青天の霹靂。
何度かこのブログでもトラブル対応を記事にしていた SONY VAIO type N VCG-NS50Bの起動画面が、クリスマスイブに突然ブルースクリーンに切り替わり、それっきり起動しなくなってしまった。
このPCは昨年3月に液晶のバックライトが逝ってしまい、同じ機種をヤフオクで落として、HDDだけを換装して元の環境のまま、復活させたり、
その後にWindows7に上書きアップデートし、Windows10無料アップデートに備えていたが、アップデート途中で止まってしまうトラブルが頻発して解決しようとしている間に無料アップデート期間が終了してしまったり、
いろいろなトラブルに対処しながらなんとか持たせてきただけに、突然のブルースクリーンは精神的にも経済的にもショックだった。
起動ファイルの修復、旧筐体のRAMと交換してみたりもしたが、セーフモードでも起動できず、基板が逝ってしまったものと判断し、修理を断念した。
2007年に購入してから、いろいろ手を掛けてきた端末だったので、地味な機種ながら愛着は強くなり、もう修理が利かないという結論を出すのは辛いものだ。
先般も外付けHDDが逝ってしまい、バックアップ用に外付けHDDとBlu-rayドライブを購入したばかりだったのに。
ただ、改めて考えてみれば、いくら途中筐体を交換したとはいえ、基板は10年近い経年劣化はしてきていることをちゃんと考えておくべきだった。
中古で購入したのなら、それなりに寿命は短いのだ。
我が家は、PCからインターネットによる情報検索の利用機会が多く、PCの存在しない期間はあり得ないとして、やむを得ず、即時PCl購入することになった。
予算の関係でCPUはCore-i3にとどめ、画面はフルHD(1920*1080)にこだわり、ドライブは外付けBlu-rayドライブがあるので、DVDでもということで早速家電店のチラシを眺めてみる。
予算が厳しいなら、LenovoのThinkPadやらHPやDELLを検討するべきなのだが、カミさんはやはりサポートとオフィス搭載重視で国内ブランド機種を、とのお達し。
ノジマ電気のチラシに希望のCore-i3モデルが予算内で2機種掲載されていたので、早速相模原インター店に向かった。
1機種目は東芝のdynabookのEX/46というモデル。
メーカーカタログには無い家電量販店向けOEMモデルで、CPUはCore i3、画面はフルHD、ドライブはDVDマルチ。
2機種目はNECのLavie NS350EAというモデルで、同じくCore i3搭載、ドライブはBlu-rayだが、画面はHD(1366*768)。画面とドライブで一長一短というところだった。
在庫・展示品限りということだったので、まず在庫状況を聞くと東芝はもう展示品のみ、NECは在庫ありの状況。
比較してみて画面の精細さで東芝に惹かれたのだが、展示品のみということで躊躇していると、店員さんが同じ東芝の新型を推してきた。
広告モデルよりは若干値段が上がるが、なんとか予算内。且つ上がった分がその機種についてほぼ差額分のポイントクーポンが付くということから再検討し、今回購入に至った東芝dynabookEX/56。
当初惹かれたEX/46の冬モデルで、正式なカタログモデルではT55に相当する。両方のカタログを見比べたが、EX/56の差別化されているのはT55では標準装備されているワイアレスマウスくらいなもので、性能面では特に確認できず、ほぼ一緒。
新型としての魅力は筐体の強度が上がっていること。
HDDの上下を緩衝材でカバーし、且つ筐体底面にも補強がされていて、ちょっとした高さからの落下があっても耐えられる品質になっているらしい。
また、本体スピーカーはONKYOのチューニングを受けていて、それなりに良くなっているようだが、私自身は外部DACとFOSTEX PM0.1のスピーカーで音を出しているので恩恵は受けていない。
色は乳白色で、蓋板はヘアライン仕上げっぽくなっていて綺麗。キーボードは独立テンキーになっているので、数字入力がVAIOに比べれば非常に楽になった。
画面は精細且つ鮮やか目の色調。VAIOの時に導入した中古の三菱ディスプレイの画面が大人しく感じるくらいで、VAIOの液晶画面に比べれば格段の進歩。
まあ10年近く製造(設計)年度が離れているのだから、当たり前といえば当たり前だが。
CPUについてはCore 2 Duo P8400(2.26 GHz)から最新のCore i3 6100U(2.3GHz 2コア4スレッド)と動画のダウンロード、再生開始スピードの違いは明確に感じられる。
Core2Duoでもそれなりに満足していたので、中級クラスでも最新のCPUの性能がさらに進歩していることに驚かされる。
拡張性は十分。USB3.0*2 USB2.0*2の4つがあり、これにHDMIのディスプレイ端子と各種カード対応のスロットが付く。
光学ディスクドライブは筐体の左側にあり、右側のマウスと干渉しないのが嬉しい設計。
SONY VAIOは4年目でHDDが逝ってしまい、底板を開けてHDDの換装・RAM交換を何度も経験したが、はじめての東芝はどれくらいの耐久性があるんだろうか。これからが楽しみだ。