OZ.

Opened Zipper

大分県サイクリングセンター堪能

2011-07-22 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2011年6月上旬)
自宅から車で20分程度の山(県民の森)の中腹にある、大分県サイクリングセンターへまた行ってきました。

息子タイトが成長して、16インチの子供用自転車ではとっくに小さ過ぎる状態になっているので、買い替えようとしたら嫁さんから却下されます。
「何でも簡単に買い与え過ぎ」「何でも我慢せずに手に入ると思ってしまってる」とのことで、教育上良くないという判断。
なるほど、まぁ確かにそうかも…と納得。
「クリスマスプレゼントとか、誕生日プレゼントとか以外で、理由も無く買うのはダメ」だそうなので、しばらくタイトは我慢の日々。

ところで小学校では「3年生になって自転車安全講習を受けるまでは独りで乗ってはダメ」とされていました。
その自転車安全講習が6月にあって、今年3年生になったタイトも受けたんですが、自転車には乗れても安全確認や手信号などできない子ばかりだったので、全員不合格判定だったとか。
条件付きの保留のような感じで「安全に自転車を運転できるようになったと、おうちの人が許可してくれるまでは独りで乗ってはいけない」となったそうです。

許可されるためには練習が必要ですが、タイトが乗る自転車は無い…では可愛そうなので、練習させるためにサイクリングセンターへタイトを連れていきました。
ココでは自転車がレンタルできて、22インチ~24インチといったタイトの年頃の子供サイズも用意されています。
子供用の自転車レンタル代は200円/日。
自分は車の荷室に積んで行ったハイユニ号を持ち込むんですが、持ち込みの場合は申請だけで無料。

この日は11時前に到着し、いつものようにタイトにジャストサイズの22インチジュニアMTB(ATB?)をレンタルして、練習用トラックをぐるぐる走りまわります。
ウォーミングアップが終わったところで、登りのサイクリングコース「入蔵サイクリング道」へ行ってみます。
こちらのサイクリングコースは終点まで1.5km程で、そんなに傾斜はキツくないです。
終点まではひたすら登るのみ…その分、帰りはひたすら下るのみだから、ペダリングなしで楽チンに降りて来られます。

終点のところにある自転車マークを使って、トリックアートのように乗ってるフリをして楽しむタイト。
センターから終点まで、タイトが一度も休憩なしに登りきったのは初めてで、かなり達成感があったようです。
のんびり下ってセンターに戻り、一旦休憩。

そろそろ昼になるので昼食を考えないといけないんですが、まだまだ自転車に乗りたい。
そこで今回は、一旦自転車で山を下って、少し先にあるファミリーレストランまで走るプランを考えていました。
サイクリングセンターがある山の中腹まではかなりの坂道なので、行きの下りは何とかなるとしても、帰りの登りはきっと自転車を押して歩くことになるとは思いますが、それを覚悟しても自転車で遠くまで走るのをタイトと楽しみたいなということで。

タイトにこのプランを提案すると、「良いなぁ、行ってみよう」と乗ってきたので、センターから自転車で出発。
まずは下り方向のサイクリングコース「廻栖野サイクリング道」を走ります。
落石があって途中までしか行けない、との看板が出ていて不安いっぱいになりますが、行ける所まで行って、あとはテキトーに下ってればそのうち下山できるだろう。

下り方向のサイクリングコースを走るのは初めてです…というのも、最初にサイクリングセンターを利用したときに「こちらのコースはハンターが入っているので、行かない方が良いと思います」と言われたことがあったから。
このとき「間違って撃たれんのはヤだな」と思って避けて以来、行ってはいけない場所のようなイメージを持ってしまっていました。
コースを走り始めてすぐに安友庭園が現れます…タイトが興味を持ったので入ってみると、庭園の中に池があり、コイがたくさん泳いでいました。
サイクリングセンターでコイのエサを売ってるとのこと。
タイトはエサを買いに戻りたがりましたが、後で戻ってから歩いてエサやりに来ようということにして再出発。
コースをどんどん進んで行くのですが、下り方向だと思い込んでいたら違ったらしく、途中から登りが続きます…あれ? 下りコースだと思ってたのは勘違い?
その後でまた下り始めたので安心しましたが、道が分岐しているところで悩みます。
右に行けばサイクリングコースですが、もう1.2kmほど走ったので、そろそろ行き止まりになるはず。
左に行くと生活道路といった雰囲気で、山を下るルートのようです。
自分達が目指すのは山を下った少し先にあるファミレスなので、ここでサイクリングコースを外れて左へ進みました。

ちゃんと麓まで道が繋がっているのか不安になったので、MapFanナビークルを起動。
周辺を確認しますが、ちゃんと下まで道はあるようです。(そりゃそうだろ)
目的地のファミレスを設定して、ナビを開始させて出発。
軽自動車1台で道幅いっぱいな感じのモロに生活道路になりますが、ナビの案内に従って下へ下へと下って行きます。
途中から坂の斜度が急になり、タイトがレンタルしたジュニアMTBのブレーキが悲鳴を上げます。
昔懐かしい感じの、泣き叫ぶようなブレーキ音が辺りに轟くので、タイトは「俺今、スゲー迷惑な自転車やー」と気が引けるようです。
あまりにも坂が急過ぎてブレーキが効いてないのかと不安になり、途中で停車させて確認。
少し停車するまでタイムラグはあるものの、強く左右の両ブレーキレバーを握れば、前後ブレーキで停車できました。

しかし前サイドプルキャリパーブレーキ、後バンドブレーキってこの急坂だとキビしいよな。
タイトの次の自転車を買うときは前後Vブレーキは必須だな。
でも前後Vブレーキの24インチジュニアバイクってちゃんとしたメーカーの物だと最低でも3万円以上するな…嫁さんに認めてもらえるやろうか。
うさんくさいメーカーのでも良いんで、できるだけ安いの探して自分でパーツ換えるなりして品質確保すれば良いか。

その後もブレーキが悲鳴を上げつつ、山を下って麓に到着。
何か見覚えがあると思ったら、サイクリングセンターまで車で行く途中で通過した交差点でした。
なるほど、ココに出てくるんだ。
タイトに先行させて左端を走らせつつ、ファミレスへ向かいます。
途中停まって一息入れているときにローディ2名とすれ違いましたが、「こんにちはー」と挨拶してくれのたで、親子で「こんにちはー」と応答。
これまで川沿いサイクリングロードを親子で走っていても、他の自転車乗りと挨拶したことは無かった気がする…こちらがちゃんと親子共ヘルメットを被ってたからかな?

途中から交通量の多い道に出る必要がありましたが、タイトに車道を走らせるのはまだ早いので、不本意ですが右側の歩道を徐行。
(片側にしか歩道が無かったので)
しばらく走るとファミレスが見えてきました…大分ローカルなジョイフルという格安ファミレス。

このファミレス(ジョイフル)ですが、みどり牛乳で知られる九州乳業の施設「みどりマザーランド」(または「みどりの王国」)がある丘の麓にあります。
みどり牛乳も大分ローカルだな…いや、本社は大分だけど一応は九州ローカルか。
ファミレスの裏に自転車2台を駐輪してYPK Cafe2.0で2台束ねてロックし、店内に入ります。
途中道に迷ったりしたから到着するまで時間がかかって13時、少し遅い昼食をのんびり摂ります。
タイトは頑張って下ってきたので、ご褒美として食後にかき氷を注文。
巨大なかき氷が出てくるので、何度も頭がキンキンなりつつ、2人で頑張って食べつくします。

ガッツリ食べて栄養・水分を補給し、休養も出来たので店を出てサイクリングセンターへ帰ります。
今度はちょっと違うルートを走ろうと思い、幹線道路を横断して川の対岸へ進み、交通量の少ない裏道をのんびり走ります。
車でサイクリングセンターへ向かう山道の入口はパス…あのルートは急坂過ぎるので、押して登るしかないから。
下ってきたルートを逆走した方がまだ坂の傾斜は緩いから、押して登るにしても少しは楽だろうと考えました。
さっきの交差点に戻ってきて、下ってきた坂道を登り始めますが、タイトが妙に気合が入っていて自転車を降りずに漕ぎ続けます。
あまりにも急坂なんで、タイトにはキビしいだろうと思ってましたが、意外に頑張るなこいつ。
坂が急過ぎるから、自転車を押して歩いて構わんよ~と言ってあげるんですが、「いや、オレもうちょっと頑張る」と言い張ります。
途中、何度か停まってしまうんですが、再スタートのときだけ自分が後ろから押してやって勢いをつけると、しばらく漕ぎ続けて急坂を登っていきます。
こいつまさかクライマーになる気じゃなかろうな…まさか野々村輝みたいに…んな訳無いか。

タイトが予想外に根性出して踏ん張るので、ビックリしつつもこの頑張りには親としては嬉しい。
急坂が結構続くのでもう無理かな? と思いましたが、まだまだ頑張るタイト。
何度も進めなくなって停まってしまいますが、しばらく休憩して荒い息が落ち着いたら再スタート。
これを繰り返しているうちに、急坂の終わりが見えてきました。
とうとう急坂を登りきって、傾斜が緩くなります。
今度は限界に達したのではなく、目的地に到達したので停まって、ドリンクを飲んで休憩。
汗だくになって頑張ったタイトを褒めながら、それにしてもよく登ったなぁと感心。
再スタートの度に自分が尻(サドル)を押してやったのはありますが、諦めずに踏み続けたのはエラいぞ。

その後もまだまだ上り坂は続いてるんですが、傾斜が緩いので全然問題なし。
急坂を越えてきたタイトにとっては、この程度の坂は何でもないという感じで、一緒にのんびり登っていきます。
サイクリングコースから分岐した場所も通過し、しばらく登り続けるとそこがこのルートの頂上で、そこから下り。
楽チンに下って庭園横を通過し、無事にサイクリングセンターに戻ってきました。
いや~疲れた、でもかなり達成感あるな。

その後センターへレンタル自転車を返却後、コイの餌を買ってまた安友庭園へ歩いて行きました。
コイが餌に群がる様をひとしきり楽しんだ後、撤収しました。
こんな感じで、大分県サイクリングセンターとその周辺をなかなかたっぷりと満喫できました。