はそれなりに。
出来る子供とばかり付き合うことはできない。
困らせる子も立派に育てなければならない。
こんな風に子供に向き合ってきました。

地域おこしの仕事が、まさにそんな感じです。
地域には、同じような仕事をされる方が何人もおられます。
民生員がいながら、包括支援員が新たに設置される。
「包括支援員」とは、
地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、
介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関である。
「民生委員」は、近隣の住民が抱える悩み事などを解決するため、
福祉事務所に働きかけたり必要な支援サービスを紹介したりする
「地域のつなぎ役」。

長屋のご隠居、村の村長、校長や医者と坊主のような方々が、
よろず相談を引き受けてくれていた。
全国組織のピラミッドが、村に持ち込まれている感じです。
何とかならないものでしょうか。これでは総合力がそがれてしまう。
村で暮らすものは、多忙です。一人何役もこなさなければならない。
ここでも細分化され、セクショナリズムが持ち込まれています。
公民館、役所の会議室、多目的センター、学校の体育館や運動場、
行政指導による付け足しのような草もぐれの付属公園。
どれも稼働率が低いのです。行政の窓口ごとに作られています。
それに商工会の会議室が加わります。
すっからかんのカー助です。

地域おこしの仕事をしていると、
地域の方々は実に良くやっている。
横のつながりを持とうにも容易ではないと思います。
地域おこしは、専業でなければできないんじゃないかと思います。
片手間でできる仕事ではない。

それでもやらなければならない。
子育てが待ったなしと同じように。
子育ては、いろんなところと関わり合います。
親は一生懸命です。子供も一生懸命です。
世話焼き婆さんもデイケアに放り込まれるこの頃です。

この地域には、まだまだ「にたっ」と笑われるばあさんが多い。
「こわっぱめ」と言われているような、
「まだまだだな」と慰められているような爺さんが多い。

昼は働きに出る親に代わって、子育てに一生懸命です。
頼りがいのある爺さんや婆さんです。
床の間に飾られているようなジジババは見当たりません。

総合力を生み出すのは、個性の尊重から始まる想いを創ることです。
皆が役に立つ総合力です。
誰一人として、居ない方が良いなんてことがあってはならない。

夜泣きの子 鼻水つまり すすり出す

2016年12月6日
コメント
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