この日の本から外へ、出たことが無いっていう大和撫子な私。
日本に居ながら、世界のありとあらゆる料理が、手軽に味わえる。
とても便利な世の中になったものだ・・と、しみじみ感じ入るレトロな私。
そんな私が買い求めたのは、アメリカとタイの定番的なお料理であった。
ご飯にかけるだけシリーズなのだ。
うちは、そんな頻繁にご飯を炊かない。土鍋である程度の量をいっぺんに炊いて、
小分けして冷凍するのだけど、炊き立てのタイミングで、こんなレトルト等々を楽しんでいる。
折角の初体験の味は、炊き立ての一番おいしいお米で味わいたい!。小さな拘り。
さて『チリコンカン』。一見、豆だらけなので、ブラジル料理を思い出したさ。
豆だけの煮込みで、ご飯にかけて食べる奴。味付けは塩だけであれは、何?
フェジョアーダとかフェイジャオンとか。
拙ブログを始める前の時代、よくブラジル料理店へ行ったのだ。
で、チリコンカンは、19世紀半ばにメキシコから独立し、アメリカ合衆国に併合された、
テキサス州南部で考案され、これを『州の料理』に指定したというお料理だ。
折角の炊き立てご飯は見えないが、炊き立てご飯で異国の料理に敬意ほ払ってる。
さて、チリコンカン。お豆はひよこ豆とレッドキドニー水煮。しっかりした豆。
豆と牛ひき肉をトマトベースのソースと一緒に、チリパウダーの辛味を効かせて煮込んだと。
アメリカの家庭料理がお手本。お手本って書くところが好き。言いきらない。
これがチリコンカンだと言い切らない所が、小憎たらしくって微笑ましいわ。
ん~~。辛みに強い方ではないけど、まず辛みは無く、かったるい味。
トマトペースト、トマトケチャップが入ってても、酸味も感じないし、
まず、塩っ気が足りなくないか?何か、アレンジが必要なのかもしれない。
塩コショウかける?追いチリソース?はたまた、蕩けるチーズのせて焼いて、正体不明にする。
等々、どうすれば・・・などと、特に不味いわけでは無く味の決め手が感じられないだけだから、
考えながら、娘っこと分けて取り皿に盛ったのを、ダラダラと食べていたら、
あ、あれ?アレンジ前に食べちゃいましたわ。あはは。
ちなみに、娘っこは、ブラックペッパーをガンガンにかけておりました。
ガパオっていう、タイの屋台料理がお手本のご飯にかけるだけシリーズ。
そもそも、『ガパオ』って?ってさくっと調べようとして驚愕!
これ、ガパオじゃない!。ガパオってハーブの名前。シソ科メボウキ属の植物。
日本ではホーリーバジルっていう名前の、やっぱりハーブの一種。
なので、このご飯にぶっかけてる『バジル』なるものは、『ホーリーバジル炒めぶっかけご飯』が正解。
さて、無印のホーリーバジル炒めぶっかけご飯は、ブラジル産の鶏ひき肉とタケノコを、
バジルと一緒に、魚醤やオイスターソースで甘辛い味に仕上げましたと。
相変わらず、甘辛さは無い。なんか、ちょっと水っぽいコーンビーフみたいな食感。
ご飯と一緒にっていうより、もういっそ潰してしまってバケットに乗せるとか??
いや、それより炒め直しかな。ニンニクやら唐辛子プラスして。
写真、緑のとか赤いのは、グリーンベルペッパーにレッドベルペッパー。
なんだ?って思ったら、パプリカだったわ。唐辛子系の辛いものではない。
不味くはないけど、かったるい味。この2つ、奇しくも、かったるいコンビか!?
張り切って目玉焼きなんぞ、焼いてみたのだが(緑の葉っぱはミニほうれん草)。
研究を重ねて作ったレトルトだから、もう少しアレンジをして、美味しくしてあげれば良かったな。
今後の課題だ。どんとこい!世界各地のご飯にかけるシリーズよ!
いえそれにしても、勉強になりました。ごちそうさまでした。