犬祭り3連発(後編)

(…昨日の続きです)

ちょっと期待はずれだったな～、と思いつつセキアヒルズへ移動して宿泊。
ホテルの夕食のコースがかなり美味しかったです、特にパンにつけるバジリコガーリックオイルの旨かったこと。
食後に土産物コーナーを見ていると、ホテルに隣接してアニバーデンという施設があるという紹介を見つけました。
アニバーデンという名称の由来は「アニマル」「バード」「ガーデン」らしいです。
明日、帰る前に暇つぶしに行ってみようか、と嫁さんと話します。

さて翌日、アウトレット・モールで少しだけショッピングした後、アニバーデンへ行ってみました。
園内は植物に囲まれて、カンガルーや羊や山羊、色んな鳥などが居て、失礼ですが場末の動物園的雰囲気。
その中ほどに犬達がいました…あれ? こんなところに?
大中小の犬達が20頭くらい居たでしょうか。
仕切られた囲いの中を自由に走り回っていたり、中にある犬舎内で休んでいたり。
お客さんが来ると交代で出てきて、遊んでくれるようです。(もちろん飼育係の人が出すんですが)

ここの犬達が人懐っこくて愛想が良くて、本当に良い子たちだったんです。
ゴールデン・レトリーバーやニューファンドランド、グレートピレニーズ、バーニーズ・マウンテンドッグと我が家の好みの犬達が盛り沢山。
ニューファンやピレニーズは大人し目でしたが、ゴールデンは元気に走り回ってくれるんで、自分も一緒に走り回ってボール遊びをしました。

ものすごく堪能した後、もう引き上げないといけない時間になったんで、後ろ髪をひかれつつアニバーデンを出ました。
九州わんわん王国を目的にやってきたんですが、こんな意外なところに犬好きの楽園があったとは。
セキアヒルズに泊まることにして、本当にラッキーでした。

その数ヶ月後、あの犬達との触れ合いが忘れられず、今度は日帰りでアニバーデンのみ目標にセキアヒルズへ行ったりしました。
高速道路をすっ飛ばし、弁当持参でアニバーデンのみにやって来て、終日犬と遊んでは泊まらずに帰る客なんて、きっと他に居なかったんじゃないかと思います。
そこの犬達と触れ合う度に、絶対に大型犬を飼うぞ～と決意を硬くしていたのです。

その更に数ヶ月後、セキアヒルズの情報をネットでチェックしていたら、「アニバーデン閉鎖」の通知が。
なんてこったい、俺たちの楽園が!
あそこの犬達は、どうなってしまったんでしょうか。
比較的近場だから、九州わんわん王国に引き取られたとか?
アニバーデンが無くなったことは本当に残念で、嫁さんと2人でしばらくヘコんでました。

といったような経緯があって、今でも大型犬を飼うのは我が家の夢なのです。
その夢がもうすぐ叶うかも知れないんですが、その話はまた後日。