故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

草刈りの音

2015-07-13 07:15:53 | よもやま話
  
近くで野鳩がなく声がする。
野鳩が鳴くと、雨が降ると妻は言う。
今日もかんかん照りです。

ガシガシと草を削るおとがする。
空地の草取りを近所の女の方がされているのです。

遅くまで寝ることができました。
熱気が増してくる前のつかの間のひんやりとした空気を楽しんでいます。

草取り名人の女の方は、これで腰痛が治ったと言われます。
草取りは、秋まで続きます。朝晩根気よく続けられています。
頭が下がります。

これで人の役に立っていると実感することは少ないのです。

このご飯よく炊けてるね。どうやったの。
ゴーヤが美味しく料理できている。茄子の白肌はジューシーです。
採れたてのトマトは酸味が少しあって好きです。
田舎のトマトは、酸味が強くて砂糖を振って食べていました。
市場に出すために収穫したトマトは青いのです。
今朝採った枝豆は、とても甘いのです。止まりません。
野菜作り名人の先輩からいただきました。

私達は、二人で食事をする時はテレビを消しています。

美味しいね。
昼間の草取り格闘戦で疲れている私は、
食事のあとのお茶タイムには、椅子に座ったまま寝てしまいます。

生きていることが人の役に立っているのです。
誰かのために何かをしている。
誰からも誉められません。良いのです。
どんな感謝状や表彰状より、労いの一言が尊いのです。
悪さをいっぱいし、人の悪口を公言し、のうのうと生きています。
それでも生きていることが良いのです。

そこに行けばあなたに会えるのです。
あなたは無言です。私の胸に一杯の思い出が語りかけてきます。
ありがとう。生きてくれていて。

ひとひらの 枯葉が落ちる 埋め尽くす

2015年7月13日

コメント
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