高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

朝から吠えます。

2014-09-27 11:46:18 | 主義・主張

 アメリカが結果シリア政権も支援しかねない形の「自衛」と称する空爆,艦砲ミサイル攻撃による戦争に突入した。 アメリがが起こす戦争で勝って負け側を意のままに支配できた成功体験は日本しかない。 泥沼化したベトナム戦争は事実上の敗北で、その後の近代ベトナム社会は見事に発展している。あれだけ追いやられたアメリカ先住民も自治権のある領域を小さくとも確保している。このところの安倍政権と経済・財界の動きは、百歩譲って意図的ではないとしても、アメリカスタンダードに結果合わせる、支配されたままのようで、まとこに遺憾である。 何が「戦後レジュームから脱却」なのだ!

 TPP交渉は、なんとか日米の折り合いをつけようとしているが、日米の経済・財界と政治の権力者達が目指しているのは、日本の農協・農業制度の解体だと思う。日本の農協の善し悪しは別にしても、貿易や為替相場、保険・金融で儲けるグローバリズムの人々にとっては、日本の農協の仕組みは邪魔な存在だろう。日米の権力者達はその解体を目指している。

 歴史を冷静に振り返ってみれば、吉田茂内閣から始まり、自衛隊の創設から国鉄解体への流れを大きな機会とし、時間をかけて日教組も弱体化させ、労組も事実上支配した。右翼と左翼も意図的に生み出したのではないかとさえ思う、そして、長い年月をかけて操り易くしてきた。

 その60年超の年月の日本近代史の中で私は生きてきて、還暦を迎える。 団塊の世代が自らの意図ではなく人口が多いからこそ最後に引き押す、超高齢化問題と続く人口減社会の問題、次の先頭に位置しているのが昭和30年前後にいる我がアラ還世代だ。

 我が世代は次世代に社会変革の継続を上手にバトンタッチする責務がある。

 「定年して何を楽しもうかなあ」なんてしていたら、年金も突然カットされたり、原発再稼働したって電気代はきっと上がってゆき、物価も安定せずに上がっていくよ。

 このままでは、アタシ達が本老人時代にホントに日本の社会格差は広がり、1割2割の裕福層とあとの民衆社会に落ち行くよ。そうなったら、それは悲惨だよ。呑気に老後を考えたらダメだよ!

 アメリカに一番洗脳されてきた世代なんだから。 洗脳を解かんといかんと思う。

安倍くんも石破くんのように洗脳されたまんまか、あるいはアメリカ権力と屈託じゃあダメだよ。安倍くんとは別のもうひとつの代替ストーリーで戦後レジュームの脱却をせんとな。

今の政治権力者達は、皆、アタシ達と同世代。経済界を牛耳っているのは上の世代の特権階級覇権経済の人たち。ちなみに志位くんも高校の同級生なり。

 

コメント
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