新型インフルエンザへの対策も、いよいよ本格化です。
新型インフルエンザワクチンは、2回接種が必要です。
新聞報道などのように、確かに、流行のピークにワクチン接種が間に合いかねる状況が懸念されています。
一般市民向けに、症状を自覚すれば外出を控えたり、手洗い、せきエチケットを徹底していただくように、教育・啓発活動をすることが必要でしょう。
また、一般市民が、最寄のかかりつけ医、総合病院などに、Oseltamivir (タミフル)などの抗ウイルス薬の処方を求めて多く受診することにも、対応が必要です。
私見ですが、
既往歴のないかたは、なるべく、自宅療養する、といった教育が必要だと考えます。リスクの低い、既往歴のない患者には、タミフルなどの抗ウイルス薬投与の推奨はありません。WHOのガイドラインにも書かれています。
一方、既往歴がある方は、自己判断せず、早期に受診することが重症化を防ぐためには必要です。
そのような優先順位を明確にした、バランスのとれた診療が大切ではないでしょうか。
毎年の季節性インフルエンザへの対応でも、大半の症例に抗ウイルス薬を投与する診療を見直す機会でもあると感じます。
多くの医療機関が、新型インフルエンザの患者さんのみに対応できないため、一般国民の方の良識的な判断をお願いしなければならないと考えます。
(余談)
2-3日前に米国で診療している日本人の先生が一時帰国されていたので、電話で、米国の新型インフルエンザへの対応を、聞いてみました。
インフルエンザの迅速検査などは、ほとんどしていない
感度も低く、高額の医療費の問題と臨床的な意味が低いため
入院患者では、PCRで確定診断をつける
現場では、このような対応だのことです。
現場では、新型および季節性ワクチンの接種の準備などが開始されている、とのことです。
新型インフルエンザワクチンは、2回接種が必要です。
新聞報道などのように、確かに、流行のピークにワクチン接種が間に合いかねる状況が懸念されています。
一般市民向けに、症状を自覚すれば外出を控えたり、手洗い、せきエチケットを徹底していただくように、教育・啓発活動をすることが必要でしょう。
また、一般市民が、最寄のかかりつけ医、総合病院などに、Oseltamivir (タミフル)などの抗ウイルス薬の処方を求めて多く受診することにも、対応が必要です。
私見ですが、
既往歴のないかたは、なるべく、自宅療養する、といった教育が必要だと考えます。リスクの低い、既往歴のない患者には、タミフルなどの抗ウイルス薬投与の推奨はありません。WHOのガイドラインにも書かれています。
一方、既往歴がある方は、自己判断せず、早期に受診することが重症化を防ぐためには必要です。
そのような優先順位を明確にした、バランスのとれた診療が大切ではないでしょうか。
毎年の季節性インフルエンザへの対応でも、大半の症例に抗ウイルス薬を投与する診療を見直す機会でもあると感じます。
多くの医療機関が、新型インフルエンザの患者さんのみに対応できないため、一般国民の方の良識的な判断をお願いしなければならないと考えます。
(余談)
2-3日前に米国で診療している日本人の先生が一時帰国されていたので、電話で、米国の新型インフルエンザへの対応を、聞いてみました。
インフルエンザの迅速検査などは、ほとんどしていない
感度も低く、高額の医療費の問題と臨床的な意味が低いため
入院患者では、PCRで確定診断をつける
現場では、このような対応だのことです。
現場では、新型および季節性ワクチンの接種の準備などが開始されている、とのことです。