9月1日、乃木坂46真夏の全国ツアー2019明治神宮球場公演にて、キャプテン桜井 玲香が卒業した。
生駒里奈、若月佑美、川後陽菜らのインスタグラムで公開された画像に映ったバックステージに集結したOGメンバーがすごい。
宮澤セイラ(多分)、市来玲奈、川村真洋、生駒里奈、若月佑美、斉藤ちはる、伊藤かりん、斉藤優里、川後陽菜、生駒里奈、伊藤寧々、西野七瀬、伊藤万理華、深川麻衣、これに冠番組MCのバナナマンが加わっている。
OGだけ集めても、すごいグループが出来上がってしまうくらいの顔ぶれ。
8年間キャブテンを努めた桜井玲香がすべて送り出したメンバーであること、そのほとんどが集結したことを考えると、桜井玲香がいかに愛されていたかがわかる気がする。
桜井キャプテンの個人仕事のメインである舞台については、観劇したこともないから、あくまでネット上の評判でしかわからないから、ここで大したことは言えない。
ただ、舞台、それもミュージカルという分野でいえば、いまやレ・ミゼラブルに駆け上がった生田絵梨花とコゼットのダブルキャストが可能なのではないか、というくらい評価は高いと思う。
乃木坂の曲に関して言えば、桜井 玲香のボーカルは特にバラード系や歌い上げ系の曲では欠かせないバックボーンとなっていたと思う。
歌唱力と演技力、端正なビジュアルとお嬢様の雰囲気を今も十分残している品の良さから、舞台女優として今後もメジャーな舞台からオファーがかかるだろう。
乃木坂46をまとめるキャプテンとしては、強靭なリーダーシップがあったわけではないし、注意すべきところ・言わざるを得ない言葉については過去、生駒里奈などのメンバーに頼った部分もあっただろう。
しかし、自信の経験から、メンバー一人一人に寄り添う姿勢を見せ続けた人であったようだ。
ポンコツだけど憎めない、リーダーらしくないけど桜井玲香以外のキャプテンは考えられない、最初は運営押し付けの暫定キャプテンだったが、少しづつ成長しながら、先に紹介したOGたちも彼女に支えられたのだ。
女優として今後も活躍するであろうことは疑いのないところであり、彼女個人の卒業にはなんら不安はない。
問題はこれからの乃木坂46である。
今回、秋元真夏が2代目キャプテンとして指名された。
乃木坂内の人間関係のバランスを取るうえで、ほぼ全期生とコミュニケーションをもつ「人たらし」の天才であるまなったんであればキャプテンとしての働きはおそらく問題はないと思う。
課題はグループとしてのパフォーマンス。
桜井玲香は前述の通り、キャプテンとしてだけではなく、パフォーマーとして乃木坂のバックボーンだったが、今、その位置=歌唱力とダンス力がバランスしたメンバーという点では名前を挙げることができない。
歌唱力の点では3期生の久保史緒里が伸びしろ込みで桜井のあとを追えそうだが、ダンスという点ではどうだろう。
3期、4期の中から成長を待つしかないのだが、その間どうやってライブや音楽制作を支えていくか、これからの乃木坂の辛い部分だ。
※OG写真の中に川村真洋を発見した時にはホッとした。韓国で多国籍グループZ-Girlsに参加していたのに、2曲目のカムバックに不参加となっていたので健康上の理由かと心配していたが、そうではないようで安心した。3曲目のカムバックには是非元気に参加してほしい。