OZ.

Opened Zipper

着信アリ

2006-08-18 23:59:59 | 映画
結構前になりますが、妻子が寝入った深夜に映画を見ることに。
やっぱ夜中はホラーだよなぁということで、「着信アリ」を選択します。

題名:着信アリ (2004年日本)
時間:112分
監督:三池崇史
原作:秋元康
出演:
 柴咲コウ (中村由美)
 堤真一 (山下)
 吹石一恵 (なつみ)
 石橋蓮司 (本宮刑事)
 永田杏奈 (陽子)
 井田篤 (ケンジ)
 筒井真理子 (マリエ)

■ストーリー

陽子の携帯電話に自分自身の携帯電話番号からの着信があった。
着信時刻は2日後になっており、留守録には陽子の声と悲鳴が録音されていた。
2日後のその着信の時刻に、陽子は転落死してしまう。

陽子の友人の由実となつみは、通夜の場で陽子の後輩の女子高生達の噂話を聞く。
自分自身からの着信があるとその時刻に死んでしまう。
そして死んだ人間の携帯電話のメモリーに入っている他の番号へ、また死のコールが行われ、次々に死んでいくのだという。

その後、陽子と合コンで知り合って携帯番号を交換していたケンジにも、自分自身からの未来時刻での着信があり、ケンジもその時刻に死亡する。

合コンでケンジに携帯番号を教えていた由実となつみは不安にかられるが、そのときなつみにも自分自身からの着信が…

■感想

さすが三池崇史監督って感じで、終盤まではコワがらせてくれました。
携帯電話に送られてきた動画がジリジリ動いたり、はっきり見せないことでコワがらせる演出はやっぱり良いなぁと。

子供への虐待の話や、代理によるミュンヒハウゼン症候群(代理だけにタチ悪い方)の話があって、コワいだけじゃなくてイヤーンな感じ。

しかしラス前あたりから何だかなーって感じがちょっと。
心理的な恐怖から物理的(肉体的・暴力的)な恐怖の方に行ってしまってるというか。
もうちょっとどうにかできなかったんだろうか、と残念に思いました。
ケータイ使った、都市伝説的なネタは面白かったんだけどなぁ。
アイディアだけは良かったけど、オチをうまくつけるのが難しかったって感じに見えました。

それでもなかなか面白かったので、その数日後に続編の「着信アリ2」も観たんだけど…ヒドいもんでした。
あれはないだろうっつーか。
1作目のデキの良さを台無しにするヒドさでした。
やっぱ続編ってダメだな…監督の問題? そもそも続編ってのが志が低いから、スタートからマイナスなんだろうか。

という訳で、「着信アリ2」は全くオススメできませんが、「着信アリ」はまぁまぁ良かったです。