東京都渋谷区の自宅で夫を殺害、切断したなどとして殺人罪に問われ、精神鑑定で心神喪失とされた三橋歌織被告(33)の公判が10日、東京地裁(河本雅也裁判長)であり、検察側は「完全責任能力があった」として鑑定結果を批判、懲役20年を求刑した。 鑑定は検察、弁護側双方がそれぞれ推薦した2人の精神科医が公判と並行して実施。いずれも、被告が夫から日常的に暴力を受け続け、犯行時には心的外傷後ストレス障害(PTSD)になっており、「心神喪失の状態」との見方でほぼ一致した。 三橋被告は被告人質問で、殺害自体やうその捜索願を出すなどした隠ぺい工作を認めたが、ワインの瓶で夫の頭を殴った殺害行為をめぐり「頭を狙っていない。瓶が重く、面倒くさいので下ろした」などと供述した。 論告によると、三橋被告は2006年12月、自宅マンションで夫祐輔さん=当時(30)=の頭部を殴って殺害。遺体を切断し遺棄した。 【2008/04/10 17:19 共同通信】
本件のケースの場合。他の殺人事件などと違い、確かに殺された側の夫にも大いに問題があったことが明らかになっている。その意味では、この場合、少なくとも被害者は単なる善意の被害者ではないことは事実である。つまり夫にも加害者としての側面も持っていたことになる。。
しかし、意識してやったのか?そうでないのかは兎も角も、起きた事実だけを見れば?・・歌織被告によって被害者の夫が、ワイン瓶で頭を撲殺されたという事だけは紛れもない事実だ。しかも、その遺体は歌織被告の手により、隠蔽を目的にバラバラにされ、それぞれ無造作に打ち捨てられたのである。。
動機をほじくれば、多分、色々あったとは思うが、兎も角も、よほどの精神力と自己中心的な感覚がなければ?あのような惨たらしい処理は出来まい。ともあれ「自分を殺したヤツを決して許さないでくれ」という死者のあの世からの叫びを、裁判官が何処まで真剣に汲み取り、そして受け止めるのか?・・焦点は、ズバリ!そこに掛かっている・・・。
殺されたものに取っては、犯人が、どれほど狂っていようがいまいが、一切「そんなの関係ない!」なのである。間違っても無罪放免など?とんでもない事である。それは死者への冒涜に他ならず、そんな事になれば?死者のすすり泣く声が法廷に響き渡るに違いない。。。
セブン&アイ・ホールディングスは9日、傘下の大手ファミリーレストラン「デニーズ」の店舗の2割強に当たる約130店を閉鎖する方針を固めた。コンビニエンスストアなど主要5事業のうち外食部門は唯一の不採算事業。少子高齢化や消費低迷の逆風を強く受けており、不採算店閉鎖で早期に黒字転換し、グループ全体の収益を底上げする。 セブン・アイは2009年2月期から3年間の中期経営計画を策定中で、閉鎖は3年以内に順次実施する。一部店舗の閉鎖跡にコンビニなどの出店も検討する。 【日本経済新聞社 NIKKEI NET 更新:2008/04/10 09:35】
先ごろは、イオンが不採算店を100店舗閉鎖するというニュースが有ったばかりである。そして今回、記事のセブン&アイのグループ「デニーズ」も130店舗閉鎖に踏み切ったという。。
時代の変革に合わせて、企業が行なう「スクラップ&ビルド」は常ながら、我が町を眺めて見ても、やはり大手ディスカウントなどが続々とスクラップされている。他方、それに変わって?もっと巨大なディスカウントが進出している状況もある。。
まさに新旧ランナーの入れ替わりの激しいこと。激しいこと。びっくりである。大が小をガンガンと飲み込んで行く様子は、市場競争の激しさを如実に物語るが、まっ。それらの進出を事前に察知した側が、自らの体力の温存を考え、早めの撤退判断をしたものと察せられる。まさに食うか?食われるか?生きるか?死ぬかの体力勝負である。まるで平成の「国盗り物語」を見ているようだ。。
ひところ。金融機関のATMにも、効率の悪いとされるところが、ドンドン閉鎖される状況が見えたが、時節柄か?最近はガソリンスタンド辺りにも、その傾向が一段と顕著に感じられる。そして、生き残りを賭けた企業統合とスクラップの流れは、今後、ますます激しくなるものと思われた。。
いずれにしても、この様子は、今後、あらゆる業種をも巻き込んで活発化していくに違いなく、そのことで過疎化が進むところも出て来るに違いないが・・今日の状況を考えると?致し方がない気にもさせられる。はたして、どうなりますことやら?・・なんともはや・・ウ~ムである。。