4月のサクラブレードショウで出展予定だったモノと、その前後に完成していたモノの紹介が一通り終わったので、また鉄板状態のモノから始めます。
前述した通り鉄板状態ですが、コレ。
オリジナルはこんな感じなので、ある程度ブレード型は踏襲しています。
鋼厚は5.5mm。
ハンドルはオリジナル。
もう1つはKARDA。
今のサイズ感を出すために手持ちの完成品と比較。
このところ、ブッチャーボウイやククリと大型ナイフが続き、ソレらへの問い合わせもあったので、関連ネタから紹介していこうかと思います。
前述した通り鉄板状態ですが、コレ。
名前は分かりません!
人気の?Victor Charlieの原型となったベトナム型ボロ。
オリジナルはこんな感じなので、ある程度ブレード型は踏襲しています。
ブレードは8インチ。
鋼厚は5.5mm。
ネイティブ型と比べて、厚く短めの設定です。
もっとも、このボロも多様なバリエーションがあるので、バランス的に同じようなモノもあるかと思います。
ハンドルはオリジナル。
ククリと同じタイプにする事で、スッポ抜けを低減するのを狙いました。
もう1つはKARDA。
昔、切り出したブランクを発掘したモノで、ククリついでにカルダもと思いまして。
3mm厚のVG-10で切り出してあります。
3mm厚のVG-10で切り出してあります。
ククリの補助ナイフなので、ネイティブ型と同じくらいのサイズ感にしてあります。
ただ、カルダはブッシュクラフト的に再構築するつもりなので、おいおい変わっていく予定。
ブレード90mm、ハンドル80mmくらい。
今のサイズ感を出すために手持ちの完成品と比較。
今回はナム型ボロとカルダを紹介してみました。
どちらも、作り出し始めなのでアレですが、とりあえず、こんな感じのモノを考えているという事で・・・
これら二つのナイフの組み合わせは非常に効果的なものだと思いますよ。
日本では北欧などと違って、勝手に木を切り倒したりできませんので、倒木から薪などの木材を採取します。その場合、下手に足の太さよりも太い木を叩き切り、割る斧を使うと上手くいかないばかりか、ケガなどの事故を引き起こしかねません。よって、ナイフやこういった鉈型の刃物、あるいはノコなどを使って作業を進めるのが基本となります。
そう考えると、低木だけでなく、場合によっては草を薙ぎ払えるボロを使って現地への進入から現地での薪割りなどの作業を進め、その後現地での道具作りから調理などの細かい作業をカルダで実行するというのが理想的になりそうです。
特に、このカルダはリカーブが緩やかですので、細かい作業にも使いやすいでしょうし、刀身が内側に曲がっていることから、手元での小さな動きが切っ先付近では大きな動きになるため、少ない動作で作業を勧められると思います。
ナタ系では、今のところ6.5mmと5.5mmで厚み(重量)として分けていますが、長さとブレード形でも変わってきます。
ブレード形での使いやすさや好みもありますので、今回はベトナムタイプとなりました。
いろいろ試したいところで、重めのタイプを狙っています。
もう1つのカルダは、かなり小さいナイフになりますが、サイズ的にこのままでいいのか、迷うところです。
とりあえず、このままのサイズで作ってみてからの結果次第ですね。
コチラも他の民族ナイフのバリエーションも考えているので、結果的にプッコサイズとかぶってくるかも知れません。
用途や状況等は、おっしゃる通りなので、自分の好みを探し出す(選ぶ)というのが最終的な狙いです。
実際のカルダはカーブがもっと緩いですので、サイズ、形状の追求はまだまだといったところです。
ただ、基本的にコンセプトは民族ククリ/カルダに準じていきますので、そこは変わらないようにします。