
さて、ウェブナイフショウが終わってゴールデンウィークに突入しています。
6月に東京は池袋でのナイフショウに出展予定なので、ソチラに向けて鋭意制作中といいたいところですが、別のやらなければならない事等もあってしまいます。
上のハイカーⅡ(別グラインド)もその内の1つ。
連休明けには同時に焼き入れ等の作業もしていくので、完成時期はほぼ変わらないのですが・・・

シルエットはスタンダードモデルと同じですが、グラインドを変えてみた実験モデル。
このタイプのグラインドは過去にも何本か製作しています。
グラインドの練習も兼ねて、デザインを変えて使い勝手の様子をみようと考えたテストモデルでもあります。

面取りスエッヂ&スベリ止め追加。

同時製作中の別グラインドモデル(上)とスタンダードモデル。
オーダーでもない限り同型を同時に作る事はなかなか珍しい。
写真ではあまり変わらない感じにみえますが、上の方がグラインド幅が広い分肉厚が薄くなっています。

ハンドルは全く同じ→感覚的なバラツキは別なり。

ハンドル尻は別グラインドモデルはファルスエッヂ風面取り、スタンダードモデルは平面そのまま。
ブレードデザインに合わせてバランスを取るために面取りをしています。
と同時にスタンダードモデルではコストも考えなくてはならない事情もあります。
コレだけでも結構手前がかかってしまうのです。


コチラは池袋ショウの出展モデル。
焼き入れは終わっていますが、ハンドルが気に入らなかったので、落ち着いたブラックリネンマイカルタに変更中。

というわけで、現在進行中の作業を紹介してみました。
他にも進めている作業もあり、連休中は作業三昧という状況。
というか、連休なのでなんとかなっているといった方が正確ですね。
私も今日は久しぶりに休みが取れて、短い間ですが、自然の中で焚き火を楽しみました。
この前の記事にもあった、限られた道具でのブッシュクラフトの話題が気になり、普段使ってない小さなウッドストーブと、小さめのナイフを使ってみましたが、普段とは勝手が違って大変でした。
チョッピングの威力も減るので、枝を薪にする時は、ナイフでノッチを刻んでへし折る作業が中心になりましたし、久々にメタルマッチを使うと、火口をたくさん使った割には、一度着火にも失敗してしまいました。
忙しいとはいえ、やはり、定期的な練習が必用ですね。
毛色の違うブッシュクラフト、特にナイフのサイズ違いは作業内容が極端に変わるかと思います。
小さいナイフに興味を抱いたのはテレビ番組でした。
ドイツ軍人が指定された場所まで少ない装備で辿り着くミッション。
季節は冬で数メートルの積雪の中。
ナイフはブッコナイフのみでした。
プロフェッショナルな所作に感銘を受けました。
なにはともあれ、楽しみながら経験するのが一番かと思います。
> いいですね。... への返信
近代の軍人はこぞって小さいナイフばかり使いますよね。ベア・グリルスしかり、小さいナイフを工夫して使うことを、留学当初軍人さん達から教えてもらったものです。一方で、彼らに個人的にはこのような小さいナイフで不安はないのか聞いたところ、装備の自由があれば、やはり大きいものがよいと言っていたのを覚えております。