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Untersee-Boot

あるいは感想記として

行ってきました、千秋楽

2015年03月07日 | 現代狂言Ⅸ
板橋区立文化会館大ホールで行われた、現代狂言Ⅸの千秋楽公演へ行ってきました。

              

楽しかった現代狂言祭りが終わってしまい、涙涙(笑)。
すべてのものはうつろいゆく(by大神様)というのはわかっていても、ホントに名残り惜しい限りです。
何度観ても、笑って泣いて感心しての現代狂言Ⅸ。
出演者並びにスタッフの皆々様、お疲れ様でした、であります。
あ、ちなみに、来年3月の4日5日に国立能楽堂で現代狂言Ⅹが行われることが決まっている、と万蔵さんが話していましたので、早速カレンダーにチェックをしておきました(笑)。

詳しい感想などは、また後日に書ければと思っていますが、今日の千秋楽公演。
古典の「棒縛」では、南原さんは顔に汗を浮かべての熱演でした(いつも熱演していたと思いますが、今日はちょっと舞台上は暑かったのかな?あるいは今日初めて気づいただけかもしれませんが)。
「茸」では、石井ちゃんが途中でセリフを飛ばしてしまい、変な間があいてどうなることかと思いましたが、無事に切り抜けて何よりでありました(笑)。
そして、新作の「ことだま交差点」。
大神様から「最近言葉使いが怪しくなってきた人間界へ行き、人の心のうちにある美しい言葉を引き出し心を明るくせよ」という命をうけた南方朔・・・。
初めてパンフレットのあらすじ紹介を読んだときに、東方朔ではなく南方朔か、と思わずニヤっとしてしまいましたが、これがわかる人はどれくらいいたんでしょう?(笑)
舞台が始まる前のアンケートでは、初めて現代狂言を観る人がいつもだいたい7割くらいでしたので、ほとんどの人にはピンとこない名前だったかもしれませんが、旗揚げ公演から観てる人間にとっては感慨もひとしおでありました(笑)。
でも、作品は懐古趣味とは無縁。
「連句」と同じ「ことば」をテーマにした作品でしたが、9年経ってより洗練された舞台になってました。
現代狂言と「ことば」というのは相性がいいのかな?とか、茸を人間がやるんだから「ことば」を人間がやってもいいよな~とか(笑)、森君はやはりダメサラリーマンが似合うな~とか(笑)、最後のほうでことだまたちが順に立ち上がりながら「心は・・」と言う場面、何度観ても涙目になっしまうな~(笑)などなど、感想は色々とあるのですが、そんなこんなの話はいづれまた。

カーテンコールは2回。
まず南原さんがご挨拶。
稽古場が(板橋文化会館の)近くの東長崎にあるので、このあたりには縁があるし、来ると落ち着く。
それから、照明もセットも何も変わっていない・・といういつもの話(笑)。
あと、現代狂言の発案者である故万之亟さん、それを引き継いだ万蔵さん、そして現代狂言にかかわったスタッフに拍手を、と言って会場のお客さんとともに拍手をしていました。
万蔵さんは、現代狂言も最初は手探りだったが9年間やってきた。
古典もやり、現代のものとも融合していければ。古典も死なずに生きている。
そして今回は、石井ちゃんと初めて参加した三浦祐介さんも挨拶をしてました。
恒例のサプライズは、時間をとってたっぷりと、南原さんは最後まで客席を回ってました。
森君は早目に舞台に戻り、棚倉の時と同じように♪スマッホッホッホ♪の踊りを舞台上でやっていましたが、今回は全然ウケず(笑)。
万蔵さんに促されて踊っていた森君は、恥ずかしそうに笑ってました(笑)。
いつものように石井ちゃんが締め、全員退場しますが、和田さんと稲葉さんの合図で演奏が始まると会場は再び大きな手拍子。
今回は、南原さんと万蔵さんの二人がが橋掛かりから登場しましたが、南原さんは「(楽士の二人の)囃子にのせられてパンパン(手拍子を)やってませんでしたか?」と言って笑いをとってあと(笑)、「身近なところからいい言葉を使って、いい世界になれば」という話をしてました。
万蔵さんは、会場に来ているチビッコに、「狂言ことばで遊んでね」「ござると言ってみて」と、狂言の普及に余念がありませんでした(笑)。
最後は、南原さんは橋掛かりでムーンウォーク&コケ芸で退場。
舞台上に残った和田さんと稲葉さんは、演奏を終えるとガッチリ握手。
そしてジョニ男さんのいつものポーズをしたあと、二人も茸になって退場(笑)。
「面白かった~」という声がそこここから聞こえる中、17時13分、大きな拍手と手拍子の中、大団円&大団円で幕を閉じた現代狂言Ⅸでありました。



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