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HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

FULL ORDER CUSTOM Ⅱ

2018-06-10 21:07:12 | ブッシュクラフト


以前、「FULL ORDER CUSTOM」で紹介したモデルの2号です。
当初、同じモノを2本という事でしたが、同時完成とはいかず、分納となります。
で、1号納品時に仕様変更。
●コンベックスグラインド→フラットグラインド
すでにブランクとして切り出した後だったので
●ハンドルを長くして相対的にブレードが短く
というのが主な変更点になります。


〈ブレード〉
●165mm長、6.0mm厚、CPM-3V/ヘアライン仕上げ
●フラットグラインド
鋼材幅60mmを縦に切って2本製作・・・の2本目。
仕上げてしまった後なので忘れていましたが、1号がサテン仕上げ、2号がヘアライン仕上げです。
たまにしかしないので手間取りました。




〈ハンドル〉
●130mm長/ブラックリネンマイカルタ
●ハーフタング(3ピース)
オーナーは手が大きい人なので130mm欲しかったところでしたが、1号製作時には125mmが上限でした・・・図面も125mmだったのでギリギリOKとしていましたが、やはり130mm欲しいという事でマイカルタを用意しました。
厚みも少し増しています。





〈シース〉
●カイデックス/ナイロンベルトループ仕様
シースは1号と同じタイプを踏襲、スマートなフォルムに仕上がっています。
ナイロンベルトループの取り付け部のボルトにもこだわりが、フラットなモノになっています。
これでハンドルにボルトが当たらず、スムーズに抜き差し出来ます。


オーダーから1号納品まで1年、1号から今回まで半年程かかりまして、お待たせしました。
ここまでスマートなフォルムなナイフは私のスタイルに無く、デザイン的にも勉強になりました。
いずれ、こういうタイプのナイフも作ろうかとも思いました。
ただ、どれくらい先の話かは・・・不明。


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HIKER 2

2018-02-04 21:06:25 | ブッシュクラフト


ちょうど1年前に紹介したBUSH CRAFT 4.5 SPというナイフがあります。
レギュラーモデルであるHIKERのモデルチェンジ版として作っていたモノでしたが、4.5mm厚のハズが・・・なぜか5.5mm厚だったりと、不思議な現象が起こっていたので、急遽ショウSPに変更した経緯がありました。
1年経った今回、今度こそ改訂版のHIKER 2となります。



〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●フルハイトフラットグラインド
旧モデルからのキープコンセプトで、ほとんどサイズ変更はありません。
今回のヤツはフルフラットなのでスライサーとしての機能を優先したバージョン(コレが基本)となります。
バランスはハンドル寄りに感じる重心です。
私個人としてはブレード寄りの重心が好みですが
●そうでない場合が多い
という判断からです。



〈ハンドル〉
●115mm長/ブラック(ブラウン)リネンマイカルタ
旧モデルはシシャモハンドルと名付けたピーキーなハンドルデザインとなっていました・・・当時は普通っぽくしたつもりではありました。
●もっと普通っぽくした
ここでいう普通っぽいは、直感的に使いやすそうだと感じるスタイルを指します。




〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
●垂直付け
HIKERはモダナイズドブッシュクラフトともいえる合理性を目指したモデルなので、機能優先という観点からカイデックスシースを採用。
合理性とは、素材の選定、運用方法・・・とかをサバイバル状況下での高耐久性や使いやすさを考えたものです。
高効率という方が的確かも。
L.E.M.S.Sにおける“タクティカルな”ブッシュクラフトとも。
ブレードがブラックコーティングなのも、その有利性からでもあります。





〈あとがき〉
なんとか形になった新型ではあります。
意図的に地味なスタイルをしておりますが、ややハードめに使っても(振り回すとか)大丈夫かと思います・・・ハズです。
また、以前紹介したMINI-BUSHとサイズ比較をしてみました。
MINI-BUSHサイズのラインナップも計画中で、サイズからの特性の使い分けが出来れば、より合理性が見えるようになるかもしれません。

※あとで写真見直したら、ハンドル模様、カイデックスのテクスチャーが凄く荒い感じに写っていますが、普通に仕上がっています。

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Mini Bush(仮)

2018-01-21 21:05:51 | ブッシュクラフト



まだ仮名として使っています、小型ブッシュクラフト系ナイフの企画をしていました。
企画は継続中で、試しに作ってみたモノを昨年L.E.M.S.Sに展示、そのまま予約品となりました。
納品は4月予定のSAKURA-Bladeですが、まごまごしていると・・・



〈ブレード〉
●3.5mm厚、90mm長、VG-10/ミクロデント処理
●フラットグラインド
過去のオーダーの中からも何本かプッコ型ブッシュクラフトナイフのオーダーがありまして、作っているうちに自分も欲しくなっちゃった!というのが本音であります。
ミニマムなサイズで、ある程度のタフな仕事もこなすナイフとして考えてあります。
刃は自然刃ではなく、小刃付けです。



〈ハンドル〉
●105mm長/ブラックリネンマイカルタ
サイズ的にはプッコ(手持ちの)を参考にしました。
マイカルタの前からハンドルエンドまでの最長の表記ですが、デザイン的にチョイルに繋げるラインにしてあるので、多少の長さに余裕が出来るかと。
やはり、尻は出します。
全体的にギザギザを付けないでシンプルにしています。




〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
基本的なタイプで設定してあります。
コンパクトなナイフをコンパクトに装着したいので、タテ型にしてもらいました。
装着時だけでなく、バックやポーチにパックする時もコンパクトにしたいという狙いもあります。


〈あとがき〉
欲しくなったのは・・・2年以内の話ですが、テレビで芸能人とスペシャリストによるサバイバルレースをしていました。
簡易な地図を頼りにA地点からB地点に移動するタイムレース。
雪深い山の中で特別ゲストのドイツ軍サバイバル教官(と思われる)が華奢なナイフでハードなサバイバルテクニックを披露していました。
すまし顔で。
とてもクールだと思いました。
こういうのも悪くないと思ったわけです。
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FULL ORDER CUSTOM

2017-07-09 21:02:47 | ブッシュクラフト

カスタムオーダーによるナイフが完成しました。
細身のスタイルではありますが、突き刺し専用というモノではないかと・・・
と、曖昧なのは、やはり納期をオーバーしているので急いで送り、スペック等を書いたスケッチも手元に無い状態での紹介であります。



〈ブレード〉
●170mm長、6.0mm厚、CPM-3V/サテン仕上げ
●コンベックスグラインド
私には珍しく粉末鋼を使っていますが、鋼材も指定となります。
鋼材幅が60mm弱。
●ブレード幅を20~25mmで
●コレを作るに鋼材を縦半分に使う
という要望でした。
コンベックスグラインドなので、小刃無しの自然刃となっており、故にサテン仕上げとしました。
刃先には小さくスエッヂが付いています。



〈ハンドル〉
●125mm長/ブラックリネンマイカルタ
●ハーフタング(3ピース)
オーナーは手が大きい人なので130mm欲しいところでしたが、マイカルタの長さが限界でした。
ハーフタングは縦に3枚を合わせいます。
真ん中部分を固定するのに欠くしピンを2本入れてありますので、抜け落ちる事はありません。




●カイデックス/ナイロンベルトループ仕様
ナイフ細部とシースはおまかせでしたので、いつものテックロック仕様を考えていました。
シース製作者の意見として、スレンダーなナイフにはテックロックだとデザイン的に似合わないのでは?という事で、ナイロンベルトループになりました。
確かにスマートに仕上がっています。


〈あとがき〉
ナイフ完成からバタバタ感満載での紹介となりました。
シースの写真は意図せず横向きになっちゃうし・・・
撮り直そうにもナイフ送っちゃった後だし・・・
とにかく1本づつ完成させなければ・・・
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BushCraft 4.5" SP

2017-02-26 21:02:47 | ブッシュクラフト


私のブッシュクラフトカテゴリーにSTDなラインナップとしてHIKERというモデルがあります。
このHIKERも設計から数年が経ち、ナイフとしての情報も入る様になったので、テコ入れするかと思いました。
1年以上前の話です。
キープコンセプトで
●4.5mm厚鋼材(自主規制でブッシュクラフトは5.0mm以下で製作)
●4.5インチブレード
●ノコギリ、オノ等を使う設定でもサバイバルナイフとして単体で使える強度を保つ
●ブレード側に重心を・・・私の好み
こんな感じで。



〈ブレード〉
●5.5mm厚、115mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●フラットグラインド
オーソドックスなスタイルを踏襲し、オーソドックスな使い易さを目指しました・・・が、一般的には問題にならない個人的な問題が発生。
前述に4.5mm厚の鋼材とありますが・・・
制作中に妙に重いと感じていました、妙に厚いとも重いとも。
分厚い鋼材を使っている事に気が付かなかった(何てこった!)。
これを解消するには手は一つ・・・ショウSPである。
ショウSPは企画モノも含まれているので、何でもアリなのである。



〈ハンドル〉
●115mm長/ブラックリネンマイカルタ
なだらかなカーブで構成したオーソドックスなハンドル形状にしてみました。
ハンドルは角を立てて方向を定め易く、スベリ止めにもなります。
例によって尻はチョイ出し。





〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
●火打ち石/火打ち石ホルダー付き
モダンブッシュクラフトナイフとして、シースの機能が重要になってくるかと思いますが、今回は火打ち石ホルダーを付けで一般的なブッシュクラフトシースとしての体を成す形にしてもらいました。
おいおいナイロンケースとの組み合わせ仕様も考えています。


〈あとがき〉
ブッシュクラフトカテゴリーの中で、モダンブッシュクラフトとしてのHIKERと、マウンテンマンスタイルのPATHFINDERとの方向性を模索しています。
例の問題で、今回はHIKERとネーミングしない事にしますが、スタイル的に、こんな感じにしようかと思います。

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