
現代狂言Ⅸの感想は鋭意執筆中ですが、その前に、これまで書きそびれていたところのレポなどを少し。
現代狂言Ⅸでは、最初のご挨拶は弘道お兄さんとドロンズ石本君。
弘道お兄さんが狂言ふうの自己紹介をして、石本君は狂言ふうの喋りから普通の自己紹介に変わる、というので毎回笑いをとってました。
そして、弘道お兄さんが「現代狂言を初めて観る人は?」という質問(どの公演もだいたい7,8割は初めてでした)。
石本君は「この冬ダイエットに失敗した人?」というアンケートをとってました(笑)(板橋公演では「(最寄り駅の)大山駅は急行が止まらないんだ?と思った人」という質問(私もそう思いましたが、手は挙げませんでした・笑))。
それから、各番組のあらすじ紹介では、石本君が「棒縛りは、棒が出てきます」「詳しくはパンフレットを見てください」とザックリとした紹介をしてました(笑)。
あとは、万蔵先生は「厳しい目で見てください」、南原さんは「優しい目で見てください」と言っていた、という話や。
石井ちゃんが「茸」の主役の山伏をやるけどピッタリの役。
今回初めて参加した三浦さんは現代狂言のファンで何年も前から万蔵先生にお願いしていて今回参加することになった(国立能楽堂2日目夜公演では、石本君が「初登場で古典に参加するというので、僕らもピリピリして・・」という話もしてました)。
それから、三浦さんがお願いして現代狂言に参加・・という話から、石本君が「僕もお願いしてウッチャンナンチャンに・・ウッチャンと変わってもらおうかと・・」という話を、初日昼と棚倉で話してました。
あとは、狂言を観るコツは、弘道「3分間待ってください」石本「そうすると美味しいラーメンが出来ます」(国立能楽堂2日目昼)、(夜公演では、弘道「3分間我慢してください」石本「寝るのをね」でした)というやり取りなどもがありつつ、古典狂言「茸」に出てくる茸は人が演じる、という話も(棚倉では、石本君が「きのこ、バターでやると美味しいんですよね」という話をしてました・笑)。
普通はお面をつけて茸を演じるが今回はお面はしない、茸を演じるのは大変で弘道お兄さんも「今まで感じたことのない痛みを膝から下に感じた」という話から、実際に舞台上で茸をやってみることに。
「どうぞどうぞ」と譲りあいつつ、まずは石本君が、つま先立ちで座って膝から下だけを動かす茸を実演しますが、顔を赤くしてゆっくりと進むだけでほとんどその場を動けず(国立能楽堂2日目夜は「デブがちょっとやっただけで拍手をいただき」と言ってました・笑)。
続いて、弘道お兄さん実演。
上半身をほとんど動かさず軽快に動く弘道お兄さんには、大きな拍手がおこってました。
・・・という感じで、毎公演、7,8分のご挨拶をしてました。
それから。
棚倉公演では、古典の「棒縛」と「茸」の間に、弘道お兄さんと石本君がもう一度出てきて、狂言のレクチャーを6分くらいかけてしてました。
「言葉わかりました?」「だんだん昔の言葉もわかってくる」という話のあと、「クイズ・狂言は何時代?」というクイズコーナー(笑)。
室町時代、江戸時代、青春時代、というベタな出題をして笑いをとったりしつつ(笑)、「600年ずーっと続いてる」「600年前の人も同じように笑ってる」という話をしてました。
それから、「棒縛」に出ていた後見人についての説明も。
後見人は、もし演者の誰かが倒れたりしたら代わりに演じる、なので台詞なども全部覚えている。
石本君も現代狂言で後見人をやったことがあったが、足がしびれた(石本君が後見人をやったときの話はうろ覚えですが、だいたいそんな話でした・笑)。
あと、「(棚倉公演の舞台上に作られた橋掛かりに比べ)国立能楽堂の橋掛かりは5倍くらいある」。
そして、午前中に狂言の勉強会をしたという小中学生も会場の後ろのほうで観ています、という話などもしてました。