OZ.

Opened Zipper

漫画「オーバードライヴ」

2010-01-04 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
10月末、TSUTAYAのコミックレンタルで「シャカリキ!」のついでに借りてみた「オーバードライヴ」。
事前に調べてみたときの、ネット上での感想を見る限りではイマイチっぽい雰囲気でしたが、自分にはまぁまぁ楽しめました。
ただし「シャカリキ!」と比較すると…まぁそういう感想になっちゃうかもねーと納得。

過去や内面(精神世界)の描写が多いっつーか、それがやたら長いので、練習やレースのシーンだけを読みたい自分にはかなり遠回りされてる感はありました。
絵柄は「オーバードライヴ」の方が好みに近いんだけどなぁ、キャラだけでなく自転車の描画とかも含め。
でも何だろう、「シャカリキ!」がすごくアツいのに比べて、そういった冗長な印象があったせいか、その辺りがちょっとイマイチ感があったかな。
「シャカリキ!」の直後に読んだのがマズかったのかも。

序盤は随所(高校自転車部、初めての市民ロードレース、無名の新人、山岳賞…)に「シャカリキ!」を彷彿とさせるエピソードがあるので、きっとこのマンガ自体が「シャカリキ!」へのオマージュなんだろうと思ってました。
作者なりに、今のスポーツ科学や自転車のコンポーネントや自分の絵で焼きなおした、今時の少年向けの「シャカリキ!」を描きたかったんじゃなかろうかと予想。
しかし中盤以降から何だか面倒臭い(余計に思える)話が増えてきて、あれ? 何か違った? という違和感が。

それでも「自転車マンガ」ってだけで貴重な存在だし、マンガという娯楽としてはそれなりに楽しめたので、OKかなと。