26日正午ごろ、長野市若里の聖火リレーコース沿いで、日本人の男がトマトを投げた。長野県警は男を暴行容疑で現行犯逮捕した。 同じころ、現場付近で、聖火ランナーが通る際に、日本人の男が車道に飛び出した。県警はこの男を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。 聖火リレーを妨害しようとするなどして逮捕されたのは、これで計5人となった。 【読売新聞 YOMIURI ONLINE 2008年4月26日(土)14:32】
チベットに対する中国への抗議の気持ちは、私も含め多くの国民の思いと合致していると考えられるが?・・といって「聖火リレー」の場で、それを表するのは不適切と考えていた。。
当ブログでは、チベット人への同情は感じつつも、リレーによる混乱を煽る表現は、犯罪行為に当たる可能性もあるとして極力控えてきた。。
そんな中で挙行された長野市の「聖火リレー」・・国民が固唾を呑んで見守るなか、一部には、トマトや卵を投げるものが出るなどしたが、然したる怪我人もなく無事に済んだことは、大変良かったと安堵している。。
こういう場合。国旗やプラカードを持って、沿道での「シュプレヒコール」が、正当なる抗議の有り方だが、物を投げつける「やり方」は良くない。逮捕者の国籍が、まだ発表されていないが、5人の中には物を投げつけた日本人もいたのだろうか・・
40年代の学生運動を過ごしてきた者としては、久しぶりに熱いものを感じたが、沿道にはスクラムを組んでデモる者もなく、過激な投石に走るものもなく、今回は穏やかな「リレー風景」であったと感じている。。
いずれにしても、中国のチベット問題に端を発した「聖火リレー」のゴタゴタは、オリンピック史に残る「汚点」として、末永く語り継がれるに違いない。次のリレー地「韓国」では、どの様な「リレー風景」となりますことやら?・・
兎も角も、中国は、今、噂されている「ダライラマ」との早期和解に着手され、そこでチベット人らの、より自由な自治環境が取り戻されることを、皆で祈りたいと思います。。。