それゆけ!ぶんぶん一家☆ミ

不器用な3人家族と、ゆかいな仲間たちのブログです。

一ノ鳥居から国宝八幡宮の参道を三ノ鳥居まで☆石清水八幡宮☆京都府八幡市♪

2018-11-09 05:06:25 | おでかけ

美味しい名物の走井餅を頂いて、さ、いざ石清水八幡宮!

その老舗の目の前に、一ノ鳥居が聳え立っているわ。太陽が燦々と!

人が居ないでしょ。何故って、この石清水八幡宮、男山っていう山に鎮座する、とっても大きな神社なのだ。

なので・・・みなさん、駅の横にある乗り場からケーブルに乗って、まずは本宮へゆくらしい。

そんな事、後から知ったもん。ただ、写真撮りやすいじゃん。なんて思ってただけ。

ここは、日本三大八幡宮の一社なのだ。

明るすぎて分かり難いけど、一ノ鳥居の『八幡宮』の文字。

平安のとっても著名な方の書で・・藤原行成の書を松花堂昭乗が書写したと。

松花堂昭乗!それはまさに、今、ええ今読んでる本、吉川栄治:著の『宮本武蔵』巻三の、

(新潮文庫)373ページにその名が出てくるから!『男山八幡に住む松花堂昭乗』!!

『八』の字が神使の2羽の鳩が向かい合ってる、双鳩なの。

いっぱい歩くから、ペッタンコの靴で来たのだけど、ん?玉砂利なんか無い筈なのに、なんだ?

何でこんなに大量発生してるのだ!?どんぐりだらけ。トトロを誘っているのか!?

どんぐりには(団栗って書くの?)嫌な思い出が。

おチビの頃、美しい形の美しい団栗を磨き上げ、宝物入れに入れていた所、

宝物入れがこの世のものとは思えない、それは『幼虫』、それは『虫』ってものに乗っ取られた。

それ以来、団栗に触れるのはやめた。トトロよ、どうか寄生虫には気を付けてくれ。

まだ見ぬトトロの腹具合を案じながら、歩を進めてまいったところ、

頓宮殿への入り口の左側、これが筒井。井戸なのですわ。

男山山麓には、あちらこちら湧水があるらしいのだが・・・・・・。

その湧水、『男山考古録』によりますと、14も有ったらしい。その1つがここに。

だからって・・・覗き込むと、うんうん井戸だって事だけで、その水を飲める風でもないし、先を行こう。

こちらが石清水八幡宮の下院、頓宮です。

年に1度の勅祭、石清水祭では、山の上の本殿より御神霊が御遷し(うつし)される頓宮殿なのです。

とっても重要な社殿なのですが、幕末の鳥羽伏見の戦いで焼失。

現在の社殿は大正4年に造営され、更には平成22~23年に修復工事を行ったもの。

遠巻きに、何人かの方々が、写生をしてらした。本殿ではなく、敢えてここ。

その頓宮殿の囲いを真っ直ぐに抜けると、そこには『藤井』。

14の男山山麓の湧水の内、筒井・藤井・石清水・山井・閼伽井は、『五清泉』と称され、

『名水の中にて第一の清水』といわれた井戸。だけど・・・飲めないわ。

その藤井の横には、高良神社が。

豊前国(大分県)宇佐八幡宮より、八幡大神を勧請した行教和尚によって

貞観二年(860年)6月15日に社殿を建立したと伝えられる神社。

石清水八幡宮の摂社(本社に付属する小規模神社)であり、

八幡の産土神(うぶすながみ、その者が生まれた土地の守護神。)なのだそう。

かの有名な『徒然草』には、仁和寺の僧が石清水八幡宮へ参ったつもりが、高良神社であったと。

沢山の人が山へのぼって行くのを不思議に思いながら、高良社をそうと思い込み、

結局『少しのことにも、先達はあらまほしき事なり』と。

山を登って、石清水八幡宮の本殿を参ればこの違い、あまりにも・・・・・・。

高良社は、高良玉垂命をお祀りしています。

毎年7月17日、18日の例祭日には太鼓神輿がでるのだそう。

高良社の境内に、大きなおおきな霊験あらたかな大木がありました。

それは、タブの木。樹齢700年の御神木です。

この御神木は、選定植物タブノキとして、『京都の自然二百選』に、

平成3年6月14日に選ばれたらしいのだけど、それって惜しい!どうせなら15日の方が良かったでしょ。

まさに、このあたりに件のトトロが暮らしてても良いんじゃないの?

でね、この”タブノキ”って、何ぞいな??初めて聞くし。

たぶのき=椨。 クスノキ科タブノキ属、常緑高木。成長が早く10~15メートルって、のっぽさん。

花は5月頃にひっそりと目立たぬように咲き、実は丸く黒紫色に熟し、

材は建築・家具などに、樹皮や葉は黄八丈の染料や線香に。って、なんて、普通に役に立つ木なのであった。

さ、先は長い。先を急がねば・・・・。

と、大きな松の木があったよ。頼朝松っていうのだ、これが。

建久6年(1195年)4月15日、源頼朝は、長男の頼家を伴って公的参拝をしましたのだ。

その時頼朝は、鎌倉から6本の松を持参して、その苗木をこの場所に植えていったそうな。

頼朝49歳の時のその六本松は『男山考古録』にも記されているのだけど、

その唯一の生き残りであった松も昭和22年の落雷で焼失。この松は昭和30年奉納の2代目なのだって。

さ、ちょっとグズグズしすぎたわ。さ、二ノ鳥居よ!!

写真を撮ってたりしたら、写らないように気にしながら、高校生くらいかしら・・・彼氏彼女がやってきて、

ちゃんと端っこで、鳥居の前で深々と頭を下げて、仲良く手を繋いで去って行ったのだけど。

そうなんだ~。八幡市ヤングのデートスポットだったのだ、石清水八幡宮。

そしてこの後、表参道を行ったのだけど、それは石段と坂道の連続であった。

そう、殆どの方々は上りはケーブルだったのだ。

石段と坂道の登山。そう、男山を登っていくのだから。

途中、石清水やら、スポットは有ったのだけど、もうゆっくり見学するのに

脚を休めたら、前に進めなくなるのではないかとの懸念から、一気に登ったものの、

途中、自販機なんて無いから、どうか、これから登ろうと企てている方に置かれましては、

駅付近でペットボトルのお水なと、お持ちになるのが良かろうと思いますぞ。

運動不足も甚だしいと思われる今日この頃。ええ運動させてもらいましたよ。

ああ、もう直ぐだ。

ふと見ると、あら、景色がいつの間にか竹林に。

京都府歴史的自然環境保全地区として、昭和58年にモデル竹林として指定されたらしい。

竹林の、その葉が触れあう微かなさわさわ音に、ふっと、ここまで登ってきた息の荒さも、

じんわりきてるような汗も、登りきれるのか!?って一抹の不安も消え去った。

国宝 石清水八幡宮

京都府八幡市八幡高坊30

お電話 075-981-3001

さ、今日はもうタイムオーバー。

三ノ鳥居に辿り着いたところで、続きはまた明日(多分。知らんけど)

 



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