Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

AKB48 41st シングル選抜総選挙 / フジテレビ

2015-06-07 09:06:47 | Weblog

昨年、味の素スタジアムで川栄李奈の選抜入り、そのスピーチに感動してからもう1年がたってしまった。光陰矢のごとしを実感しつつ、今年のAKB総選挙を自分なりに振り返ってみる。

 

まず、すでにネットニュースでも流れているが、16位以上の選抜発表に入ってからの、CM割込のために入賞者のスピーチをことごとくぶったぎってしまった、ディレクションの対応の悪さだ。スピーチそのものが総選挙の肝であり、フジテレビも総選挙の中継はこれが初めてではないだろうに、サッカー中継のようにCMをもっと特定の時間に寄せるなどして、連続中継時間に余裕をもたせておく対策をすべきだった。これならスカパーで最後まで同時中継をさせてほしかった。(私はBSスカパーは見れないけど)

 

なんと19万票で指原莉乃さんが第1位となり、他を圧倒した結果となった。また、SKE48メンバーがAKBを抑えて、ランクイン人数最多となったのが、驚きだ。そんな中で、SKEの須田明香里さんがもっと伸びるかと思われたが、まさかの選抜落ち。毎度のことながら最後まで開けてみないとわからない選挙だ。

 

そんな混沌とした中で、前々回で記事にさせていただいた北原 里英さんが、11位にランクインした。2年ぶりの選抜ということ、また自己最高順位ということで、本当に嬉しそうだった。41stシングルの選抜というキャリアをもって、NGT48に取り組むことが出来るのも、きっと本人の自信につながるだろう。組閣のときと同じように「凛」とした雰囲気に加えて、キャプテンとしての貫禄が早くも見えてきたようだ。

 

そして、今回もっとも驚いたのが、9位の島崎 遥香さんのスピーチだった。マイペース、塩対応とまあ普段の言動が個性的すぎる故に誤解されやすいが、AKB旅少女で9期生同志の旅の中で、同期を大事に思う一面を見せていた。そして今回、おそらく期待していた結果には届かなかったのだろう、悔し涙を流しながらも、同期である次期総監督の横山 由衣さんを支えて、AKB48の第2章を作りたい、という内容だった。マイペースな彼女が、それだけグループのことを考えているというギャップは、福岡ドームの観衆すべてを驚かせたに違いない。司会の徳光アナも素晴らしいスピーチと褒められていた。あとで録画した島崎さんのスピーチをもう一度しっかり聞いてみたい。

 

80位までの全体では、SKEとHKTの勢いが止まらない。そんな中、AKB本店の若手で大和田南那さん、小嶋眞子さん、岡田奈々さん、田野優花さんらがランクインし、そしてHKTの児玉 遥さん、SKEの須田明香里さんを抑えて、武藤 十夢さんが選抜入りした。総選挙では少しづつ順位を上げながら、足掛け5年でようやく選抜に届いた、まさに努力は必ず報われるを体現したような軌跡。そしてスピーチの中ではただ喜ぶだけではなく、AKBの顔になれるよう頑張りたいと選抜の意味をしっかり捉えているのが印象的だった。

 

グループとしては、SKEの選挙での強さをまざまざと見せつけられたが、テレビ中継で印象的だったのはHKTのメンバーだった。同じグループのメンバーの名前がコールされるたびに、メンバー全員が席を立ってハイタッチを交わしている場面が何度となく流れていた。指原莉乃さんがメンバーに感謝したくなるのも納得できるくらい、絆が表に見えていたグループだ。地元開催という面を差し引いても、指原さん、多田愛佳さんらのリーダーとメンバーの間が限りなく近く見えた。このチームワークが続く限り、HKTはまだまだ伸びていくかもしれない。

 

昨年の選抜からは、小嶋陽菜さん、松井玲奈さん、川栄李奈さん、生駒里奈さんの4席が空いたことで、誰が選抜に飛び込んでくるか分からない、混沌とした感が強かったが、結果、北原里英さん、松村香織さん、高柳明音さん、武藤十夢さんが入り、渡辺美優紀さんが返り咲きとなった。松村さんの選抜入りも驚きだが、指原さん曰く「アイドルとしては特殊な存在」を受け入れるAKBファンの懐の深さが見える結果なのかもしれない。

 

今回選抜入りした中で、北原さん、島崎さん、高柳さんといったメンバーはAKB48旅少女に出演していて、選抜入りへの思いを吐露する場面が放映されていた。こうした声がファンにはすごく響くところなのかもしれない。特に島崎さんの同期生(9期)への想いを番組で知ると、島崎さんのスピーチに涙する横山さんや島田さんの表情に感動してしまった。