OZ.

Opened Zipper

ダミーフロントディレイラー検討

2007-04-08 23:59:59 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
折りたたみ自転車ハイユニ号ですが、BB・クランク交換作業を行ってフロントトリプルになっています。
が、フロントディレイラーなし。
フトントは通常38Tのミドルギアを使っていて、飛ばしたいときだけ一旦停車して指でアウターギア48Tにかけかえるという運用にしています。
そう、俺の指ディレラー。

その運用はまぁ良いとして(良いのか?)、現在ハイユニ号のハンドルにはフロント用のダミーのシフターが着いています。
これは左右のシフターとエルゴングリップのバランスを取る為という目的で装着したもの。
このダミーのシフターとダミーのアウターケーブルが宙ぶらりんの状態。(まぁダミーなんで当然ですが)

せっかくフロントがトリプルになったので、ここでダミーのフロントディレイラーを着けてやることにしました。
ダミーのフトントディレイラーを着ければ、シフターとアウターケーブルの接続先だけは存在することになります。
なので、ダミーなのはフロントディレイラーだけになり、シフターとアウターケーブルはダミーではなくなると。
責任転嫁っつーか、自己欺瞞っつーか、詭弁っつーか我ながら滅茶苦茶な理由付けにより、フロントディレイラーを入手することにしました。

ダミーのフロントディレイラーという前提で買うんですが、何かの間違いでディレイラーとして機能してくれることを全く期待しない訳ではありません。
以前「MFWS-206Fにはフロントディレイラーは着かない」という情報を見て以来諦めてはいますが、何で着かないのか等を調べつつ、どのフロントディレイラーにするか検討することにしました。

フロントディレイラーですが、リアディレイラーやクランクと同じAlivioグレードのFD-M410やFD-M411をまず調べます。
取付角度が66度前後(63~66度か66~69度)しか選べません。
まずこの取付角度ってのが素人の自分には何だか分からないんですが、どうやらシートチューブの角度らしい。
でも何に対する角度かの情報が見つけられなかったんですが、どうやらチェーンステーを水平(0度)とした場合のシートチューブの角度のようだと思われます。
ふーん。

それでハイユニ号のシートチューブの角度を測ることにします…おっと、シートチューブ無いんだった。
BBの上から生えているのはリアサス受けの湾曲ポストです。
緩いS字にグネっと曲がってくれてます…どこの角度測れってか。

本来はシートチューブが真っ直ぐ生えてるはずなんですが、湾曲しちゃってるんでどうしようもない感じ。
しかし曲がっているうちのどこかに66度になるポイントはあるはず。
試しにビニール紐でシートステーとクランク中心からの線を作って角度を確認してみましたが、リアサス受け直下あたりが66度前後になっているようです。
ってことは角度的にはここに装着できれば良いってことか。

次に取付バンドのサイズを確認したところ、28.6/31.8/34.9φに対応とのこと。
28.6/31.8φにはアダプターで対応するようです。
リアサス受けの湾曲ポストの径をノギスで測ってみると31.4mmくらい…でも若干楕円っぽいんで怪しい。
しかしまぁ31.8mmのアダプターの許容範囲じゃなかろうかと勝手に考えておきます。
なのでこの湾曲ポストに固定できんってことは無かろうと。

ここまで調べた感じでは、湾曲ポストに固定することは可能っぽくて、かつ66度になる角度はありそう。
でもクランクとフロントディレイラーの間隔が調整しようが無い。
ハイユニ号を改造するときのバイブル新旧MTBメンテナンスを読んでみますが、フロントディレラーはアウターギアから2mm程度の位置に調整するとのkとお。
…無理だろう、それは。
だから「MFWS-206Fにはフロントディレイラーは着かない」ってことか?

そこで諦めたくはなかったんで、もうちょっと考えてみます。
どうしてフロントディレイラーとアウターギアの間隔が2mm程度じゃないといけないのか?
注意書きを見ると、近い方がレスポンスは良いがひっかかるとのこと。
遠いとレスポンスが悪くなるってことか? 悪いだけなら我慢するんだけど、ディレイラーで押す幅が足りなくて脱線させられないってことかな?
それとフロントディレイラーの幅の間でチェーンが動くんで、フロントディレイラーがあんまり離れてるとチェーンの動きが制限されて、リアのトップやアウターに入らなくなるのかも知れない。
むーん。

距離が遠くなった場合の影響もありますが、角度が変わる(66度前後でない)場合も考えてみます。
想定していた以外の角度になった場合、オーバーラップゾーンの範囲が変わるということかな。
角度が急になれば狭くなり、角度が緩くなれば広くなるんで、緩くなる分には問題なさそうな気もします。
でもディレイラーを通るチェーンと交差する角度が変わるんで、やっぱりマズいのか。
フロントアウター←→リアロー~フロントインナーリアトップの範囲内でチェーンが動いても干渉しないようにならないといけないと。

やっぱり無理かなーと思いかけましたが、そういえば自分はインアーギアは使わないんでした。
多少角度や距離がずれたとしても、1~3速のインデックスの範囲内で動かして、ミドルとアウターのダブルだけ使えれば実運用上はOK。
そう考えると「まぁどうにかなるんじゃねーの?」といった気持ちになってきます。
どうせ元々ダミーのつもりなんだし、ダメモトで着けてみるかな。

ってことでAlivioグレードのFD-M410かFD-M411のどちらかを注文してみることにしました。
どっちが良いか迷いましたが、FD-M411だとアウター受け湾曲ポストの最上位にバンドをつけてもディレイラーがアウターギアに干渉しそうに見えます。
実物があって計測できれば良いんだけど、Webで漁っても情報がありません。
トップスウィングのFD-M410だと、バンド位置が低めなので、干渉することは無さそう。
でも取付できる位置によっては66度どころかクランク軸からの直線方向でもない、あらぬ方向を向いた角度になるかも。

結局、勘で判断するしかなかったんで、干渉するよりはどうにかなるだろうってことでFD-M410を注文します。
果たして取付は可能なのか? 物理的に取付できたところで、少しは機能するのか?
実物が届いたら試行錯誤してみます。