Afternoon Avenue 25 (by hide_boo)

Perfumeと乃木坂46、IZ*ONEなどのアイドルやクルマやバイク、好きなものついて、だらだら綴ります。

EOS kiss X7 / CANON

2014-07-30 23:03:20 | Weblog

 

とうとう購入してしまったデジタル一眼レフカメラ。それもNIKONではなくCANON!!。フィルムカメラはNIKONを3台使ってきたから、宗旨変えかいな?と揶揄されてもいたしかたない。EOS kiss X7、まずはファーストインプレッションと購入経緯について。

 

先日、高崎~水上間を走るSLみなかみ、それもD51に乗る機会があり、せっかくだからカメラも今までのパナソニックFZ18とIXY30Sのコンデジ組み合わせだけではなく、ちゃんとした一眼を買いたい、と我が家の財務大臣である家内からの提案があり、ちょっと衝動買いの気もあったが、気が変わらないうちにとすぐさま買いに行った。

 

当初はニコンのD3300を購入する方針で、基本性能についてはフィルム一眼のNIKON F70との比較を交えて家内に説明し下準備をした上でカメラ屋さんへ。まずD3300をハンドリングして本体410gという軽さを実感し、家内もまずは好感触。しかし、隣にあったEOS kissを手に取りファインダーをのぞいた瞬間、あれこっちのが明るいという家内の声。私ものぞいてみると、F値と倍率の同じズームレンズをつけたD3300よりもEOSkissの方が確かに明るい。スペックを見るとファインダーの視野率は95%と同じだが倍率は3300の0.85倍に対してKISSの0.87倍とほんの少し良い。もちろんミラーやレンズの仕上げ方による違いの方が大きいと思うが、ファインダーの明るさって少しでも撮影対象を捉える上でとても重要だと思っていたので、NIKON派だった私はちょっとショック。

 

他のスペックでは画素数や連写速度などはD3300の方が2400万画素に秒あたり5コマと上で、加えて上級機と同じにローパスフィルターレスで解像性能を向上させた最新スペックなのだ。それに対して、EOSkissX7は1800万画素、連写秒あたり4コマと劣っているのだが、本体重量は370gと軽く、今回の購入目的である旅行用カメラとしては一番重要なスペックは優れていた。ちなみに去年運動会で使ったフィルム一眼のF70は秒あたり3.7コマだったので、秒4コマあれば昨年同様の連写が出来る上にフィルムの36枚制限を気にする必要がなくなる。

 

フィルムカメラ時代のNIKONのレンズがあるとはいえ、製造年代が古く、最新のデジタル一眼で光学性能やAF機能が使えるのかは分からないし、こだわるほどの問題ではない。ファインダーが明るくて、軽くてハンドリングしやすい、これで決めてしまっても良いと思えたのだ。

 

価格的にも、D3300の価格に対して、ダブルズームキットにフィルターと予備バッテリーにSDHC32GBSDカードまでつけてトントンだったという予算的な優位もあり、購入決定。

 

キットレンズの内、18-55mmのズームについては、手ぶれ防止もありステッピングモーターなるものが内蔵されていて、AF音などが静か。旅行中もほとんどこのレンズで大概のものは撮影できた。まあ、フィルム時代に愛用していたタムロンの17mm-250mmズームを追加購入したいところだが、SL撮影や家族のポートレートには十分だった。コンデジでは厳しかった背景のボケ加減も格別。そして軽さは旅行中機動性、携帯性の面でほんとに重要な性能だ。バックパックからさっと取り出せてすぐに撮影に入れるし、ストラップで首からぶらさげてても、さほど重量を感じない。これで一眼なのだから、恐れ入る。

 

NIKONのD3300も2400万という画素数はA3以上のサイズのプリントには優位であり、そのニーズがあればNIKONを選ぶべきだと思うが、A4以下であれば1800万画素でも十分であり、機動性の高さでKISS X7を選ぶのも十分有りだと思う。

 

専門誌ではEOS Kiss X7の画質は最近のミラーレス一眼と比較されると決してアドバンテージはもってはいない。だが、CANONらしい自然な人肌の色合いなどはIXY30Sとも共通したもので、私の眼には非常に綺麗に写る。納得できる画質と機動性を備えるカメラ、EOS KissX7は悪くない。

 

実は同じシリーズにX7iという機種があり、本来はこちらがEOSKissシリーズの本命版だった。しかし液晶画面のバリアングル化など高機能と引き換えに特徴であった軽量さが失われた為、このX7が作られたという経過があるらしい。つまりはメーカーのモデル展開の意図に素直にのっかってしまっているのが少し嫌な気もするが、はい、その通りに選びましたと言わざるを得ないだろう。

 

蛇足だが、2日間の旅行で750枚撮影したが、予備電池は不要でまだまだ撮影できそうなくらい余力があった。(但しファインダー撮影が中心だが)これは驚きの省エネ性能だ。