高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

寒立馬の‘はなゆき‘さん

2022-11-20 11:49:56 | プログラム
11/19-20は、豊浦のBig鈴木さんが馬を連れて来てくれました。添別ブナ林の町営のビジターセンターと自然学校で「花雪さん」(馬の名前)を囲んで過ごしました。
花雪さんは、馬搬うまで、実際に畑を耕したり、山から造材を運び出したりしています。昭和30年代までまだまだトラクターが一般的でなかった頃には全道で5,60万頭もの馬搬うまが農家で飼われていたそうです。

それらの馬は、北海道では「どさんこ」と呼ばれますが、実はもともとは欧州産のペニュシュロン(?間違っていないよな?)という大型馬ですが、花雪さんは日本の在来馬なのです。津軽半島の切矢崎にいる「寒立馬(かんだちめ)」と称する馬で、実はその場所に先日の青森旅で行ってきました。

日本の在来馬の多くは小型で馬高も大人の肩の高さくらいしかないのですが、この寒立馬はサラブレッドほどあり体格はずっと筋肉隆々としています。

時代劇ドラマを観ると、サラブレッドやアラブ馬に武士が騎乗していますが、当時はそんなわけはなく、それらに比べれば仔馬のような日本の在来馬に乗っていたのです。しかし、この東北産の馬は大型で、たぶん蝦夷(えみし)がたくさん騎乗をしていたのではなかったのかなあ・・・。騎馬隊の威力は重戦車みたいなもんで、当時の関東人は恐れていたのでしょう。
 
馬にそりを引いてもらって遊んだり、そばで薪・羽釜でご飯をたいたりと、のんびりわらわらと過ごした週末でした。
 
 
 
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