OZ.

Opened Zipper

フロントディレイラー除去(ハンドル周り変更)実施

2010-01-19 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2009年11月中旬)
フロントディレイラー除去(ハンドル周り変更)の準備ができた(パーツ入手が完了した)ので、時間が取れた11月中旬の週末に作業を行いました。

まずはフロントディレイラーの除去。
本来はコレだけのはずだったんだけど…

フロントのシフターケーブルをディレイラーから外して、アウターケーブルごと抜いていきます。
BBシェル下に装着していたケーブルガイドも用無しになりました。
フロントディレイラー用のアウター受け代わりとして使用していたVIVOグリットロックが不要になるので、これも取外します。
グリットロックは折角なので本来の用途に使うつもりなので、後で再登場します。
ちなみに本来の用途はケーブルシールで、リアディレイラー手前のチェーンステイでインナーケーブルが一部露出する部分で、アウターケーブル内に砂などゴミが入らないようにするパーツです。

そしてフロントディレイラーのボルトをアーレンキーで緩めて外します。
でもディレイラーはチェーンが通っていて外れないので、WIPPERMANNチェーンの結合用リンクを外して抜きます。
メンテする度にWIPPERMANNのありがたみを感じるなぁ、以前はチェーン切りで切って、また繋いでの作業をやってて、そしてうまく接合できなくてチェーンの動きが悪くなってリアの変速に影響したりしてたし。

WMIPPERMANNチェーンのリンクをまた結合して、これでディレイラー自体は外れました。

さて、ここからはフロントディレイラー除去による「とばっちり」の作業ですが、こっちの方がメインになってしまっている+αのハンドル周りの変更です。
まずgrgonグリップMR1を外し、SRAMのグリップシフターを外します。
もう完全に不要になった左(フロント)シフターは、アウターケーブルごと取り外します。
右(リア)シフターは交換なので、とりあえずアウターケーブルごとぶら下げておきます。

次にブレーキレバーを外しますが…なかなか抜けないなコイツら。
ボルトを抜いてしまってもまだ外れないので、隙間に工具を突っ込んで間隔を広げて、ハンドルバーから抜きました。
パーツを全部外したところで、ステムのハンドルバークランプ側のボルトを緩めて開き、ハンドルバーを外します。
最初にブレーキレバーを押し込んだときと、今外したときにハンドルバーにガリガリ擦ったので傷だらけ。
一応これでBBBのライザーバーは引退ですが、いずれ子供の自転車に移植したりするかも知れないし、一応取っておくか。
傷は上からパーツが覆う部分は見えないし、見える部分は塗って誤魔化せば良いんだし。

次に新しいgrungeのハンドルバーをステムに装着にします。
マークを参考にセンターをステムに固定。
最初は新しいSHIMANO Deore右(リア)シフターを右から挿します。
固定は後回しで、次に継続使用するDeoreブレーキレバーを挿します。
これも固定せずに続けて新しいグリップ、ergonレースグリップGX1を挿します。
コイツがコストを無駄に増やしてくれましたが、グリップはどうしてもergonじゃないと許せない身体になってしまっているのでしょうがない。

ここでハンドルバーを握ってグリップ、ブレーキレバー、シフターの位置を確認し調整。
最終的には計測して左右均等になっているか確認し、微調整してからアーレンキーでボルトを締めて固定しました。

そして次に新たに導入したバーエンドバーを装着。
ホワイトのバーエンドバーにしたいばかりに、ergonグリップの角タイプは選ばずにGX1にして、別途Tranz Xのバーエンドバーを入手したのでした。
最初は位置確認のためにハンドルバーに挿してみます。
ハンドルバー両端をカットする必要があるので、バーエンドバーの外側に金ノコで少し傷をつけてマーキングし、バーエンドバーとグリップを一旦外します。
そして傷をつけた位置に合わせてパイプカッターで切断。
切断後はハンドルバー両端を鉄ヤスリで削って滑らかにしておきます。

切断後に確認しましたが、切り落とした長さは左右共に35mm、ハンドルバー自体は580mmだったので、510mmになっています。
以前よりバーエンドバー分だけ長くなるかなと思ってましたが、参考までに旧ハンドルバーを並べて比べてみると新ハンドルバーの方が若干短くなってました。
そういえば元々、旧ハンドルバーはライザーバーだったせいでブレーキレバーが自分の理想の位置まで押し込めず、利用の位置より外にしか着けられなかったんでした。
ストレートバーになって、理想のブレーキレバー位置に調整できたってことやね。

最後にグリップ、バーエンドバーを再度装着して固定し、バーエンドバー付属のエンドキャップを嵌めて完了。
いや、完了じゃなかった、リアディレイラーの調整がまだでした。
そもそも新シフターのインナーケーブルからまだ放置したままだし。

DEOREリアシフターはインナーケーブル付きです。
新しくJAG-WIREのホワイトのアウターケーブルを買ってますが、テフロンコーティングインナーワイヤー共々、全塗装後に交換予定なのでまだアウターケーブルは交換せずに、現状の黒いアウターケーブルを使い回します。
このときまだ旧リア(右)のグリップシフターがアウターケーブルからぶら下がったままでした。
リアディレイラーからインナーワイヤーを外し、アウターケーブルから引き抜きます。
これでSRAPグリップシフター(8速)は引退。
先代のSHIMANOのツイストシフター(オリジナル6速→7速)のときからグリップシフターを愛用し続けてましたが、とうとう引退してトリガーシフターに移行します。
グリップシフターは握ったまま親指・人差し指の内側をクイクイと捻るだけでシフトできたし、グリグリッと一気にシフトしたりもできたし、角付きegronグリップと合わせて独鈷杵みたいに(違うけど)えげつない形状がお気に入りでした。
それが、ただちょっと飽きたっていうだけの理由で…すまん、グリップシフター達。
トリガーシフターでもレバーの移動量で一度に2~3速分シフトできるそうですが、慣れるまで時間がかかるかも。

本題に戻りますが、現行アウターケーブル内にオイルを吹いてから新シフターのインナーケーブルを通します。
チェーンステー部分のアウター受けにVIVOグリットロックを装着して本来の用途に使い、こいつにインナーケーブルを通します。
以前と同様にAvid Rolla Majig(リアシフトケーブル用プーリー)にインナーケーブルを通してリアディレイラーに固定します。
グリットロックでアウターケーブルの位置がちょっとだけ下がった関係で、以前よりリアディレイラー手前のアウターケーブルのカーブが若干キツくなっています。
Rolla Majig×2連装、とかした方が良いんかなー、それはさすがに愚かかなー。

こうして新シフターのインナーケーブルがリアディレイラーまで繋がったので、シフト調整を行います。
ところでリアディレイラーは(当然スプロケも)8速ですが、新シフターは9速用です。
そもそも使えるのかという疑問がありますが、確か以前どこかで「8速も9速も引きしろは同じ」という情報を見た記憶があります。
なので8速リアディレイラーに9速シフターでも使えるはず…記憶違いだったらどうしよう…まぁそのときはそのときで考えよう。(いつものようにテキトー)
更に8速しか無いのに9速分までシフトしたらチェーンが外れるんじゃないかって不安もありますが…まぁそのときはそのときで「9速は禁断のインデックス」と認識して9速には入れないように頑張る、という運用回避で誤魔化そう。
人間だからきっとミスするけど。

そんな不安もありつつシフト調整してみますが、意外にも素直に調整できてしまいました。
っつーかほとんど調整してないんだけど、ほぼ正常にシフトできてるし。
1速~8速まで問題なくシフトできて、禁断の9速にもシフトしてみますが、リアディレイラーが動かず…なので問題なし。
そーか、リアディレイラーには8速分しかインデックスが無くて、もう1速分シフトワイヤーを緩めたところで動かないのか。
よく見ると9速にシフトした状態ではRolla Majigとリアディレイラー間が1速分の引きしろ分だけ余って、インナーケーブルがちょっと見えてます。
が、特に問題なさそうなので、結果オーライな感じでした。
こんなに調整が順調に終わるとは思わなかったな。

今回シフターを9速にしたのは、目標としているDeoreコンポ統一=9速化の一環でもあります。
そのうちリアディレイラー+スプロケをDeore9速用に換えて、いずれはクランク+チェーンもDeore9速にする予定ですが、それはサスペンションフォーク交換+フロントディスクブレーキ化+全塗装の大工事の後でまたゆっくり進めるつもりです。

こうしてフロントディレイラー除去のとばっちりのハンドル周り変更作業が完了しました。
グリップシフターを卒業しトリガーシフターに、カットしてないergonグリップ、そしてホワイトのバーエンドバーがホワイトステムと並んだ様子を眺めて、イイ感じだなーとニヤニヤしてます。
早く走りに行ってグリップやシフターやバーエンドバーの感触を試したいですが、この週末はもう時間切れになってしまったのでまた後日。
パーツ価格(税込)作業重量増
grunge アルミハンドルバー580mm
5度アップ バークランプ径25.4mm(ブラック)
¥2,052
送料(相当額)¥187
旧ハンドルバー除去:-265g
新ハンドルバー取付:+160g
-105g
SHIMANO DEOREシフターSL-M590
インナーケーブル付(右のみ-9s)
¥2,268
送料(相当額)¥206
フロントディレイラー除去:-200g
ケーブルガイド除去:-1g
旧左右シフター除去:-180g
新右シフター取付:+160g
-221g
ergonレースグリップGX1¥4,750
送料(相当額)¥432
旧グリップ除去:-245g
新グリップ取付:+126g
-119g
tranz X バーエンドバー
JD-897(ホワイト)
¥2,670
送料(相当額)¥243
バーエンドバー取付:+117g+117g
合計¥12,808-328g