え?なんだっけ?KALDI店内で茫然と立ち尽くす私・・・・。
何かって、”トムヤムクン”。って、何だっけ?思考回路緊急停止してしまい、
何だっけ?なんだっけ?NANJYAROKA?って、疑問符飛び交い立ち尽くす。
かくなる上は、連れ帰るしかあるまい。その上での吟味と致す。
帰宅して落ち着いた。で、さて。そもそもだ。そもそも”トムヤムクン”って何だ?
その手の異国の料理って、KALDIさんや無印さんに教えてもらったっていうのが殆どで、
どうだっけ?食べたんだっけ?聞いた事はある名称。トムヤムクン!正しく理解せねばならぬ。
それはタイ料理。”トム”は煮る。”ヤム”は混ぜる。”クン”は海老。
そんなこんなで”トムヤムクン”は、海老入りトムヤム(煮て混ぜた)スープって事だ。
いやしかし、上の2品、スープではない。海老色だけど・・・ちょっと待った!
こ奴ら、勝手に”トムヤムクン”だと思い込んでいたけど、”クン”が無い!。
TOM YUM・・・・ヌードルだ。煮て混ぜた麺。でもシュリンプでクリーミィ。
トムヤムクンが結局スープならば、その味で仕上げた〇〇ってって事で、
トムヤムヌードルでも、いっそトムヤムお好み焼きでもトムヤムアイスでもOKなのだ。
いや、解せんのは、”クン”を省略して、海老っていう名前を外してトムヤムクンを気取ってるとこ。
さ、作るよ。蓋を半分位開けて。中に入ってる小袋を取り出し、揚げ麺の上にぶちまける。
粉のやつと、硬いペースト状のやつは絞り出したけど、三方を鋏で切って
広く展開する方が綺麗に全て使えるので、皆さんはそうしてくれ。鋏の準備をや、必ず。
お湯を注いで3分お預け。待つのだ・・・。トムヤムクンはタイから生まれた世界のスープらしい。
世界三大スープに数えられているらしく、中国の”フカヒレスープ”、タイの”トムヤムクン”、
南フランスの”ブイヤベース”、ロシアの”ボルシチ”って、何故か4つ有るんだけど。
日本の”味噌スープ”や、日本の”粕スープ”は、入っていないらしい。誰が選んだのだ?
そうこうしてる内に、3分って時が流れ、確実に3分間分の歳をとり、出来上がりさ。
う~ん、即席めんの出来上がり図そのもの。けれど違うのはその香りだ。
異国の香り。なんかヤバそうなこの、ハーブだか香草だとか言うのかしら?
異国の料理で説明出来ない香りは、全て”ハーブ”って事にしとけば良いかな~って風潮が有る気がする。
ちゃんと、確かめると、原材料名に確かに”コリアンダー”。パクチーの親戚。
で、ここで気が付いたわ。1枚目の写真には”TOM YUM”だったのに、日本語表記は、
しれっと”トムヤムクンヌードル”とあるではないか!この・・・卑怯者!
混ぜてみたけど、見にくい及び、娘っこと初体験を共有しているので大きな器に移す。
葉っぱは、ミニほうれん草。カゴメから出してるカット野菜なのだけど、使いやすいし美味しい。
その名称に、”クン”が戻ってきてくれた。確かに乾燥海老だってお湯で戻ってる。
娘っこ『酸味があんまり無いし辛くなくって食べやすいな。』って、あれ?酸味~ぃ?
確かに、調査したところによると、トムヤムクンは”辛味と酸味、複雑な香りが特徴的”ってあった。
娘っこ、いつの間にタイの世界三大スープを語れるまでになっていたのだ!?。
親が無くとも子は育つね。世界にはばたけ~。
そして、KALDIの冷凍のケースから。Tom Yumチャーハンなのだ。上の写真は開封時のもの。
同じく海老が冷凍された状態で入ってる。ベトナムの海老らしい。米は国産。
他に、たまねぎ、たけのこ、ひらたけと具沢山。コリアンダーも入ってるよ。
こうやって、お皿に開けて電子レンジでチン・・・何分だっけ?
で、コリアンダーだ。パクチーの親戚とさくっと書いてしまってるけど、正体は同じもの。
生の葉っぱで食べたらパクチー。乾燥させてパウダーにしたらコリアンダー。
このチンしたチャーハンにパクチーをのせると、追いパクチー。無理だ。
なので、やっぱり緑色は、ミニほうれん草にしてみた。カゴメさん、ありがとう。
これは・・!?これは美味しいわ。エスニック?いやいや、違うな。
エスニック風に仕立て上げられた、日本人のお口に合う焼き飯。
決して和風ではないし、自宅の調味料では作れないから、やっぱりエスニック?だけど馴染む。
海老だってぷりんっとしてて、ご飯もふんわり。ふふふ。トムヤムクン味がキツ過ぎないのが良い。
ココナッツミルクの甘さが、トムヤムクンの大いなる特徴の”辛味・酸味”を和らげているのだわ。知らんけど。
冷凍だし、ストックしよう。そうしよう。トムヤムクン覚えましたぞ。ご馳走様でした。