◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

庇(ひさし)がない今どきの住宅。

2009-11-29 09:47:41 | 言葉についてあれこれ
                               居心地いいね
 私が住んでいるのは昭和40年代前半に建った住宅で、すべての窓に庇(ひさし)があります。急に雨が降ってきてもすぐに家の中に吹き込みはしませんから、ああ、降ってきたなぁと思いつつ、しばらく様子を見ます。暑い時期は、あまりに風が強くて斜めに降るようなら窓を閉めますが、そうでなければ閉めません。
 うちの裏手は古い家が多く、徐々に建て替えられていくのですが、新しい住宅を見ると庇がありません。あれでは、雨が降ってきたら大急ぎで窓を閉めないとすぐに床が濡れてしまいます。ですが、やがてそんな心配は要らないということにも気づきました。窓が開いているのを見たことがないのです。もっとも、うちは4階ですから、そして、適度な田舎ですから、窓を開けていられること自体が幸せなのかもしれません。
 昨日、ボローニャ絵本原画展を見てきました。和倉温泉のちょっと手前、七尾市にある七尾美術館で毎年この時期に開催されるのですが、私は2001年から見に行っています。見れば私も何か描きたいなぁと思うのですが、なかなか実行できません。( ̄⊥ ̄)このごろ会社でフォトショップを使うことが増え、いろいろ面白いことができるので自宅のPCにも欲しいと思うのですが・・・。原画展を見た後、能登島まで行って露天風呂につかり、「う~~~、極楽、極楽ぅ」と何度も言いましたよ。
 帰宅して8時過ぎにテレビを見ながら晩ご飯を食べていたら「キーワードを並べ替えてください」というナレーションが耳に入ってきて、あれ? これって前に記事にしたような・・・と思って注目しました。18日の記事ですよ、ナレーターが「並び替え」を連発したということで、確かに14日の放送では「並び替え」だったのですが、なんと、昨夜の放送では「並べ替え」と言っていました。だれかに指摘されたのかな?
 でも、残念なことに、相変わらず「キーワードを並べ替えてください」で、「文字を」ではありません。それから、14日に見たときは気づかなかったのですが、司会の二人が「並び替え」なのですよ。ナレーターは誤りに気づいて「並べ替え」に改めた、でも、司会者は「並び替え」のまんま。これってどういうことでしょうか、ナレーターは、自分のセリフを改めることはできるけれど、司会者に「並べ替え」ですよと言うことまではできないのかな。制作側の偉い人が誤りに気づかないとだめなんでしょうね。( ̄д ̄)
 日本のメディアには、誤った日本語をチェックするという仕組みも能力もすでにほとんどないのでしょう。これでは、日本人のコミュニケーションそのものが危うくなります。でも、このごろ、そんな心配は要らないのかもしれないと思うようになってきました。そのうち純然たる日本人はいなくなり、日本語が地球上から消える日が来るのでは? もっとも、人類がばらばらの言語を使っていること自体が不幸なのかもしれません。共通言語への過渡期と考えましょうか。
コメント
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