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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 5/23

2009年05月24日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは棒高跳びの澤野選手。

今回は、恒例の10の質問で棒高跳び話をあれこれと。
オリンピックは何回出ても感動する、アテネでは競技場に足を踏み入れたとき観客が盛り上がっているのを肌身で感じて感動して涙が出そうになった。
北京では決勝に残れなかったがそのとき持ってる力を全部出し切れたから後悔はなかったが、終わった瞬間にもう一回やってやろうという気持ちを奮い起こさせてくれた。
棒高跳びは、ポールの硬さや助走のスピードや距離、バーの位置など(棒を挿すところから前後に80センチまで変えられるそうです)決めなければいけないことが色々あるので頭を使うスポーツだ。
・・という話などがありつつ、"1つの高さで跳べるのは3回までだが、ホントはもっと跳びたい?"という質問も。
澤野選手いわく、「一本でも多くその競技場のその雰囲気の中で跳んでいたい」とのことでしたが、

南原 「あれ、でも、体どこがだんだん疲れていくんですか?」
澤野 「全身疲れてきますね」
南原 「はい」
澤野 「やっぱり全力で走りますし」
南原 「はぁ~~」
澤野 「ただ踏み切ったあとはもう、腕も使いますし、体も腹筋も全部使いますし」
南原 「はい」
澤野 「試合が終わった次の日っていうのは、もう全身筋肉痛ですね。手のひらも筋肉痛ですね」
南原 「えぇ~!?手のひらまで!?」
澤野 「はい。なので次の日の朝とか、コップを持ったりペンを持ったりするのがけっこう辛かったりします」
南原 「でも、それが快感なんでしょ?」
澤野 「はい」
南原 「アッハハハハハハ」
澤野 「ハッハハハハハハ」
南原 「「いや~、俺使っちゃった、筋肉痛~」みたいな」
澤野 「「手のひら筋肉痛だ、やべ~これ」って思いながら(笑)」
南原 「嬉しいんでしょ?(笑)「ウ~っ」つって、「来てる来てる、俺まだいける」みたいな感じで」
澤野 「(笑)」

というやり取り(笑)。
筋肉痛になってちょっと嬉しいというのは何となくわかりますが(笑)、手のひらまで筋肉痛になるとはビッくら仰天。
普通に生活していてはなかなか体験できない、棒高跳び選手ならではの"棒高跳びあるある"でありました(笑)


それから、棒高跳び選手はみんなファミリーで、ライバルだけどお互い風や踏み切りの位置を見あったりして試合をしてる、という話もしてましたが、そういえば、室伏選手も「ハンマー投げの選手はみんなファミリーで・・」という話をしてたような記憶がありますし、日本で大会があったときには室伏選手が外国人選手を食事に誘ったりしてたっけ。
敵ではなく、共に競い合うライバルでありファミリー、というのはちょっといい話・・出川哲っちゃんふうに言うと「ヒヒ話」という感じです(笑)。
ちなみに、澤野選手は試合中はサングラスをして相手に自分の調子がばれたりしないようにしているそうで(サングラスをかけてるもう一つの理由は目が疲れないようにしているからだそうです。目の疲労は溜まりやすく大きいとのことでした)。
このへんは、ファミリーといえどもシビアな世界であります(笑)。


"海外遠征に行くときはいつも一人だ?"という質問には、「はい」と答えていた澤野選手。
で、

澤野 「いっつも一人ですね」
南原 「一人」
澤野 「はい。一人でポール担いで」
南原 「はい(笑)」
澤野 「リュックしょって」 
南原 「はい」
澤野 「スーツケース持って」
南原 「はい」
澤野 「空港ウロウロしてますね」
南原 「で、ホテル入るのも棒高跳び・・入るわけですね」
澤野 「入りますね」
南原 「チェックインも」
澤野 「チェックインも全部」
南原 「あぁ」
澤野 「一番困るのは自動ドアとか」
南原 「ハッハハハハ」
澤野 「開かないんですよね」
南原 「ハハハハハハ、開かない?(笑)」
澤野 「だから誰かが来て開けてくれるの待ってるっていう」
南原 「そんな悩みがあるんだ!?」
澤野 「ハッハハハハ」
南原 「じゃ、棒高跳び後ろにして入るしかないですよね、だって」
澤野 「そうすると」
南原 「はい」
澤野 「あの、後ろが長いじゃないですか」
南原 「はい」
澤野 「あの、開いても入ってく間に、棒が挟まれてしまうんですね」
南原 「「面倒くさい・・」」
澤野 「ハッハハハハハ」
南原 「「面倒くさい客があらわれたな、何だこの人たちは」っていう」
澤野 「はい(笑)」
南原 「あ、それはファミリーになりますよね」
澤野 「はい(笑)」
南原 「同じ、共通の悩みがあるわけですもんね」
澤野 「はい」
南原 「へぇ、なるほど」

という話も(笑)。
棒高跳びの棒を持ってホテルに入れずウロウロしてる姿は、なんかコントみたいだな~(笑)。
横にしたらつっかかって入れないし、縦にすると自動ドアが閉まっちゃう・・・チャップリンあたりがそんなコントをやっててもおかしくない感じですが(笑)、とにもかくにも、世間の人は知らない苦労を棒高跳び選手はしてるということがよくわかるエピソードでありました(笑)。


あとは、

南原 「僕、澤野選手をね、先週からずっと見てるんですけども、社交ダンスやったらいけますよ」
澤野 「社交ダンス」
南原 「いけます」
澤野 「ホントですか」
南原 「はい」
澤野 「やったことないんですけども」
南原 「その背の高さと」
澤野 「はい」
南原 「その体を・・社交ダンスも体をすっごく自分がどうなってるっていうのを、すごく考えながらやるんで」
澤野 「あぁ~」
南原 「いけますねぇ~」
澤野 「いけますか」
南原 「今からだったら」
澤野 「ハッハハハハハ」
南原 「日本王者くらいにはなれるんじゃないですかね」
澤野 「ハッハハハ、そうですか(笑)」
南原 「はい」
澤野 「社交ダンス部で」
南原 「社交ダンス部で」
澤野 「(笑)」
南原 「これ、そんな背が高くて顔が小っちゃいから、逸材だな~とずっと思ってるんですけどね」
澤野 「ハッハハハハハ」
南原 「(笑)」

というやり取りがあったり(笑)、棒高跳び選手にとって6メートルは夢であり一つの大きな目標という話や、コーチやトレーナーなど色々な人に支えられているし応援してくれるお客さんがたくさんいるので棒高跳びは孤独な競技ではないという話もしてました。
それから、助走は前に進むためではなく高く跳ぶために走る、ただ前に進んでるだけだと(跳んだとき)前に行ってしまうので水平方向のエネルギーを垂直方向に変えてあげる助走をする・・という話もしていて興味深く聞いてしまいましたが、これについては時間がなかったせいかあまり深い話を聞けずちょい残念。
深く掘り下げれば助走だけで1時間ぐらいの番組が出来そうですが(笑)、それはまたの機会に期待したいと思います(そんな機会があるのか?・笑)。


澤野選手は、冷静な喋り&ストロベリーボイス(笑)でFMのDJでもやったら似合いそうな感じでしたが(笑)、そんな喋りで語られる世間にはあまり知られていない棒高跳び話を、南原さん同様興味津々で聞いてしまった30分でありました。



『スポーツドリーム』 5/16

2009年05月17日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、棒高跳びの澤野大地選手。

まずは、

南原 「さぁ、えぇ、澤野選手です。よろしくお願いします」
澤野 「よろしくお願いします」
南原 「えぇ~何かね、身長はどれくらいあるんですか?」
澤野 「身長は183です」
南原 「183」
澤野 「はい」
南原 「183あるんですけども、顔が小さいですよね」
澤野 「よく言われますね(笑)、はい」
南原 「ねぇ、ビックリした。何かすごい顔が小さくて、何・・小鹿みたいな」
澤野 「ハッハハハハ、小鹿(笑)」
南原 「ハッハハハ、何かイメージがね、もっと何かゴッツい感じがするんですけども陸上の選手っていうことで、えぇ」

というやり取りで番組はスタート(笑)。
男性のアスリートに対して「小鹿みたい」という例えは褒め言葉なのか?という疑問も湧きますが、それはさて置き(笑)。

あまり馴染みのない棒高跳びについて、興味津々という感じで話を聞いていた南原さん。
澤野選手いわく、
棒高跳びのポールには規定がない、物干し竿でも竹でも長さ100メートルのポールでもいい。ポールを運ぶときは国内では宅配便を使ったり(断られることも多いそうです・笑)車に載せて自分で運んだりしてる、空港にも担いで行きチェックインをする(いきなり行くと断られるので事前に連絡をするそうです・笑)。
とのこと。
う~む、どれもこれもビッくら仰天の話です(笑)。
いや、棒高跳び選手にとっては当たり前のあるある話かもしれませんが(笑)、棒高跳び素人の私は、南原さんと同じように興味津々で澤野選手の話を聞いてしまいました(笑)。
あと、棒高跳びのポールを持って走るときは、ホウキを手のひらに立てたときに倒れる方向に向かって走るような感じで走り、ポールが倒れる勢いを使って自分が加速していく、という話も面白く、棒高跳び基礎知識をひとつ勉強してしまいました(この先棒高跳びをすることはないと思いますが・笑)。
あとは、棒高跳びは踏み切りのあとは体操の鉄棒や吊り輪の動きと似ているという話(そういえば以前ブブカが吊り輪の練習をしてたのをテレビ見たことがありました)や、助走はリズムが大事という話などがありつつ、

南原 「前、俳優の松山ケ○イチ君に話聞いたことがあるんですけど、彼も棒高跳びをなんかやってて」
澤野 「はい」
南原 「その、越えた瞬間がね」
澤野 「はい」
南原 「バーを越えた瞬間が、空を跳んでるような感じがしてすごい気持ちがいいんだと」
澤野 「もう、ホントに言葉では表せないぐらい、と~ても気持ちいいですね」
南原 「あ、もう超えた瞬間ですか、気持ちいいのは」
澤野 「あの~ちょうど人間の体が上に上がって落ちる、その、重力がゼロになるところ、フワッて感じるところがすごく気持ちいいですね」
南原 「その瞬間が」
澤野 「はい」
南原 「もう時間にしたら何秒か、もうわずかな時間ですけども、すごく長く感じるんですか?」
澤野 「ホントに長く感じますね。それが特に自分の、あの~、理想通りの動きが出来て」
南原 「はい」
澤野 「また、その架かってるバーを大きく越えてったとき」
南原 「はい、はい」
澤野 「余裕で越えてったときというのは、もう最高に気持ちいいですね」
南原 「あ、全然余裕で超えて」
澤野 「はい」
南原 「あれ、見ててね、僕ら見ててね、余裕で超えてるときあるじゃないですか」
澤野 「はい」
南原 「「なん・・もったいない!」」
澤野 「ハッハハハハ」
南原 「「もっとバーを上げときゃよかったのに」っていうのが」
澤野 「そうですよね」
南原 「見てる僕らは思うんですけども(笑)」
澤野 「はい、もったいないですよね」
南原 「(笑)」
澤野 「(笑)」
南原 「「何だよ、それもっと上げとけよ!」とか」
澤野 「そうなんですよ、一コ前の高さはすごく超えたのに」
南原 「はい」
澤野 「10センチ上がっただけで全然跳べなくなっちゃったりとか」
南原 「それ、やっぱり、何・・無意識にプレッシャーかかってるんですかね?」
澤野 「無意識に何かそのバーの高さっていうものを意識してしまってるんでしょうね」
南原 「意識してしまうと」
澤野 「はい」
南原 「なかなか難しいものですか」
澤野 「それが棒高跳びのいちばん難しいところだと僕は思ってます」
南原 「はい、はい」
澤野 「目の前に超えなきゃいけないバーがあって」
南原 「はい」
澤野 「記録が表示されていて、自分もその記録に挑む気持ちでいて、お客さんもその記録を跳ぶんだっていう視線で見られるんで」
南原 「これ、今、考えたら、あ、そうですか。棒高跳びって今からこの人は「5メーターいくつ跳びますよ」ってことでやるわけですよね」
澤野 「はい」
南原 「それね、ま、これ例えはどうかわかんないですけど、僕らお笑いでね」
澤野 「はい」
南原 「「今からこのギャグ言いますよ」」
澤野 「ハッハハハハハハ」
南原 「「必ず笑ってください」って、めちゃプレッシャーですよ」
澤野 「(笑)そうですね(笑)」
南原 「まさにハードルを下げる感じで」
澤野 「はい(笑)、ハッハハ」
南原 「ハードルを最初っからみんなに表示してね」
澤野 「はい」
南原 「「俺、やる男ですよ」ってやる」
澤野 「アッハハハハ」
南原 「それはキツいですよ!」
澤野 「(笑)」
南原 「ねぇ~!」
澤野 「そうですね(笑)」

という話も(笑)。
棒高跳びとお笑いに共通点なんてないと思っていましたが、南原さんの例え話を聞いて目から鱗(笑)、そして、実感のこもった例えに大いに納得でありました(笑)。


その後は、南原さんも澤野選手も第一子の長男で同じ、という話で、

南原 「だいたいアスリートは次男とかね、第二子が多いんですよ」
澤野 「多いですね、はい」
南原 「いちばん長男でっていうのは、珍しいなと思って」

というやり取り(南原さんの、アスリートは次男が多い理論はあながち間違ってないようです・笑)などがありつつ・・。
あ、書き忘れたことがひとつ。
澤野選手のリクエスト曲がかかっているときに、アナウンサーから「JR山手線は4時過ぎに東京駅で起きた人身事故のため内回り外回りとも運転を見合わせています」という速報が入っていましたが・・・ん?この速報が流れていたのは5時半前、ということは、昨日のしん平さんのマクラでの話は、ネタではなくホントの話だったのか!?(笑)
う~む、てっきりネタかと思ってました。失礼しました(笑)。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 5/9

2009年05月10日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは大竹奈美さん。

今回は、恒例の10の質問でサッカー話などをあれこれと。
"サッカーの試合を観ていると今でもつい大きな声が出る?"という質問には、「はい」と答えていた大竹さん。
応援をしているので、「得点を入れられそうになった時とかは必ず「「絶対入らない、絶対入らない、絶対入らない」って(笑)、そういうお祈り(笑)」をしているという大竹さんに、南原さんは「小学生か(笑)」「祈りというか、何か呪いみたいな感じ」「謎の呪い女」というツッこみ(笑)。
確かに、祈りと呪いは紙一重という感じですので、言いえて妙な南原さんのツッこみにチョット笑ってしまいました(笑)。
その後は、WBCの侍ジャパンを観て感動しすぎて泣いてしまった、あの緊張感の中で打ったイチロー選手は格好良い、という話などがありつつ、"料理にはちょっと自信がある?"という質問も。
大竹さんいわく、「ホントはすごく自信がある」とのことでしたが、男の人に1回も作ったことがない、彼氏いない歴は8年目に突入・・という話になり(笑)、"正直結婚の予定は当分ない?"という質問では、

南原 「まぁね、(彼氏いない歴)8年ですからね~」
大竹 「しょうがない・・」
南原 「彼氏は欲しいんですよね?」
大竹 「彼氏とかは・・」
南原 「結婚もしたいんですよね?」
大竹 「はい、したいと思います」
南原 「どういう家庭を築きたいんですか?」
大竹 「あの、楽しくて」
南原 「うん」
大竹 「やっぱり、こう、お互い思いやりがある」
南原 「うん」
大竹 「何かそういう家庭がいいです」
南原 「・・・はぁ~~(深いため息)」
大竹 「えぇ?(笑)ハッハハハ」
南原 「いやいや、間違いじゃないんだけど」
大竹 「合ってますか?」
南原 「合ってます合ってます合ってます合ってます。あ、自分のアピールポイント言いましょう。もしかしたら、ここの今聞いてるリスナーの方が」
大竹 「はい」
南原 「こういう出会いってあるかもわかんない、「あ、こないだ僕ラジオ聞いてたんですよ」ってあるかもわかんない」
大竹 「アッハハハ」
南原 「一応、言っときましょう、どういうタイプが好きだって、ま、今度(次)のね、"結婚するなら当然アスリートだ?"というのも(質問にも)かかってるかもわかんないですけど」
大竹 「はい」
南原 「(結婚するなら当然アスリートだ?という質問には)「う~ん、はい」って言って(答えて)ますけども」
大竹 「はい、え?好きな男性のタイプですか?」
南原 「タイプ」
大竹 「男性のタイプは、え~と、一緒にいて楽しい人」
南原 「うんうん」
大竹 「思いやりのある人」
南原 「うん」
大竹 「一本筋が通ってる人」
南原 「・・(舌打ちする音)」
大竹 「アッハハハハ」
南原 「なるほ・・ルックスとかそういうのはどうですか」
大竹 「ルックスは」
南原 「はい」
大竹 「え~、でも、そんな、今の三つがあったら」
南原 「はい」
大竹 「たぶん雰囲気とか・・」
南原 「雰囲気」
大竹 「出てくじゃないですか」
南原 「うんうん」
大竹 「たがら、そういうすごい顔が整ってるとかじゃなくて」
南原 「うん」
大竹 「雰囲気重視かもしれないです」
南原 「え、すいません、そろそろスポーツの話を・・」
大竹 「そうですね、はい、ごめんなさい」
南原 「結婚相談所みたいになって」
大竹 「ホントでした(笑)」
南原 「「また来たこの人」って感じですね、アッハハハハ」
大竹 「ハッハハ」
大竹 「どんだけ悩んでるんだみたいな(笑)」
南原 「アッハハハハハハハハ」
大竹 「大して悩んでないです」
南原 「アッハハハハハハハハ」
大竹 「ハハハハハハ」
南原 「今、ディレクターが初めて「そろそろスポーツの話してください」」
大竹 「ホント、私も忘れちゃって自分の立場とかも(笑)」
南原 「いえいえ、ここに、だってここに(質問が)書いてあるんだもんねぇ」
大竹 「ホントですよね」
南原 「そうですよ」

というやり取り(笑)。
理想の家庭を語る大竹さんの話を聞いて、深いため息をついていた南原さん(笑)。
あのため息には、現実の結婚生活はそんなもんじゃないぞ、という南原さんの心の声がこもっていたような気もしましたが(笑)、それを口にしないあたりがさすが大人の対応(笑)。
ただ、世話焼きおじさんになって(笑)大竹さんに好きな男性のタイプを聞いたときには舌打ちをしていましたので、このへんはまだまだ大人になりきれない南原さんでありました(笑)。


あとは、ここ最近恒例になっている道具へのこだわりの話・・足の甲を亀裂骨折をしたので足型に200万円くらいかかる前1/3で折り目がつくようなスパイクを履いていた、という話などがありつつ、これからの夢と目標についての話も。
大竹さんいわく、一つは幸せな結婚、もう一つは、女子サッカーを一人で多くの方に知ってもらいたいので女子の競技人口を増やしていけるような活動をこれからも続けて生きたいと思っています。
そんな大竹さんの話を聞いて、南原さんは「僕もたま~にフットサルやるんですけども、一緒に女子と入ってもやったりとかしますもんね」という話をしてましたが・・・。
ん?フットサルをたまにやるって??
そういう話はとんと聞きませんが(笑)、もしかして、何年か前に話していたタっキーたち『義経』のメンバーでやったフットサルのことを言ってる・・のかな?
う~む、だとしたら、ホントにかなり「たま~に」な話です(笑)。
で、最後は、

南原 「それ(女子サッカーを)を、じゃあね、普及するためにも」
大竹 「はい」
南原 「はい、持ち前の明るさで」
大竹 「アッハハハハハ」
南原 「はい、また良き伴侶が、恵まれますように」
大竹 「アッハハ、はい(笑)」
南原 「祈っておりますので」
大竹 「はい、ありがとうございます」
南原 「えぇ、またこれからも、頑張ってください」
大竹 「はい、ありがとうございます」
南原 「どうもありがとうございました」
大竹 「ありがとうございました」

という、ちょっと社交辞令的なトーク(笑)で番組はエンディングを迎えたのでありました。



『スポーツドリーム』 5/2

2009年05月03日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、女子サッカー元日本代表の大竹奈美さん。

双子の妹さんとサッカーをやっていた大竹さんは、13歳のときに読売ベレーザに姉妹そろって入団。その後は95年のW杯、96年のアトランタ五輪、99年のW杯に日本代表のFWとして出場し、2001年に引退。
引退をするときは、

大竹 「普通に私、え~と食事をしていて」
南原 「ん?・・ん?、うん」
大竹 「普通にご飯を食べていて」
南原 「え?何ですか?それ」
大竹 「そう、で・・」
南原 「それ何か突然別れ話を切り出される瞬間みたいな感じ」

というふうに、別れ話を切り出すような感じで(笑)、先に引退をしていた妹さんと食事をしているときに突然気持ちが切れて引退することを決めたとのこと。
突然の別れ話・・云々という例え話をされると、「私たち終わりにしまょ」「なんだよ、突然」・・・・「イエス、フォーリンラブ」ってなコントをやっているバービーとハジメのあの顔が思い浮かんでしまいますが(笑)、それはそれとして。
大竹さんによると、妹さんは天才肌で大竹さんは努力型の選手だったそうで。
妹さんはやれと言われたらすぐに出来るけど、大竹さんは出来ないので人一倍練習して自分のものにしていたとのことでしたが、南原さんからは、

南原 「これ双子でもちょっと悔しいじゃないですか、一緒に育ってきてね」
大竹 「はい(笑)」
南原 「同じところから生まれてきてね(笑)」
大竹 「ハハハハハ」
南原 「パッと見たらすぐ出来る天才肌がいて」

という話も(笑)。
確かに、同じところから生まれてきた双子なのに違うというのも不思議な話ではありますが(笑)、大竹さんいわく、妹さんとは仲が良いので切磋琢磨するけどライバル心はなかった、ひとつのことにむかってやる作業も好きだし出来ないからやるのは当たり前なので自分では努力とは思わなかった、とのことでした。
そんな話を聞き、南原さんは、

南原 「これよく感覚派とかね、そういうのあると思う・・自分のことで恐縮なんですけど、僕らウッチャンナンチャンじゃないですか」
大竹 「はい」
南原 「で、内村はそういうタイプなんですよ」
大竹 「えぇ~」
南原 「器用なタイプなんですよ」
大竹 「はい、あ、そう器用(笑)」
南原 「ダンスとか実は内村のほうがすぐ出来たんです。ターンとかそういうの」
大竹 「えぇ~~!?」
南原 「僕はなかなか出来ないんです」
大竹 「へぇ~~」
南原 「出来ないんで、だから長く続けてるんです。努力・・でも努力型は努力型で楽しいですよね」
大竹 「はい」
南原 「えぇ。スランプが少ないのが努力型だってよく言いますね」
大竹 「あ、そうなんだ」
南原 「天才肌、感覚派は感覚がなくなったときに、自分に戻る理論がないんで」
大竹 「あぁ~~」
南原 「だからいったんスランプになったらえらい長いんですって」
大竹 「なるほど~」
南原 「バッティングとかやる人でも。でも努力の人は自分の中に理論がいっぱいあるんで」
大竹 「はい」
南原 「さらにこう下がっていくことがないとか」
大竹 「はい」
南原 「っていうのがあるらしいんですけど。それはどうなんですかね?」
大竹 「あ、でも、今のお話を伺って」
南原 「はい」
大竹 「けっこう納得です」
南原 「はい」
大竹 「確かにその、スランプになりました」
南原 「はい」
大竹 「で、どこがいけないっていうのを、例えばそうやって気付かさせてもらったり気付けたりとか」
南原 「はい」
大竹 「で、そこを、「あれさえ出来るようになったらもう一っこ上に行ける」っていう感覚が常にあって」
南原 「あぁ~、はい」
大竹 「だから練習をしますよね」
南原 「うん」
大竹 「「あれをやったら今度は、この例えば二個三個出来るようになるな」とか」
南原 「うん」
大竹 「そう、たがら確かにすごい長いスランプっていうのは」
南原 「はい」
大竹 「なかったです」
南原 「だからこうずっと第一線で長く出来た」

という、けっこうお馴染みの、ウンナンはホントはこういうタイプの二人なんだよ話を披露(笑)。
「僕らウッチャンナンチャンじゃないですか」という言い方は、「私って○○じゃないですか」ってなことを言ってる女子大生っぽく(?・笑)どうかとも思いましたが(笑)、その後の南原理論には大いに納得して感心していた大竹さんでありました。


あとは、FWの選手がスランプになって点が取れなくても自分の得意のかたちを一つ持ってる人は強い、自分のかたちを持ってない選手はなかなかスランプを抜け出せないと思う。大竹さんは右斜め45度からドリブルしてシュート打つのが得意なかたちで、そのかたちからシュートを打つと外れても自分のリズムになるので得意なかたちから一本シュートを打つことが大事、という話などをしていましたが、南原さんは「ほぉ~~」「へぇ~~」ってなことを言い、今度は南原さんが(いつものように・笑)感心しきりの様子でした(笑)。


あと、北京五輪でなでしこJAPANが4位になった話・・選手たちの頑張りを知っているのでホントに感動したし自分がやってないのに感無量になった。なでしこJAPANの良さは最後まで諦めないこと、最後の最後まで走りきったことで気持ちが一つになった、という話もしていましたが、南原さんからは「よく、あの、球際とかね、もういっこ足が伸びたとかっていうのは一緒に戦ってる選手は、「あ、あの娘あそこまでやってるんだ」っていう感じでグッとこう来るものがあるんですかね?」という質問。
大竹さんいわく、タッチラインを出るか出ないか分からないパスが出たときに選手がボールを追いかけないと「なんだよ」という気持ちになるけど、最後まで走ってくれたら皆が「ありがとう」と思い今度は自分が・・というようにチーム全体に良いふうに連鎖していく、諦めずに最後までボールを追いかけるのは大事だしそういうプレーは評価の高い、とのことでした。
この大竹さんの話を聞き、

南原 「あ、確かに、僕ちょっと思い出しました。フットサルやってるときに、石田純一さんとやったことあるんですね、チームで」
大竹 「はい」
南原 「で、石田純一さんが倒れながら、あの歳で倒れながら、こう、ボールを渡してくれたんで」
大竹 「はい」
南原 「(必死な感じの声で)「これ絶対決めなきゃ!」っていう、なんか(笑)」
大竹 「ハッハハハ、そうそう(笑)」
南原 「「これ絶対決めなきゃ!このパス!」(笑)、ハハハハ」
大竹 「(笑)」
南原 「実はちょっとプレッシャーも感じながらもやるんですけども(笑)」
大竹 「はい(笑)」
南原 「あ、そういうもんなんですね」
大竹 「はい、あそこまで頑張ってくれたから」
南原 「えぇ」
大竹 「「次は自分が」って思いますよね」
南原 「石田純一さんが髪を振り乱しながら」
大竹 「ハッハハハハハハハ」
南原 「いつもかってもらってる髪をワッサワッサになって(笑)」
大竹 「(笑)」
南原 「コートに倒れてるのに(笑)、ハッハハハハ」
大竹 「(笑)」
南原 「ヒーヒー言いながらパス出したんで(笑)」
大竹 「(笑)」
南原 「「これ決めなきゃ」って(笑)必死で決めたことありますよ」
大竹 「おもしろい(笑)」
南原 「あ、そういうことですね」
大竹 「はい、そういうことです(笑)」

という話をしていた南原さん(笑)。
髪を振り乱した石田純一さん(笑)とフットサルをしていたのは『上々』・・かな?
『上々』でフットサルをしたときは、南原さんがゴール前でチャンスボールを見事に空振りしていたのはよく憶えているのですが(確かスローで何度もリプレイしてましたし・笑)、とにもかくにも、大竹さんの言うように面白く、そして、実感がこもっていた体験談&例え話でありました(笑)。


その後は、両親や妹の協力がなければサッカーをやってこれなかった、自宅から片道2時間かかるサッカーの練習場まで毎日お父さんが車で迎えに来てくれた、動きが悪いと試合中に呼び出されて怒られた、という話もしていた大竹さん。
南原さんは、「どうですか皆さん、ねぇ、自分のお子さんをやるんだったらそこまでやんなきゃいけない」「それでもプロで大成出来るかどうかはまた別になってくるわけですね」と言ってましたが・・・。
これは、父親である南原さん自身にも言い聞かせていた言葉だったようにも感じましたが、どうなんでしょう?
ってなことを思いつつ。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 4/25

2009年04月26日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは東京ヤクルトの青木選手。


今回は恒例の10の質問で野球話をあれこれと。
"侍JAPANという名称を重荷に感じたこともある?"という質問には「No」と答えていた青木選手でしたが、

南原 「イチロー選手は侍JAPANに関して、やっぱえらく重荷を感じて」
青木 「あぁ~言ってましたね」
南原 「胃潰瘍にもなったってことなんですけど、お話したんですか?その、胃潰瘍になって、「大丈夫ですか?」とか」
青木 「あぁ~、電話かかってきました。」
南原 「かかってきたんですか!?」
青木 「はい」
南原 「はい」
青木 「「青木、調子どう?」っつって(笑)、イチローさん胃潰瘍になったときに」
南原 「はいはいはい、「お前どう?体調は」みたいな」
青木 「「いや、ちょっと待ってくださいよ、イチローさん大丈夫ですか?」っつて」
南原 「はいはい」
青木 「逆に聞き返したんですけど(笑)」
南原 「はい、そしたら」
青木 「「まぁ、今はもうだいぶ良くなったけど」」
南原 「はい」
青木 「なんて言ってて、まぁ、でも、イチローさんでもね、そういうことあるんだなぁと思って」
南原 「そういうプレッシャーを感じてる」
青木 「いや、まったく見せなかったんですよ、イチローさんは、そういうホントに追い込まれてるっていうの」
南原 「はい」
青木 「いつも僕らにこう普通に、フランクに喋りかけてくれるし、もういつも通りなんですよ」
南原 「調子悪いときでもですか?」
青木 「悪・・悪くても関係ないですよ」
南原 「えぇ~!?」
青木 「ロッカーでもいつも通りのルーティーンなんですよ、まさに。いや~改めて、だから胃潰瘍になったっていうのも聞いて」
南原 「はい」
青木 「知ってからやっぱり、改めてそのイチローさんの精神的な強さっていうのを感じましたね」
南原 「ねぇ!」
青木 「だからそこ・・それになるぐらいに追い込まれてたのにああいう態度をしてたって思うと」
南原 「はい」
青木 「「すごいなこの人は」って思って」
南原 「でもいつかはその、青木選手がそういう立場になるかもわかんないですもんね」
青木 「・・どうですかね」
南原 「アッハハハハハハハ」
青木 「想像したくないですけどね」
南原 「アッハハハハハハハ」
青木 「できれば今回みたいな試合はしたくないんですけど(笑)」
南原 「ハッハハハハハハハ」
青木 「それぐらいやっぱりこう、磨り減りましたね、だいぶこう。で、(ちょっと小声で)帰ってきたら5㎏減ってましたよ、体重が」
南原 「5㎏!?」
青木 「(小声で)5㎏」
南原 「5㎏は大変じゃないですか!?」
青木 「ま、でも、お陰で」
南原 「はい」
青木 「去年よりも走れるようになりましたけどね、体重が落ちて(笑)」
南原 「(笑)」
青木 「そぎ落とされた、まさに(笑)」
南原 「ハハハハ、あぁ~(笑)、じゃ感覚は増してきてるわけですね」
青木 「そうですね」
南原 「へぇ~」

とのこと。
う~む、青木選手は5㎏も体重が減ってたのか!?
イチロー選手が胃潰瘍になったり、青木選手は体重を5㎏も減らしたり、こういう話を聞いているとWBCがいかに過酷な戦いだったのかがよくわかります。
そんな厳しい戦いを制して世界一なった侍JAPAN、改めて、おめでとう&お疲れ様でした、であります。
ペナントが開幕してからイマイチ調子が上がらない青木選手ですが、早く疲れを癒して本来の調子が戻ってくれればと思います。


"WBCの公式球と比べてやっぱり日本のボールは良く飛ぶ?"という質問には「Yes」という答え。
で、

南原 「ダルビッシュ選手も日本のボール投げてみて、「軽いな~」(笑)」
青木 「軽い。いや、僕らも投げてて思いますよ、軽いっす」
南原 「あ、守備で投げてても」
青木 「投げてても思いますね、それは」
南原 「ってことは・・」
青木 「小っちゃい、小っちゃいですね」
南原 「小っちゃい」
青木 「だからもうなんか包んでるような感じですよ、ボールこう握ったときに」
南原 「うん」
青木 「うん」
南原 「あの、コミッショナーがあくまでも私見ですけども、これはもうWBCっていうか「メジャーと同じ球を使ったほうがいい」と言ってますけども、青木選手はどうですか?」
青木 「僕もそう思いますね」
南原 「うん」
青木 「ただ、初めはやっぱりちょっと故障する人がたぶん出ますね」
南原 「わずか何グラム違うだけでも」
青木 「絶対出ます、絶対出ますね。ただ、慣れると思うんで」
南原 「うん」
青木 「まぁ何年かしたら間違いなく慣れて、それが普通になると思うんですけど」
南原 「はい」
青木 「初めはたぶん怪我する人は絶対出てくると思いますね」
南原 「肩とか肘だったりとか」
青木 「はい、絶対あります」
南原 「でも~ねぇ、やっぱり、僕も(ボールは)揃えたほうがいいと、ああいう国際試合がどんどんどんどん盛んになってきますし」
青木 「そうそう、僕もそう思います」
南原 「これ、じゃ選手会で言ってくださいよ、「変えたほうがいいんじゃないのかな?」みたいな」
青木 「ちょっと・・でも」
南原 「はい」
青木 「そうなんですよ、その絶対怪我する人が出てくるとわかってるから」
南原 「はい」
青木 「ちょっとその人の生活考えたらなかなか言いづらいかな(笑)」
南原 「アッハハハハハ」
青木 「あるんですよ」
南原 「そうですよ、でも」
青木 「そうなんですよ、その人がねぇ、家族養えなかったら、ちょっと・・じゃ仮に僕が言ったことで」
南原 「はい」
青木 「この人怪我したんだと思うと」
南原 「まぁでもそれは・・」
青木 「ちょっと思っちゃうんですよねぇ」
南原 「なるほど」
青木 「同じ選手として(笑)」
南原 「ねぇ」
青木 「はい」
南原 「ただまぁ、ファンとしては(ボールを)統一してもらいたいですね。統一しないと日本の野球がホントのパワーを付けることが出来ないと思います」
青木 「あぁ、でもまぁそうですね。そういう国際試合のことを考えたら絶対変えたほうがいいです。間違いないです。はい」
南原 「そうですね、はい」

というやり取りも。
まだまだ若手だと思っていた青木選手も、いつの間にか周りの選手のことなども考えるお年頃になってたんだな~(笑)。
ただ、やはりボールは変えていったほうがいいと思いますが。
球場の大きさも、ひと昔まえまでは両翼90メートルくらいの小さい球場が多く、広くするとホームランが減る・・云々というようなことが言われていましたが、今は両翼100メートルが当たり前。
それでもちゃんと選手はホームランを打ってますから。
怪我をしてしまうかもしれない選手がいるというのは大きな問題ではありますが、日本の野球の更なるレベルアップのことを考えると、国際球を使っていくというのは必要だと思いますので、何とかうまく解決していって欲しいところであります。


あとは、気持ちが技術よりもむしろ上にあるぐらいじゃないとその技術も出せないと思ってるんで気持ちはすごく大事だと思う、という話や、バッターボックスからピッチャーの表情をよく見る、ピッチャーが打たれる雰囲気感じてるなというのを感じることがありそういうときはほぼ打つしミスショットもしない、という話、3番ではなく4番を打ってみたいという話(笑いながら話してましたがけっこう本気という感じでした・笑)、今年は日本一になってビールかけをしたい(2度もWBCで世界一になってる青木選手が日本一になりたいというのがちょっと変な感じ・笑)、風邪ひいたときコンビニにインスタントのおかゆを買いに行く時など奥さんが居てくれたらなと思うことがあるという話(笑)などがありつつ、

南原 「いろいろ聞いてるんですけども毎回こう、青木選手はこだわりの道具っていうのは何ですか?例えばバットとかはどうですかね」
青木 「え~、バットは、基本はバランス重視」
南原 「バランス重視」
青木 「うん、質とかというよりもバランス」
南原 「ど、どういうバランス」
青木 「僕の(バットは)あんまりヘッドに、バットのヘッドに重さがない感じですね。どちらかというと僕の感覚の中では」
南原 「はい」
青木 「こう、バットを自由に扱いたいんで」
南原 「はい」
青木 「あんまりヘッドにあると振られちゃうんっすよね」
南原 「あぁ~」
青木 「なんで」
南原 「はいはい」
青木 「ヘッドに(重さが)あると思って振ってるんですけど。わかります?」
南原 「(ヘッドに重さがあると)思って振ってるってことですか」
青木 「そうです。だから例えば昔だったらヘッドの重いバットでスイング練習して」
南原 「はいはい」
青木 「その感覚のまま自分のバット持って自由に振るっていう」
南原 「はいはい」
青木 「うん、そういったことやってたんですけど」
南原 「はい」
青木 「悪くなってくると、そのヘッドを感じなくなるんです」
南原 「へぇ~~~」
青木 「でも、ヘッドに重さがないっていうのは、試合のときになったら色んな(ボールの)変化があるわけじゃないですか」
南原 「はいはいはい」
青木 「それをバット自由に出したいんで」
南原 「はい」
青木 「だからヘッドに重さがないやつを使ってるんですけど、あんまり」
南原 「ヘッ・・でも、遠くに飛ばすの大変ですよね、そうなると。そんなことないですか?」
青木 「あぁ~、でもそれは、いかにコンタクトするかだと思ってるから」
南原 「はい」
青木 「確かにその、先に(重さ)があると遠心力で重さ伝わるっていうのはあると思うんですけど」
南原 「はい」
青木 「実際にその振り方ってなかなか出来ないんですよね」
南原 「なるほど」
青木 「試合では」
南原 「はいはい」
青木 「フリー(バッティング)では出来ても」
南原 「はいはいはいはい」
青木 「はい」
南原 「ずれちゃうんですね」
青木 「ずれちゃうから」
南原 「はい」
青木 「だから、いかにしっかり当てるかっていうこと考えたら、自由にコントロール出来るバットを使ったほうがいいと僕は思ってて」
南原 「うん」
青木 「ちゃんと当たればホームラン入るわけだし」
南原 「これはまぁ、逆の発想っていうか、イチロー選手も細~いバット使ってたりしますもんね」
青木 「はい。そうそうそう」
南原 「これ、入団以来変えてないっていうのは本当なんですか?」
青木 「そうなんですよ、もう・・変えてないですね。もうだから5年使いましたね、6年目入りましたね、このバットも」
南原 「普通はプロ野球選手いろいろ長さ変えたり、いろいろこうやったりするんですけども、(巨人の)小笠原選手もそうですね、変えてない、ずっと変えてない」
青木 「あぁ~」
南原 「変えない理由は何ですか?」
青木 「バットは」
南原 「はい」
青木 「結局、いちばん大事な部分なんですよ」
南原 「うん」
青木 「ボールと当たるところがバットなわけじゃないですか」
南原 「はい」
青木 「バットが変わるとすべて変わりますね。全部の感覚が変わるんですよ。バットを使おうと思って体を使おうとしてるんですから」
南原 「はい、はい」
青木 「体が変わっちゃうんですよ、バットが変わったら(笑)」
南原 「このバットを生かせるために、いろ・・そこに・・」
青木 「そうなんですよ」
南原 「すべてをつぎ込んでるのに」
青木 「そうなんですよ」
南原 「そこが変わってしまうと」
青木 「根本が変わってしまうともうダメなんですよ」
南原 「はぁ~~~~!?」
青木 「だから変えないんですけど。小笠原さんも変えない・・イチローさんも変えないですよね、変えてないです」
南原 「・・なるほど」
青木 「たがらその変えない感覚わかるんですよね。たがら飛距離を求めたいから変えるっていうのは」
南原 「はい」
青木 「もうホントすべて変わると思うんですよ、体が」
南原 「逆に変えるほうが信じられない?」
青木 「変えるほうが信じられないですね」
南原 「なん・・「よく変えて出来るね」っていう」
青木 「不安でしょうがないと思いますね」
南原 「へぇ~~~」
青木 「僕めちゃめちゃ不安・・一回、あの~それ言われたことあって「(バット)変えたほうがいいんじゃない」って言われて、「けっこう飛距離も出るし、もうちょっとヘッド効いたら」って、一応ちょっと試したんですよ」
南原 「はい」
青木 「もう状態が全部崩れましたね」
南原 「もう構えてるときから」
青木 「ダメですね、アドレスから「もう、あ、ぜんぜん違う」」
南原 「あ・・やっぱそんだけ鋭い感覚があるんですね」

という話も。
青木選手のちょっとマニアックな話を興味津々で聞いていた南原さんと同じように、私もラジオの前で「へぇ~~」「なるほど」と南原さんと同じようなリアクションをしながら青木選手の話を聞いてしまいました(笑)。


ってな感じで、WBC話から(この収録はずいぶん前だったようで。青木選手は花粉症で鼻をクシュクシュしてましたし、ペナントが開幕した今となってはちょっと前の話題という感じのWBCの話を昨日のことのように話していましたから)、マニアックなバッティングの話まで、興味深い話満載の30分でありました。



『スポーツドリーム』 4/11

2009年04月12日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手。

まずは、青木選手も代表として参加していたWBCの話をあれこれと。
WBCで世界一になった反響は、日本に帰って成田に出迎えの人が沢山いたことなどですごく感じたとのこと。
近所の公園でダルビっシュ投手と青木選手になりきり野球をやってる子もいたそうで(笑)、「野球がね、こんなに感動を与えられたんだなと思うとホントに嬉しかったですね」とのことでした。
あと、元チームメイトの岩村選手が「ムチャムチャ丸くなりましたね」という話(体型が丸くなったのかと思ったら性格的なことでした・笑)などがありつつ、サムライJAPANについての話も。
青木選手いわく、サムライJAPANはプライベートの時間を使って打ち解けていくということを上の人がやってくれて「チームとして若手、中堅、ベテランの方がこう、ホント一丸となってやれたっていうのはすごく感じますね」。
南原さんが「(北京五輪の時とは)まとまり具合が全く違ってた」と話していましたが、う~む、確かに、同じ日本代表でもこれほど違うのかというくらいWBCのサムライJAPANはまとまりのあるチームでした。
勝ったからまとまりが出来たのか、まとまりがあったから勝てたのか・・・。
ベテラン選手が自ら食事に誘っていたという青木選手の話などを聞くと、おそらく後者なのでしょう。
こういう話を聞いていると、北京五輪は負けるべきして負け、WBCは勝つべくして勝ったという感じですし、団体競技の難しさを改めて感じてしまいました。


その後は、バッターボックスに入ってからの心構えについての南原さんの質問に、青木選手と南原さんの間では、

南原 「あの~、青木選手がよくバッターボックス立って「絶対俺で決めてやる」とか」
青木 「はい」
南原 「強い気持ちでバッターボックス立ってたじゃないですか」
青木 「はい」
南原 「そん時にね、やっぱりこう不安とかはないんですか?」
青木 「もう、そう思ったときは」
南原 「はい」
青木 「まず打てないですね」
南原 「打てないですか」
青木 「そうなんですよ」
南原 「はい」
青木 「だから、いつも前向きにいることがいちばん大事ですね」
南原 「こう、前向きってね、人間・・こう言うんですけども、100パーセント前向きなのか、その、ちらっとした不安要素とかはどう外していったりとかしてるんですか?」
青木 「あぁ~・・・ピッチャー、セット(ポジション)入って、そっからモーション始まるときにはもう」
南原 「うん」
青木 「100パーセント入ってればいいですね、それまで不安はあっても」
南原 「あぁ~。イチロー選手は集中するその儀式としていろんなルーティーンをいっぱいこう入れて」
青木 「はい」
南原 「だんだんそこにフォーカスを合わせていくんですけども」
青木 「はい」
南原 「青木選手の場合はどうやってそういう、そこにフォーカスを合わせてるんですか?あの(バッターボックスでバットを)ぐるぐる回すのも・・」
青木 「ぐるぐる回すのも(笑)そうです、勝手にやってますね、あれは。多分リズム取ってるんだと思うんですよ、こう」
南原 「あれ勝手に出てきたんですか!?」
青木 「勝手に、勝手にっすね」
南原 「はい」
青木 「僕、基本、ルーティーンを作らないようにしてるんですよ」
南原 「それはどういう意図で?」
青木 「一度なんかこう気にし始めると」
南原 「あぁ~」
青木 「気になっちゃって」
南原 「そうです、どっちかっていうと気にしいだったですもんね」
青木 「そう、もともと気にしいなんですよ、僕」
南原 「はいはいはい」
青木 「だから(笑)、多分一個やり始めたら」
南原 「はい」
青木 「色んなの多分増えるんですよ」
南原 「なるほど(笑)」
青木 「気になって気になって」
南原 「「あれ、あれ忘れたかもしれない」」
青木 「「あ、忘れたかも知れない」みたいな」
南原 「はいはい」
青木 「気にしちゃってもう(笑)」
南原 「はい」
青木 「(笑)」
南原 「あ、だからもう、自分のもうそん時は感覚」
青木 「そうです」
南原 「動物的な感覚・・」
青木 「そこは感覚ですね、あんまり・・そうですね。って言うのは、だって、どんなことに対しても僕対応したいんで」
南原 「あ、なるほど」
青木 「環境が変わっても何しても」
南原 「はいはいはい」
青木 「だから、そのルーティーンがなくても打てるようにしたいんですよ」
南原 「なるほど!」

というやり取り。
野球に限らず一流の選手は皆何かしらのルーティーンを持っている・・という話を聞いたことがあったのですが、青木選手にはこの法則は当てはまらないのか!?
う~む、これはちょいビックリ。
ただ、「気にしいだから」というのは何となくわかるような気がしますし(私もけっこう気にしいなので・笑)、「環境が変わっても打てるようにしたい」という話は、南原さんと同じく「なるほど!」と大いに納得でありました(笑)。


あと、打席では集中しようとは思ってるけど熱い中に冷静さはあったほうがいいしバランスが大事、という話を青木選手はしていましたが、

南原 「集中しすぎるとこう硬くなっちゃうじゃないですか」
青木 「あぁ~、そうやって集中しすぎたなっと思った打席あるとするじゃないですか」
南原 「はい」
青木 「したらその次の打席は、逆にあんまり集中しないようにするんです」
南原 「はい」
青木 「とか、今そうやってバランスを保ってるんですよね、こうやって」
南原 「へぇ~~、集中しすぎないように(笑)」
青木 「うん、とか・・」
南原 「ふ~んふ~んふ~ん(鼻歌を歌う)って感じ」
青木 「そうそうそうそう、だからけっこうそういうふうに感じるときは逆のことをやってみたりだとか」
南原 「はい」
青木 「っていうのはよくありますね」
南原 「これはじゃあ、これからの長いシーズンの中でも」
青木 「はい」
南原 「そういうのをどんどんどんどん繰り返しながら」
青木 「そうですね、そうですね」
南原 「えぇ」
青木 「同じ打席でも、こうちょっと気持ちに変化つけたりとか」
南原 「同じ打席でも?」
青木 「うん、しますね」
南原 「はい」
青木 「あ、なんかこうちょっと食らい付き過ぎてるな~、ちょっと気持ちが前に行っちゃってるな~と思えば」
南原 「はい」
青木 「少しこう落ち着いてみるというか」
南原 「はい。そん時にどこに意識を持ってくんですか?例えばこう、まぁよく言う丹田あたりに意識を持っていくっていう人もいますし」
青木 「あぁ、はいはいはい」
南原 「はい」
青木 「う~ん、まずそれが、気持ち的なところなのか」
南原 「はい」
青木 「技術的なところなのか、それをまず、まず決めますね、どっちか」
南原 「はいはいはい」
青木 「気持ちだったら、そうやってさっき言ったように、もうちょっと冷静になるように心を落ち着かせて」
南原 「はい」
青木 「やりますけど」
南原 「はい」
青木 「技術的なとこであれば、もうちょっと軸足に(体重を)乗せるっていう意識を置いたりだとか」
南原 「はい」
青木 「少しバットを遅らすぐらいの気持ちで打つとか、あの~意識するとか」
南原 「はい、そこはもう冷静に、冷静に分析、どっちだ?っていうのをまず」
青木 「そうですね、どっちだっていうのは、ま、どっちかなんで、メンタル的なとこなのか技術的なとこなのか」
南原 「はぁ~」
青木 「どっちかなんで、どっちかをまずあれします」
南原 「見極めて」
青木 「はい」
南原 「それ面白いですね」

という話も。
熱いハートに冷静な頭脳の青木選手に感心しつつ、南原さんと同じく(本日2度め・笑)「それ面白いですね」という感じで興味津々で話を聞いてしまいました(笑)。


あとは、イチロー選手がネクストバッターズサークルでいつもゴルフのスイングのようにバットを振るのを見て、内側からバットを出したいかやってるのでは?と思い訊いてみたところ、イチロー選手の答えもその通りだった、という話などがありつつ。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 4/4

2009年04月05日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは都並敏史さん。

今回から南原さんのタイトルコールやCM前のジングルが変わっている部分もあったりして、いかにも新年度が始まったな~という感じです。
と、思ったら、番組名も『TOY0TAスポーツドリーム』から『南原清隆のスポーツドリーム』に知らぬ間に変わっているじゃあ~りませんか!?
スポンサーも、今まではTOY0TAの一社提供だったのが、今回からは色々な企業の提供に。
う~む、これも自動車業界の不況、経費削減の影響・・なのかな?
ただ、番組はこれまでと変わらず続くようですし、番組の内容も今まで通りという感じでしたので(2本録りの2週目だから当たり前か・笑)、とりあえずはめでたしめでたしでありました。


今回は、恒例の10の質問でサッカー話をあれこれと。
監督として選手がアグレッシブに相手がビビるくらい厳しく行くけど審判に文句を言わないようなチームを作りたい、でもいつも途中でクビになってしまう、上手い監督は1年目からちゃんと出来るけど自分の力量だと2年くらいかかってしまう、という都並さんの話などがありつつ、

南原 「第5問め、"今でも会うと緊張する先輩がいる?"」
都並 「(南原さんの言葉に食い気味に)ラモスです」
南原 「アッハハハハハハハ、緊張しますか(笑)」
都並 「あのね、これはね(笑)、刷り込まれてて、昔は」
南原 「はい」
都並 「いると逃げちゃうっていう感じが普通だったです。お風呂場にラモスさんが例えば先に入ってるじゃないですか」
南原 「はい」
都並 「で、練習終わってお風呂場行くと、一瞬逃げちゃう」
南原 「「あ、いた」」
都並 「「あ、いた」、いや、そのあと入るんだけど」
南原 「はい」
都並 「体が条件反射しちゃう(笑)、それはまだ残ってますね」
南原 「今でも」
都並 「今でも仲良いのに、ホントに恩人だと思ってるんだけど」
南原 「「おい、都並」とか言ってきたら」
都並 「ぜんぜん恩人なんだけど」
南原 「はい」
都並 「一瞬ピクッとしちゃう(笑)」
南原 「アッハハハハハハハ」
都並 「ハッハハハハハハハ」
南原 「一緒に酒飲みながらもどこかで緊張しちゃうときあるんですか」
都並 「いや、もちろんありますよ」
南原 「でもそういう人が、ね、人生の中にいると」
都並 「いたほうが良いですよ」
南原 「ね」
都並 「あぁいう人ホントいたほうが良い」
南原 「いや、でもそれ良いですよね、それ素晴らしい出会いだと思います」

というやり取りも(笑)。
ラモスさんの恐さが刷り込まれていて今でも一瞬ピクっとしちゃうというのは、子供の頃に見ていたカトちゃんに会うと今でも嬉しいという、カトちゃん理論の逆ということ・・かな?(笑)
あ、そういえば、以前この番組に出た北澤さんも、子供の頃にサッカーを教わったセルジオ越後さんについて、「セルジオに言われたら仕方ない」ということを言ってたっけ。
う~む、三つ子の魂百まで、小さい頃の刷り込み恐るべし、であります(笑)。


あとは、'93年のJリーグ開幕戦でJリーグ第一号のゴールを決めるチャンスがあったのに外してしまった、その代わりにイエローカード第一号になったという、都並さんの持ちネタという感じの話(笑)や、選手の年俸も安いけど監督の年俸も安いので結果を出した監督の年俸は上げて欲しいという話、日本代表の中澤選手にはラモスさんのように自分を出して周りを鼓舞するような選手になって欲しい、必要だったら仲間でもぶん殴るくらいのことをやっているチームには運も来る、という話などを熱く語っていた都並さん。
現役を引退してもサッカーへの情熱は未だ衰えずさらに燃えている、という感じの都並さんでありました。


最後は、

南原 「2週にわたっていろいろ熱いお話、良いお話を聞いてきましたけども、また、いつでも来てください」
都並 「はい、ぜひ」
南原 「喋り足りないと思うんで」
都並 「じゃ二子玉川で」
南原 「アッハハハ」
都並 「(笑)南原さんもいらっしゃってる」
南原 「えぇ(笑)」
都並 「ハッハハハハハ」
南原 「高島屋とかそこらへんでお会いしたいと思います、えぇ(笑)。今日のゲストは都並敏史さんでした。今後とも日本サッカー界のために頑張ってください!」
都並 「頑張ります」
南原 「ありがとうございました」
都並 「ありがとうございました」

というやり取りで番組は終了(笑)。
ニコタマに行けば、都並さんと南原さんが高島屋あたりで談笑してる姿が見られる・・かもしれません(笑)。



『スポーツドリーム』 3/28

2009年03月29日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、サッカー元日本代表の都並敏史さん。

まずは、

南原 「さ、都並さんです。よろしくお願いします!」
都並 「よろしくお願いしま~す!」
南原 「さぁ、ね(笑)、始まる前に色々と、地元のニコタマ(二子玉川)のお話をうかがいまして(笑)」
都並 「(笑)」
南原 「ずっとそちらに住んでらっしゃって」
都並 「もう、生まれも育ちもずっとです」
南原 「ねぇ」
都並 「はい」
南原 「ま、今でいうと『ルーキーズ』のね、舞台になってるところですよね」
都並 「そう、そうですよ」
南原 「ああいう感じだったんですか?」
都並 「え?何がですか?」
南原 「(笑)いや、なんか、まわり・・」
都並 「まわり、まわりあんなもんですよ」
南原 「アッハハハハハ」
都並 「ハッハハハ、撮影もね、よく二子でやられてるみたいで」
南原 「でもサッカーは、その、小学校時代からですか?ニコタマの」
都並 「僕は小学校、二子玉川小学校ってとこの」
南原 「はい」
都並 「で、野球少年だったんですよ」
南原 「え?野球少年だった」
都並 「昔は、小学校4年まではジャイアンツの4番センターを守るっていうふうに作文に書いてたぐらいだから」
南原 「で、何で途中からサッカーに変わったんですか?」
都並 「サッカー好きの担任の先生が来られてですね、そっから」
南原 「え!?」
都並 「野球とサッカー両方やってました」
南原 「野球はもともと好きだったんですか?」
都並 「好きだったですね。だから僕の、あの~、サッカーのカニ挟みっていうタックルは」
南原 「はい」
都並 「野球の二塁への盗塁の、あのスライディングですから。タックルしてすぐ立ち上がるっていうのは、盗塁して」
南原 「あっ」
都並 「セカンドが球落としたらすぐ三塁行くじゃないですか」
南原 「ありますあります」
都並 「立ち上がって、あのスライディングなんですよ。あれが今サッカーの世界ではクイックスライディングとして、わざわざ習わなきゃいけない技術なんですけど」
南原 「えぇ」
都並 「俺に言わせりゃ野球やれっていう感じ」
南原 「アッハハハハハ」
都並 「ハッハハハ」
南原 「あ、じゃ、サッカー界では、すごく革命的な」
都並 「革命的なんですよ。ある人が」
南原 「はい」
都並 「論文を書いてたらしくて、クイックスライディングっていうのは、今いろんな世界の選手が出来るようになってるわけ、日本でのパイオニアは都並だっつって」
南原 「えぇ!?」
都並 「やったぐらい」
南原 「ちょっと待ってください、今、世界で出来るようになってるってことは、じゃ、世界に先駆けて」
都並 「先駆けてたんですよ、でも野球なんですよ」
南原 「アッハハハハハ」
都並 「ハッハハハハハ」
南原 「アッハハハハハ」
都並 「ひどいですが」
南原 「あ、そうなんですか」
都並 「うん」
南原 「野球、1、2年やったらすぐ出来るってことですね」
都並 「出来るんですね、出来る人たくさんいるってことですよ」

というやり取りで番組はスタート。
都並さんの地元はニコタマだったのか・・いや、そうではなく(笑)、都並さんのスライディングは野球から来てたのか~!?
う~む、これはかなりのプチトリビア。
役立てる機会はあまりなさそうですが、ひとつお勉強になってしまいました(笑)。


その後は、今の選手はサッカー自体は上手くなってるし技術や戦術理解なども都並さんが現役の頃より良くなっているけど、苦労しなくなってるぶんチームメイトへの要求の仕方などが甘くなっているので、もっとそういう部分を出していったほうがいい、という話や、今はサッカー以外にも楽しみがあるのでサッカーをすごい好きという人が少し減ってきて才能があるのに今の環境に安住してる選手もいる、という話などがありつつ、南原さんからは「(都並さんは)選手も監督も経験なさって、それぞれの難しさ大変さってあると思うんですけども、選手であれほど実績がある人監督になって、あ、ここはちょっと違うなとか、ここらへんのところがポイントだったなとかっていうところはありますかね」という質問。
都並さんいわく、「チームは中から自発的に良くしてくぞというパワーが生まれないと良くなんない」「集団を見たときにいちばんいい処方箋をすぐ出せる人が良い監督なのかなと思いますけど、僕はまだまだ」。
そして、「(名古屋の)ストイコビッチとか見ててどうですか?」という南原さんの質問には、都並さんいわく、コーチの使い方が上手い、そんなに難しいことは言わないで選手おだてながらもビシッと言うところは言う、余裕があり堂々としているので選手が安心する、練習を見に行っても選手もスタッフも生き生きしてる、とのことでした。
で、

南原 「他に何か良い雰囲気のチームとか、あ、これは、この監督・・」
都並 「ま、大分(トリニータ)のシャムスカさんなんていうのは、すごい良いですよね、何か」
南原 「はい」
都並 「見てても選手によく触るし、触れながらこう盛り上げていくような」
南原 「はい」
都並 「ま、良い監督ってそういうふうにするって知りながら僕もやってるんだけど」
南原 「はい」
都並 「タイミングとか、いろいろ難しいわけですよ」
南原 「ハッハハハハハ、今、触られたくないのに触られたり(笑)」
都並 「こうどうなんだってわからない(笑)」
南原 「(笑)」
都並 「それって結局ダメ(笑)、こっちもまだそのレベルなわけじゃないですか、ホントにドシっと」
南原 「はい」
都並 「お前はファミリーだっていう、その、こっち側に疑いがあったら絶対ダメなんだなっていうのは、ホントに思います」
南原 「なるほど~」

という話も。
今回の都並さんの話や、WBCの原監督、去年優勝した西武の渡辺監督のことなどを考えてみると、監督の仕事は人心掌握ということがかなり重要な要素だな~という感じです。
もちろん、戦術や戦略、技術的な裏づけは当然必要ではありますが、それだけでは監督業は勤まらないということがよくわかる都並さんの話でありました。


あとは、都並さんの17歳の息子さんもサッカーをしているけど、プレイ、言動、悔しがり方、そして試合に出られないときの落ち着きのなさまで都並さんに全部が似てる、という話などがあったりしつつ。


来週に続く・・・。



『スポーツドリーム』 3/21

2009年03月22日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストは空手の小林由佳選手。

まずは、

南原 「どうですか?ラジオのほうは、慣れてきましたか?」
小林 「あ、はい、あの~、はい、楽しく・・楽しいです」
南原 「楽しく」
小林 「はい」
南原 「あんまりあれですよね、普段こう表情を出さないっていうか、いっつも淡々としてますよね」
小林 「そう・・あ、そうですね」
南原 「えぇ、キャピキャピすることってあんまりないですか」
小林 「あ、そうですね、しないですね」
南原 「最近いちばんときめいたことって何ですか?」
小林 「最近いちばんときめいたこと」
南原 「はい」
小林 「そうですね・・・私が寅年なんですけど」
南原 「はい」
小林 「今年、丑年になって」
南原 「はい」
小林 「あ、来年寅年だって思ったとき・・」
南原 「何の話してんですか」
小林 「ですかね」
南原 「ハッハハハハハハ」
小林 「ハハハハハ」
南原 「えぇ~、不思議少女でございますけども」

というやり取りで番組はスタート。
二人の会話は、噛み合ってるのか噛み合ってないのかよくわからない感じではありましたが(笑)、そんな不思議少女の小林選手と、今回は恒例の10の質問で空手話などをあれこれと。
"対戦相手が強いほど私は燃える?"という質問には、「はい」と答えていた小林選手。
いわく、今まで200何戦してる中で自分より体格が小さい選手はいなかった、相手の体格が大きければ大きいほど、空手暦が長ければ長いほど、戦績が多ければ多いほど思いっきりいけるし思いっきり胸を借りられる、とのこと。
そんな話を聞き、

南原 「じゃあ、もともとやっぱりそういう闘争心があるんですね」
小林 「う~ん、そうです・・そうですかねぇ」
南原 「こういう例えばジャンケンとかね」
小林 「はい」
南原 「そういうの負けず嫌いだったりします?」
小林 「あ、ジャンケンは負けず嫌いですね、はい」
南原 「(いきなり)ジャンケン、ホイ」
小林 「ホイ」
南原 「あぁ~~」
小林 「ハッハハハ」
南原 「あと・・いま若干あと出しですよね」
小林 「すいませ~ん(笑)、ハッハハハ」
南原 「俺、突きで来るからグーかなと思ったら」
小林 「あと出ししちゃいました(笑)」
南原 「パー出したら軽~く、こうチョキを」
小林 「ハッハハ、はい(笑)。どうしても負けたくなかったんです(笑)」
南原 「アッハハハハハハ」
小林 「ハッハハハハハ、すいません」

と、前回ゲストだった三浦騎手に続き、小林選手にもいきなりジャンケン勝負を挑む南原さん(笑)。
スポーツ選手=負けず嫌い=ジャンケンでも負けるのはイヤ・・という南原理論はどうやら間違いなさそうですが(笑)、今回は小林選手の後出し攻撃の前に敢えなく敗れ去ったジャンケンチャンピオン(笑)。
このままではチャンピオンの沽券にも関わる(?・笑)ところでもありますので、もう一勝負するのかと思いきや、不思議少女の屈託のない笑い声を聞いたらそれ以上の勝負は出来ず、という感じで、ジャンケン対決はチャンピオンの一本負けでそのまま幕を閉じたのでありました(笑)。


あとは、

小林 「自分が喧嘩で強くなりたいから(空手を)始めたとかいう」
南原 「あ~なるほどなるほど」
小林 「ことではなく」
南原 「うん」
小林 「空手は武道だと思っているので」
南原 「うん」
小林 「例えばイベントとか何かでちょっと蹴ってみてください」
南原 「はいはいはい」
小林 「っていう時にはやっぱり使いたくはないので」
南原 「あぁあぁ、ちょっとイベントでね「じゃちょっとこれ蹴ってもらってもいいですか?」とか」
小林 「はい」
南原 「「じゃこの木を割ってもらえますか?」とか」
小林 「あ、はい、そうです」
南原 「板割りとか」
小林 「ま、演武として板割りはする、したことあるんですけど」
南原 「はいはい」
小林 「はい」
南原 「「そういうために私はやってるわけじゃない」と」
小林 「はい」
南原 「「ふざけんな」と」
小林 「あ・・」
南原 「「その気持ちにローキックだ」と」
小林 「アッハハハハハ」
南原 「(笑)」
小林 「はい(笑)気持ちを通して」
南原 「なるほど」

というやり取りがあったり(笑)、好きな男性のタイプの話やドラえもんが好きだ、という、空手とはあまり関係ない話などもあったりしつつ(笑)、和やかに不思議少女と南原さんのやり取りが続いていた30分でありました。



『スポーツドリーム』 3/14

2009年03月15日 | スポーツドリーム
今回のゲストは、空手の小林由佳選手。

まずは、

南原 「さ、えぇ、小林由佳選手です。よろしくお願いします」
小林 「よろしくお願いします」
南原 「ね、今日は何かちょっと」
小林 「はい」
南原 「ピンクのこうブラウスというか」
小林 「あ、はい(笑)」
南原 「えぇ」
小林 「ピンク好きです」
南原 「ピンク好きで?」
小林 「はい」
南原 「何かちょっとこう、受付嬢的な感じもね」
小林 「あ、そうですか」
南原 「えぇ」
小林 「はい」
南原 「・・すいまんせん、勝手な感じですけども」
小林 「ハッハハハ、はい」

というやり取りで番組はスタート。
22歳でアニメ声の小林選手と、44歳で1児のパパの南原さんの会話は、最初はちょっとぎこちないかな?という感じもしましたが(笑)、その後はいつものように和やかに番組は進んでいました。
空手を始めたきっかけ・・中学二年のときに、周りの女の子が習ってないような格好いい習い事がしたくて、胴着を着てキュッと帯を締めるのが格好いいかなと思い、タウンページで道場を調べて入門した、という話では、

南原 「タウンページ?」
小林 「はい」
南原 「石原良純さん?」
小林 「はい(笑)」
南原 「はいはい」
小林 「その当時はまだ、あの・・」
南原 「そうですそうです。細かい説明ありがとうござます」
小林 「ハッハハハハ」
南原 「(笑)その当時やってませんよね、えぇ、タウンページ」

というやり取り(笑)。
う~む、♪あなた~の町のことならタウンぺ~ジ はホントに役に立ってるのか(笑)。
「タウンページあります?タウンページ」と言いながら他人の家にづかづかと上がりこんでる良純さんを思い出しちょっと笑ってしまいましたが(笑)、それは兎も角として。
2005年の国際大会では、身長150cmの小林選手が、身長180cm、体重80kgのハンガリーの選手と戦った、とのこと。
それを聞いた南原さんと小林選手の間では、

南原 「背の高い体重の違う人と戦うときは、どんなふうに作戦とか立てたんですか?」
小林 「やっぱり、リーチの長さは」
南原 「うん」
小林 「相手の選手のほうが有利なので」
南原 「そうですよ」
小林 「自分のいちばん攻撃が」
南原 「はい」
小林 「いちばん最大限のパワーで戦える間合い」
南原 「はい」
小林 「で、相手は、そうすると戦いにくいわけですよね」
南原 「そうですね、力が伝わりづらいですもんね」
小林 「はい、その間合いで試合をするように」
南原 「何センチぐらいですか?だいたい」
小林 「15センチとか」
南原 「15センチ!?」
小林 「すごい近い間合い・・」
南原 「ちょっと、男と女だったら恋の距離ですよ」
小林 「はい」
南原 「恋の至近距離」
小林 「ま、練習でも・・」
南原 「こっからもう、キスの至近距離ですよこれは」
小林 「はい」

というやり取り(笑)。
南原さん得意の例え話・・「男と女だったら恋の距離ですよ」という一撃も、小林選手には通用せず(笑)。
小林選手は一生懸命間合いの話をしてたのでスルーされてしまったのだと思いますが、笑いもなく普通に話が続いていたのが逆に面白く、ちょっと笑ってしまいました(笑)。


あとは、このときに戦ったハンガリーの選手の中段突きが顔面に入ってしまい頬が腫れ病院送りになったという話や、DVDを発売してコすプレをしたという話などがありつつ。
来週に続く・・・。