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Opened Zipper

漫画「のりりん」(3)

2011-07-25 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
予想外に自分のツボにハマってくれた自転車マンガ「のりりん」の3巻が7/22に発売されました。
楽天ブックスで予約注文していたところ、7/23に到着しました…っつーかしてたらしいです。
らしいっってのは、嫁さんの実家に帰省していて7/23午後は不在だったので、7/24に帰宅した際に受理したため。

表紙は「やれやれ」といった感じの表情の織田輪。
なんで? と思ったら裏表紙では主人公の丸子一典と等々力潤が睨み合ってました。
そうそう、2巻からの続きで、3巻では丸子と等々力のレースが始まるはずだったっけ。
やっと続きが読めるよ~と喜んで読み始めます。

3巻に収録されていたのは以下の8話分でした。
  • 第17話:ロードの形に型がなかった、その時代
  • 第18話:走って分かる実力差
  • 第19話:折り返し
  • 第20話:2000年の呪縛
  • 第21話:問題点その1
  • 第22話:ここは一般道でした
  • 第23話:援軍到着
  • 第24話:ゴールしたのにスタートしたの?
2巻の最後で「去勢されていないモンスター」の一部が描かれていたので、結局またLOTUSを出すんだと思い込んでたら違ってました。
CATのチータだそうで…ふーん、昔は何だかスゲーの作ってたのね。
それにしてもラーメン屋の奥さんが何故こんなフレームを秘蔵してたりするのか、まだまだ謎が多いな。
この織田家の秘密はいつ明かされるんだろうか。

コースは片道6kmを折り返し、往復で12km。
最初の2kmが緩い下り、次の2kmが緩い上り、残り2kmは平坦道、そして折り返しになります。
織田陽子は輪を審判役で追走させますが、これは等々力の女嫌いを把握している陽子が輪に追わせることで、等々力の脚を使わせるという姑息な策略でした。
さすが陽子、悪辣で素敵です。
伴走車というか審判車というか、追走する車の中で陽子によるロードバイクのフレームの歴史の解説が行われます。
丸子の友人達に向けた解説の形を取った、読者向けの解説。
ふーん、なるほどね~、ロードバイクのフレームにはそんな歴史があったのね~と思いながらレース展開を見守ります。

一般道で走る上で、当然の「信号を守る」というルールに従って走っていますが、そのルールを守った上での走り方の差異が、自転車における道路交通法の理想と現実の差異っぽかったりもして面白い。
本当にリアルなケースだと信号守らない人が多いんじゃないかと思うけど、守った上での彼の選択はナイスだな…確かに法的にも間違ってないし。

筋金入りの女嫌いで「タレ目野郎が嫌いなんだ」と言う等々力ですが、その理由が明らかになります。
なるほど、そんな過去が…まさか丸子の妹の三夢との因縁があったとはねぇ。
タレ目だけじゃなく、嫌いなヤツに水ぶっかける習性は、丸子家の血筋なんだろうか。
ところで丸子「一」典の妹が「三」夢ってことは、丸子家には第2子が他に居るのかなぁ…そのうち登場してくるんかな? そんな安易なネーミングじゃない?

登場直後からあからさまではあった杏(からもも)真理子の丸子に対する気持ちですが、輪の無意識や東均の意識的な誘導により更に明白になってきてるので、今後の2人の距離も気になるところです。

レースの結果やレース後のことも含め、全て陽子の策略通りに運んだようですが、この後で丸子や友人達がどのように自転車に関わっていくのか(関わる様を描かれるのか)、楽しみです。
これまでのコミック発行ペースを見ると半年間隔なんだよなぁ…次の4巻は年明けかぁ、先は長いな、待ち遠しいぞ。