新旧の木の色に挑戦
古民家を訪ねました。
何百年か経った古民家には、長年持ちこたえた木材の色があります。
長年、雁木として家を守った木の若葉の色があります。
わずかの挑戦では、色合いを引き出せませんでした。
古民家は虫から家を守るため毎日煙で燻すそうです。
この古色が出せないのです。
国立辺りの農家には、今でも家を守る雁木が植えられています。
四角に剪定した木々は、一枚の緑の屏風のようです。
中には、10mの高さ、横幅30mとなるものもあります。
ここまでなるのにどれくらいの年月を要したのでしょうか。
毎年、きれいにカットして来られたのです。
雁木と、高い天井の藁屋根は涼しい屋内を作っていました。
土間のひんやりとした空気は、故郷の台所を思い出させました。
汚れた農作業着を土間で脱ぎ、まず板の間に上がる。
食事など日常の生活を板の間で過ごし、寝る時に寝巻に着替え畳の部屋で休む。
翌日は、逆の着替えをし、また一日を過ごす。
合理的な生活スタイルだと思います。
風が通って行くのです。
通り抜けるように工夫があるのです。
私達は、先人の知恵を受け継ぐことができているのでしょうか。
工事現場は、鉄筋コンクリートの1階と鉄骨作りの2階です。
共に5mの軒高があります。
熱中症対策のため、1階と2階の温度を測定しました。
1階は28℃、2階は37℃でした。実に9℃の差がありました。
作業をするのは1階です。
借りているアパートは、2階建てです。
北側が道路、東側が空地、南側は隣室そして西側が路上駐車場です。
夏でも良く風が抜けます。
ゴーヤとへちまで緑のカーテンをベランダ(東側)に作りました。
ベランダ側の窓は、一日中解放状態です。冷房なしでもなんとか過ごせます。
日本家屋は、木、草、土と紙で造られていました。
貧しさの象徴のような家屋です。
現在の東京ジャングルで、どれだけの人々が
この良さを認識しながら生活出来ているのでしょう。
銀座では、屋上ガーデンの花々から、はちみつを集めているそうです。
そのはちみつの収穫時に、多くの人々が賞味していると聞きました。
ある小学校では、南側にへちまを植えて10m近くまで伸ばすそうです。
へちまの層は1m近くにもなるそうです。
へちまの層の日当たり側と日陰側では、実に10℃の温度差があるそうです。
空調は必要ありませんね。
キッコーマンでは、各種配管を建物南側の軒に設置されていました。
夏には、格好の日陰を作るそうです。
木の色からいろんな想いを巡らしました。
2015年7月16日
古民家を訪ねました。
何百年か経った古民家には、長年持ちこたえた木材の色があります。
長年、雁木として家を守った木の若葉の色があります。
わずかの挑戦では、色合いを引き出せませんでした。
古民家は虫から家を守るため毎日煙で燻すそうです。
この古色が出せないのです。
国立辺りの農家には、今でも家を守る雁木が植えられています。
四角に剪定した木々は、一枚の緑の屏風のようです。
中には、10mの高さ、横幅30mとなるものもあります。
ここまでなるのにどれくらいの年月を要したのでしょうか。
毎年、きれいにカットして来られたのです。
雁木と、高い天井の藁屋根は涼しい屋内を作っていました。
土間のひんやりとした空気は、故郷の台所を思い出させました。
汚れた農作業着を土間で脱ぎ、まず板の間に上がる。
食事など日常の生活を板の間で過ごし、寝る時に寝巻に着替え畳の部屋で休む。
翌日は、逆の着替えをし、また一日を過ごす。
合理的な生活スタイルだと思います。
風が通って行くのです。
通り抜けるように工夫があるのです。
私達は、先人の知恵を受け継ぐことができているのでしょうか。
工事現場は、鉄筋コンクリートの1階と鉄骨作りの2階です。
共に5mの軒高があります。
熱中症対策のため、1階と2階の温度を測定しました。
1階は28℃、2階は37℃でした。実に9℃の差がありました。
作業をするのは1階です。
借りているアパートは、2階建てです。
北側が道路、東側が空地、南側は隣室そして西側が路上駐車場です。
夏でも良く風が抜けます。
ゴーヤとへちまで緑のカーテンをベランダ(東側)に作りました。
ベランダ側の窓は、一日中解放状態です。冷房なしでもなんとか過ごせます。
日本家屋は、木、草、土と紙で造られていました。
貧しさの象徴のような家屋です。
現在の東京ジャングルで、どれだけの人々が
この良さを認識しながら生活出来ているのでしょう。
銀座では、屋上ガーデンの花々から、はちみつを集めているそうです。
そのはちみつの収穫時に、多くの人々が賞味していると聞きました。
ある小学校では、南側にへちまを植えて10m近くまで伸ばすそうです。
へちまの層は1m近くにもなるそうです。
へちまの層の日当たり側と日陰側では、実に10℃の温度差があるそうです。
空調は必要ありませんね。
キッコーマンでは、各種配管を建物南側の軒に設置されていました。
夏には、格好の日陰を作るそうです。
木の色からいろんな想いを巡らしました。
2015年7月16日