OZ.

Opened Zipper

9速化後調整(後編)

2010-09-25 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2010年8月中旬)
前回からの続きで、うまく調整できていなかった9速化の解決策となるはずのリアディレイラーアダプターユニット3連装作戦を実行に移します。(3つ使うだけで3連装じゃないけど)
お盆に嫁さんと子供が実家に帰省して自分は留守番になったので、その間に自転車をメンテして乗りまくることにします。

近所のホームセンターに行ってバラ売りしているボルトを物色し、持参した特殊形状ナットに現物合わせして確認しましたが、M5サイズでした。
錆びると困るのでステンレスのM5×20mmのボルトと、長過ぎた場合の保険用に15mmのボルトと、M5のナットを購入します。
買って帰ったボルト・ナットで右リアエンドの内側・外側に2枚のリアディレイラーアダプターユニットを仮留めしてみますが、完璧って感じ。
15mmでは短過ぎるので20mmを使いますが、ナットから2~3mm突き出します。
なのでボルトを内側に使って固定、もしかすると内側のボルトヘッドがチェーンと干渉したら、少し削らないといけないかも。

OKだったので一旦外してから、一方のリアディレイラーアダプターユニットのディレイラーハンガー部分を切除する作業に入ります。
右リアエンドの内側で上下逆に装着しますが、逆方向だと末端のディレイラーハンガー部分がシートステーに干渉して、リアエンドに接着した状態で固定できなくなるので、切除するのでした。
鉄ノコでゴリゴリゴリゴリ…録画していたCSI:(LV)9をながら観しつつ、ゴリゴリゴリゴリ…
ながら観のはずがCSIの方にハマって手が止まっている時間が長かったですが、鉄ノコでゴリゴリゴリゴリやり続けて切断。
その後は金ヤスリでゴリゴリゴリゴリ…とそこそこ滑らかにしておき、これでやっと切除完了。

切除済のリアディレイラーアダプターユニットを右リアエンド内側に、ノーマルを外側にして、M5×20mmのボルト・ナットで締めて固定し、リアディレイラーを再び装着します。
これでリアディレイラーの位置がかなり(リアエンド厚+リアディレイラーアダプターユニット厚=7mmくらい?)オフセットできました。
あとは調整するだけなのですが、この作業のついでにシフト用のインナーワイヤーも交換することにします。

冬の大工事の前に交換用のJagwireのテフロンコーティングのインナーワイヤーを一式購入していましたが、まだブレーキ用のワイヤーしか交換していませんでした。
それはシフターも交換したばかりでまだインナーワイヤーが比較的新しかったので、勿体無かったから。
しかし冬の大工事が終わって4ヶ月ほど経ったし、そろそろ出番かなってことで、この作業に便乗して交換します。
今のシフターの前はずっとグリップシフターを使っていて、シフト用のインナーワイヤーを交換したことは無かったです、今回が初めての作業。
シフターを分解する必要があったりして、素人には手が出せなかったりしないよな~と心配しつつ、シフターの取扱説明書を確認しましたが、キャップになっているボルトを外して引き抜いて交換するだけのようです。
まぁそうじゃないと交換用のシフトワイヤーなんてフツーに売って無いよね。

レバー側にストッパーとしてのタイコがあるので、逆側からインナーワイヤーを押してやるとあっさり出てきます。
シュルシュルっと引き抜いた後、Jagwireのテフロンコーティングインナーワイヤーに交換。
逆の手順で差し込んでタイコが引っかかるまで押し込んで、これでOKかな。
と思ってシフターを操作して確認しましたが、インナーワイヤーが動きません。
あれ?
一度抜いて、シフターの中を懐中電灯で照らしつつ確認したところ、どうやらワイヤーを通す穴を間違ったようです。
やれやれ…と正しい穴を確認してワイヤーを通し直し、再度シフターを操作して確認したところ今度はOK。
インナーワイヤー表面にグリスを塗り、アウターケーブル内側にオイルを噴いてから、アウターケーブルに通します。
アウターケーブルごとリアディレイラーの方へ取り回してワイヤーを固定しようとしますが、ここで考え直します。
以前9速化した際、シートステーのアウター受けからの取り回しでRがキツくなり過ぎるので、Avid Rolla Majig(シフトワイヤープーリー)を引退させて、ほぼ真っ直ぐにリアディレイラーまで通していました。
しかし真っ直ぐ過ぎてどうもよろしく無さそうに見えたのと、Rolla Majigのようなオモチャが無いのはさみしいので、強引にRolla Majigを使うことに方針転換します。
試しにRolla Majigを使ってみますが、ちゃんと機能しそうだったので、復活させることに決定。

Rolla Majigも装着した状態でシフターのワイヤーをリアディレイラーに固定し、シフト調整を開始します。
少し手間取りましたが、リアディレイラーとスプロケの間隔が適正になったお陰か、ちゃんとトップ~ローまで全てシフトできるように調整できました。(まぁそれが当たり前の状態ではありますが)
良かった良かった。

さて本来はここで9速化調整完了で終わりのハズですが、勢いでタイヤを交換することにしました。
既に購入済だったホワイトタイヤがずっと放置だったので、もういい加減使わなきゃって気持ちになっています。
そのタイヤ交換についてはまた次回の記事で。