OZ.

Opened Zipper

雑誌「mono STYLE ジテンシャ」No.3

2011-05-25 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年4月下旬)
No.4の広告ページでバックナンバーにミニベロ情報が多そうだったので、No.1~No.3を注文していた雑誌「mono STYLE ジテンシャ」ですが、No.3が最初に届きました。
2010年11月発行ってことは半年前なのか…ってことはこの雑誌は半年ペースで発刊されるのかなぁ、No.5はまた11月頃?

No.3の特集が「小径自転車 フォールディングが私生活のインパクト」だそうで…ミニベロ(小径自転車)は良いんだが、自分の読解力を超越しているのか、言葉として意味が分からん…何が言いたいんだろう?
自転車が折りたためると自転車生活に大きな影響があるよってこと?
自分は激安折りたたみ自転車に乗ってますが、滅多に折りたたまないなぁ。
ときどき車載するときに折って載せるくらいかな…まぁ便利は便利か。
折りたためなかったらさすがに荷室にそのままは乗らないんで、ホイール外すなり、キャリアを装着して積んだりしなきゃいけないだろうから。
フォークやサスを交換した影響で、折りたたんでも全然コンパクトにならないんだけど。
折りたたみできるかどうかはそんなに重視しなくて良いかなと個人的には思うんですが、それでも折りたためるんならそれに越したことはないかなぁ。

特集で紹介している中で気になったのはDAHONのDash X20でした。
デザインが好きだったHammerhead(とかSilvertipとかSmooth Houndとか)と同じ形状のフレームなので。
見た目は折りたためそうにないんだけど、アーレンキーで2箇所のボルトを回すと折りたためるってのが良いなぁ、折りたたみ頻度が少ない自分には丁度良さそうではないか。
いや、X20はもう完成しちゃってる感じなので、P18を入手してキャリパーブレーキ化なんてやったりして、でもそれって結局X20じゃんってツッコまれたりしたいかな。
そこで更にブルホーン化したりして、それって結局Hammerheadじゃんってやっぱりツッコまれたりしたい。

折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2011」で見て惹かれていたOX engineering(OX bikes)のPECO-8Sも載っていました。
ふーんそーか、電動アシストバージョンも出す予定なんだ…へえぇ?
PECO-8Sには今後も注目しとこう。

特集以外で気になったのはヴァンムーフという自転車。
トップチューブ前後にライトが付いてるってのがナイスだし、ABUSのチェーンもフレームに内蔵ってのがスゲー。
自分は乗らないだろうけど。

他には冒頭の方にGaap Owners Meeting2010の様子が紹介されていました。
しかし画像が小さいんで、どんなカスタムしてるんだかほとんど読み取れません。
もうちょい大きく出せなかったんだろか。
ところでオーナー達の体型に妙に偏りがあるように思えたのは気のせい?
そういや他のミニベロのオーナーズミーティングでも同じ印象を受けたような記憶が…あれはbd-1だったっけ。
ミニベロから入っても走ることに情熱(と体脂肪)を燃やす人は結局ロードに流れていって、カスタムに情熱を燃やす人は違う傾向になってしまうってことなんだろうか…それとも単なる偶然の偏りか、もしくは自分の単なる気のせいか。
どっちかっつーとGaapに紛れてたGazelleの方が個人的には気になりました。
それはGaapが沢山並んでたから、マイナー志向の自分はよりマイナーに見える方に魅力を感じただけかも知れませんが。

途中に「ジテンシャLOVEなmovie selection」って記事がありました。
ちょうど自転車マンガや自転車小説の次は自転車映画かな~と思って個人的に調べていたところだったんで良いタイミング。
見ようかな~と思っていた「ヤング・ゼネレーション」や「トップ・ランナー」、「クイックシルバー」が紹介されています。

自転車映画で面白そうなのを調べて、「ヤング・ゼネレーション」とかレンタルしようと思ってTSUTAYAへ行きましたが、置いてなかった…まぁそうか、マイナー過ぎるかな。

他のクロスバイクやイタリアンレーサーやバッグなどの記事には興味が無いんでほぼ読み飛ばしてます。
時間が余ってヒマでヒマでしょうがないときに読むかも…いや、やっぱ読まないかな。
次はNo.2かNo.1が届くと思うので、多少情報が古くてもそっちに期待しよう。

小説「銀輪の覇者」(上)(下)

2011-05-20 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年4月中旬)
東京→大分の移動時間のヒマつぶし用に本を買おうと書店に寄りました。
自転車雑誌を物色しましたが、読みたくなるものが無かったのでパスして、少し前に調べた自転車小説が置いてないかチェック。
「銀輪の覇者」「男たちは北へ」「セカンドウィンド」…タイトルは覚えてたけど出版社が分からなかったので、ネットで確認したところ最初の2つは早川文庫と判明。
早川文庫の棚を調べていると…あった、ありました「銀輪の覇者」(上)(下)が。
「男たちは北へ」は無かったけど、2冊あれば十分か。
という訳で購入し、移動時に読みました。

舞台は昭和9年、山口から青森まで1600kmを自転車で走る本州縦断「大日本サイクルレース」ですが、競技用ではなく業務用の自転車で走るという異色のレース。
賞金目当ての参加者達だけでなく、主催者も含め胡散臭い連中だらけ。
主人公は紙芝居屋の響木健吾、ロードレース経験者で元ヤクザとの繋がりがあったりと素性が知れない男。
妙に強いドイツナショナルチームやら、大会を妨害する帝都輪士会やら、沿道に出没する白装束のカルト教団やら、公安やら、軍部やら…と色々な組織と人物が登場してそれぞれの思惑が複雑に絡み合ったままレースが進んでいきます。

舞台とした時代が古いことや、実用自転車でレースをしているため、古臭いというかレトロというかレース自体もスピード感が無いんですが、ドラマとしてはそれなりに楽しめました。

ただ、個人的にはもうちょっと疾走感が欲しかった気がするな。
この小説に大して、ということではなくて、疾走感のある自転車小説が読みたい心境だったので。(自分が走れない体調だったから代償行為として)
なので次は疾走感のある自転車小説を探して読んでみるつもりです。

雑誌「mono STYLE ジテンシャ」No.4

2011-05-15 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年5月上旬)
東京→大分の移動時間のヒマつぶし用に自転車小説を買った後、別の書店にハシゴしたときに「mono STYLE ジテンシャ」という雑誌を見つけました。
No.4…ふーん、4冊目なんだ、monoの別冊みたいなカンジ?
こんな雑誌、全然知らなかったな。

パラパラとめくってみたところ、クロスバイクやMTB、電動アシスト自転車が載っていたので自分のストライクゾーンには無い雑誌かと判断しかかりましたが、終盤に「ミニベロ・クルージン!」という特集があり、ココがヒット。
ミニベロネタがあるなら良いやってことで購入しました。

移動時に読んでみましたが、各メーカーのミニベロを取り上げての座談会形式での解説や、メーカーへのインタビュー記事などがあります。
まぁミニベロ好きの自分にとっては、時間つぶしに良いネタ。

読者モニタープレゼントには記事でも紹介されていたコーダーブルームのレイルCSミニがありました。
もちろん応募する訳ですが、当選したらコレを嫁さんに乗ってもらおう、もし乗らないって言われたらカスタムしまくろう…などと既に当選を前提に妄想を開始。
オリジナルはリアディレイラーがAlivio8速なんだよなぁ、コンポーネントをCapreoにしたら面白いんじゃなかろうかコレ。
チェーンリングが52Tでリアトップが11Tだから、Capreoなら45T×9Tで少し高速化できるな。
リアエンドは135mm…じゃないのか、130mmハブだった、残念。

バックナンバーの紹介があったので見ると、No.1~No.3もそれなりにミニベロの記事が掲載されているっぽいです。
しまったな、今から慌ててバックナンバー掻き集めるか…情報が古いだろうけど、そこは妥協してでもミニベロの情報が欲しいので。

漫画「のりりん」(1)(2)

2011-05-10 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年4月下旬)
「弱虫ペダル」で久々に自転車マンガにハマったので、他にも面白い自転車マンガが無いものかと物色します。
「かめも☆チャンス」や「ツール!」といったタイトルはよく見ましたが、内容・設定・評判などから判断するに、自分には合わなさそう。

他に何か…と調べていると「のりりん」というマンガがあることを知ります。
何だ「のりりん」って…主人公の愛称?
コミック1巻の表紙は女の子だったので、この女の子の愛称が「のりりん」なんだろうか…と思っていたら全然ハズれのようで、どうやら主人公は自転車嫌いの男らしい。
「のりりん」は方言で「(自転車に)乗りなさい」の意味らしい。
表紙の女の子は博多弁らしいけど、のりりんは三河弁?
あと、この作者のマンガでは人が死ぬのが定番らしい…そんな自転車マンガは嫌だなぁ。
自分好みでは無さそうな絵柄も含め、不安材料もあるものの、それ以外の点ではなかなか評判が良さそうだったので読んでみることにしました。

主人公はアメ車に乗るクルマ好きのメガネ男「丸子(まりこ)一典」、何故か大の自転車嫌い。
交差点でロードバイクに乗る博多弁の女子高生「織田輪(りん)」を撥ねそうになった事故をきっかけに、織田家の塩ラーメン屋に出入りするようになる。
輪の母親「織田陽子」は丸子に執拗に自転車に乗ることを勧めるが、頑なに拒否する丸子。
しかし陽子の策略に引っかかった丸子はロードバイクに乗らされる羽目に陥る。

…といった導入で始まるマンガ「のりりん」ですが、完全にハマってしまいました。
良いなぁ、何て悪道い自転車の薦め方なんだろうコレは。(絶賛)
織田陽子も悪道いんですが、それはこのマンガの作者の意向を反映したものなので、悪の張本人は作者の鬼頭莫宏だな。

主人公の丸子は最初「ジャマくせえチャリ野郎」「歩道走ってろ」「チャリなんか死んでも乗らねー」「チャリ乗ってるヤツは死ねばいいんだ」と言い放つ嫌なヤツで、明らかに自転車好きの敵。
しかし自転車を毛嫌いする訳があることが徐々に判明してきます…どうやら元彼女の小月優と別れた経緯に自転車が関係している模様。

織田陽子から「男は30超えたら自転車」と薦められ、事故で損傷した自転車のカーボンホイールの修理費用(25万円)を「自転車乗ったら5万円引き」と言われても、丸子は「自転車乗らないって決めてる」「自転車乗ってるヤツが嫌い」と抵抗。
「とにかく気持ち悪い」「ナルシスト」「汗臭い」「スポーツだか移動手段だかはっきりしない」「ガキっぽさ」「マゾだかサドだかはっきりしない」「盲信的で自分達こそ最高みたいなかんじ」「興味のない人間に強引に勧めようとする」と自転車乗りの嫌な点を挙げ連ねます。
これは一般的に自転車に興味の無い人から見た、自転車乗りの悪いイメージを「自転車嫌い役」丸子に代弁させているようです。

その「訳あって自転車嫌い」の丸子に自転車を強引に勧める「自転車推進派役」織田陽子は、自分では自転車に乗らないと言ってますが間違いなく自転車マニアで、マニアックな自転車を複数所有しているようだし、家族は皆自転車乗りのようなので、陽子は元自転車メカニックかな?

陽子は何故そうまでして人を自転車に乗せたがるのか? の説明を陽子の夫(輪の父親)の織田栄が語っていますが、この考えにはかなり共感できます。
「自転車に乗る素晴らしさが伝わりにくい」「自転車は仕方なく選ぶ移動手段と思われている」「日常に密着する分、面白さが伝わりにくい」「自転車の雑誌やイベントを見るのは既に興味を持っている人間」…確かにその通り。

自分も嫁さんにときどき自転車を勧めますが、子供の頃から必要に迫られて日常用に自転車(ママチャリ)に乗っていた嫁さんからは「自転車の何が楽しいのか分からない」と言われ、全く相手にされません。
家族で遠出した先でサイクリングしようと自転車レンタルしたときも、スポーツバイクは選んでもらえず、乗り慣れたママチャリを選ぶくらいだしなぁ。

なので陽子は強引にでも人をロードバイクに乗せることにより、地道に自転車の素晴らしさを広める草の根運動をしている、という設定だそうで…共感はするけど強引だな。

このマンガの中では陽子が指導役として、素人の丸子やその友人達に自転車を解説していきます。(走り方の指導は輪が)
陽子を筆頭に織田家が作者の気持ちを代弁して自転車を勧める人々、そして丸子やその友人達が自転車嫌いというマイナスからのスタートで自転車を学んでいく人々。
その設定をオブラートで包みまくってストーリー仕立てにした「自転車入門マンガ」なんだろう、と個人的には理解しました。
いや、「自転車教カルト教団の伝道書」かも知れないな。
最初は歩道を自転車で走っていましたが、混雑しているので車道を走り始め、丸子の独白を通して車道を走るときの注意点を読者に教えています。
それから仲間と一緒に自転車で走る楽しさも含め。

丸子がロードバイクを全力で踏み始め、自転車の愉しみを徐々に知っていく様も共感しながら読みました。
ペダルを土踏まずではなく拇指球で踏むように変えただけで進むようになることや、クロスバイクなどと比較してメカニカルロスが少ないことを体感し、自分の力だけで高速走行できる歓びを(不覚にも)感じる丸子。

ロードバイクとはレベルが全然違うけど、ハイユニ号をカスタムしてパーツを換えて、徐々に走りが良くなっていく(軽くなりスピードが上がる)ことを体感して、それで自転車の(カスタム+走ることの)楽しさにハマッたんだもんなぁ。
このマンガ、自転車に興味が無い人を自転車に誘うために使えるぞ、きっと。

さて2巻の終わりでは(陽子の謀略により)2年間真面目にトレーニングを続けている(でも感じ悪い)ロードレーサー等々力潤と1週間後に平坦道10kmレースをする羽目になった丸子。
「(丸子が)勝てるようになるわけない」と言いつつも陽子は秘蔵フレームで組んだ「去勢されていないモンスター」を丸子に使わせる以外にも何か悪辣な計画があるようですが、果たしてどうなることやら。
3巻が楽しみです。

漫画「弱虫ペダル」(17)

2011-05-08 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
4月上旬にお試しでコミック3巻まで買って読んでみたらハマッてしまい、その日に16巻まで買ってきて読破していたマンガ「弱虫ペダル」ですが、待ち望んでいた最新刊17巻がついに届きました。

やっと続きが読めるよ~と歓びながら、早速読み始めます。
相変わらずアツい内容で、競り合いのシーンを読みながら両脚がペダリングを始めてしまう現象が再発してしまいます。
何なんだろうコレは、共鳴動作? 同調現象?…貧乏ゆすりではないハズ。

2日目終盤、ゴールまで残り6km弱のところでついに総北高校が先頭集団に追いつき、箱根学園・京都伏見との3つ巴に。
16巻の後半は完全に消えていた総北ですが、エース金城のチームオーダー「巻島と2人でこの登りで先頭集団までチームを運べ!!」に愚直に従った小野田(と巻島)が引いてようやく追いついてくれました。
主人公が不在のままレースが進んでいて、どうなることかと思いましたが、間に合って良かった。
それにしてもよく追いつけた(ストーリー展開にした)な…京都はスプリンター2人切り捨てて4人に、箱学は一旦バラけてたから先頭集団はスピードが乗ってなかったって理由付け? そういうことで納得しとこう。

ゴールまで残り4kmで登りが終わって各チームのエース・アシストの2人ずつが飛び出し、やっと今泉の出番。
15巻序盤で落ちたようにみえた後、生存確認だけは取れていた今泉ですが、ようやく京都のフェイズ3にチギられた後のエピソードが語られました。
なるほどそんな件があって今泉は走り続けられた訳ですか…金城が素敵過ぎです。
箱根学園のエーススプリンター新開も復活して、京都の御堂筋にとうとう余裕が無くってきたぞ、サマーミロ…と思ってたら何だあの最後のクランクでのデタラメコーナリングは。

御堂筋の物理法則を無視したオカルティックな走りには(読者としても、総北・箱学としても)どう対応したら良いのやら…と途方に暮れたゴール前1km地点で17巻終了。
もう終わりか~…200ページで5kmしか走ってないぞ。
ってことは1ページあたり25mってことか。
さすがに次の18巻では2日目ゴールには到着するよなぁ? このまま御堂筋に独走させるとは思えないんだけど、まさか2日目も3チーム同着ってことは無いよなぁ…いや、あるか? マンガだし。
御堂筋の「4秒」ってのは何なんだろう…クランク出口で4秒アドバンテージを取れれば逃げ切れるって計算?
うーん、続きが楽しみだ。

コミックの発売間隔は2~3ヶ月のようなので、次は7月~8月初旬かな。
ジリジリと待つことにします。

「じてんしゃ日記」購入

2011-05-05 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年4月上旬)
体調不良が続いて自転車に乗れないので、代償行動で自転車の情報を得ようとして自転車本を買うことにします。
ネット書店で3点購入するとポイントアップだったので3冊買おう。
1つはミニベロムック、1つは一般の自転車雑誌、もう1つは何にしようか迷い自転車小説を物色します。

サクリファイス」に匹敵するくらい面白い自転車小説は無いものか…と調べます。
「サクリファイス」の続編の「エデン」が文庫化されていたら即買いでしたが、まだ文庫化は先のようなので待ち。(文庫でしか買わない主義=しみったれ)
「銀輪の覇者」が良さそうだけど上下巻に分かれてるのか~、1冊で良いんだが。
「男たちは北へ」も面白そう、でも自転車小説というより冒険小説っぽい点が不安。
「セカンド・ウインド」も気になったけど、こちらは3巻まで出てるしでやっぱりパス。
そんな感じで今回は小説では決めきれず。(そのうち買いそうだけど)

しょうがない、小説は諦めてコラムかエッセイあたりにしとくか。
疋田智氏(+ドロンジョーヌ恩田女史)の本でこないだ買った「自転車をめぐる冒険」の続編、「自転車をめぐる誘惑」にしとくか…いや、そもそも「自転車をめぐる冒険」自体、自分にはそんなにハマらなかったんだっけ…ほとんど内容を思いだせないくらいだもんな。
今回は疋田智氏は外しておくか。

他に面白そうな自転車コラム・エッセイは…と物色していると、「じてんしゃ日記」を発見します。
SF作家高千穂遙氏が漫画家一本木蛮女史に自転車を指導する経緯をマンガ化したんだそうで…子供の頃からSFファンですが、高千穂遥氏のSFは読んだことが無い気がするな。
クラッシャージョウもダーティーペアも興味なかったんだよなぁ、基本的にハードSF寄りなんで、スペースオペラにはあまり…他にどんなの書いてんだっけ? (と著作リストをチェック)

あ、「サルタン防衛隊」だけは持ってるな…あの原作は(敬愛する)大友克洋氏と思ってたんだけど収録の「DOG★AFTERNOON」の方だけだったのか、「サルタン防衛隊」自体は高千穂遥氏なんだな。
一本木蛮…という人は知らないな。

高千穂遥氏が自転車野郎だというのは認識してました…TV「自転車専科 ~Cyclish Style~」にゲストで呼ばれてたらしいし。(その回は観てないけど)
マンガ家の人は知らないので絵柄が自分の趣味に合うか不安だなぁ、でも評判は良さそうだし、続編の「じてんしゃ日記2008」が刊行されてるってことは、そこそこ売れた=面白かったってことだよなぁ。
でもそれ言ったら「自転車をめぐる冒険」も続編の「(同)誘惑」が出てるんだよなぁ、結局は好みの問題か。

迷いましたが、結局3冊目は「じてんしゃ日記」で注文します。
3冊とも在庫ありで即発送されるハズでしたが、自転車雑誌が何故か手配に時間がかかったようで(きっとタッチの差で誰かに先を越されたのだ)、10日も待たされてようやく到着。
早速読んでみます。

絵柄は…許せない程ではないけど自分の趣味に合わない感じでちょっと残念。
内容は、SF作家が自転車マニアになるまで、また自転車初心者のマンガ家が自転車マニアのSF作家から自転車指南を受けるエピソード。
…うーん何でだろう、残念ながら自分としては楽しめなかったです、こっちは本質なので非常に残念。
マンガなので読みやすいし、自転車エピソードには共感できるあるあるネタも含まれているのに、何だかしっくりこないまま読み終わってしまいました。
指導を受けた方が自転車にどっぷりハマってるように思えないから? でも夫婦で自転車を購入してるし、着々とハマッてるように見えなくはないんだけど、ほとんど自転車に乗ってないみたいなのが引っかかるんだろうか。

個人的にちょっと嬉しかったポイントはSFイラストレーター加藤直之氏が(ちょっとだけ)登場したこと。
加藤さん、ミニベロ乗ってるんだ…何だか嬉しい。
平井和正氏やJ・P・ホーガン氏の本のカバー絵、良いよなぁ…平井和正氏の場合、生頼範義氏のイメージが強いし、どっちかっつーと生頼範義氏の絵の方が好みではあるんだけど。
それにしてもホーガン氏の逝去は惜しい…自分的「21世紀最大の損失」はずっとナンシー関女史だったんだけど、ホーガン氏が越えたんだよなぁ、一番好きなSF作家だったもんな…

などと本の内容とは無関係な所で嬉しい部分があったものの、自分には合わなかったようです、惜しいな。
次は最初に迷った自転車小説の方を狙ってみよう。