◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

まん延した「東京が選ばれずに」。

2009-11-01 10:40:41 | 電子書籍(でじたる書房)
                      そんな真剣に怒らなくても・・・
 「東京が選ばれず」と言うべきところで「東京が選ばれずに」と言ってしまう誤り、この変な「~ずに」は小倉さんのせいではないか・・・いや、ずぇ~ったい小倉さんのせいですよぉ( ̄ ̄) 私が変な「~ずに」に気づいたとき、いつも必ず「~ずに」と言うのが小倉さんでした。「~ずに」の後に言葉が続くときも続かないときも、とにかく全て「~ずに」です。
 変な「~ずに」はだんだん若い人の間で広がってきて、このごろはしっかりしたアナウンサー以外は変な「~ずに」なのですからねぇ、小倉さんの罪は重いですよ。いわゆるメインキャスタークラスの人たちはさすがにそんな変な言い方はしませんが、あ、いや、う~ん、たまにいるかな・・・、メインキャスタークラスの人たちのほとんどはさすがにそんな変な言い方はしませんが、中継先にいる記者や若いアナウンサー、ディレクター、そういう人たちの多くは変な「~ずに」です。
 「~ずに」については、2007年2月19日、11月14日、その後も何度か書いていますが、先日、オリンピックの候補地として東京が選ばれなかったという報道で立て続けに「座れずに立っている人たち」「東京は残念ながら選ばれずに」「東京が選ばれずに本当に残念でした」というのを聞かされ、変な「~ずに」がすっかりまん延していることを改めて実感しました。
 CMを見れば、一般人の男性が「人目を気にしなくて何でもできたり」という「~ずに」と関係の深い変な表現をするし、しまいには小学生が「一酸化炭素を出さずにいいと思います」なんて言うし、目の前が真っ暗になりました。どちらも、日本人とは思えないぐらい「日本語」になっていません。
 関係の深い変な表現といえば、笠井アナが「そんな真剣に怒らないでも・・・」と小倉さんに向かって言いました。なんとまぁ情けない! 情けないにも程がある! すっかりスーパースプレッダー小倉にやられてしまっているではありませんか。変な日本語に感染してしまった笠井アナがスーパースプレッダーになる日も近いですね。ん? もうなってるか( ̄д ̄)
 変な日本語があふれていることに気づいていますか? アナウンサーはお手本? いいえ、とんでもない、お手本のはずが誤りだらけ、ということに気づいていますか? 皆さんも気をつけないと知らぬ間に感染してしまいますよ。『ちゃんとしゃべれ!』-スーパースプレッダーに気をつけて-は、でじたる書房の‘ パソコンで読む電子書籍 ’です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする