まさにゴッド・ダム・ストゥーピッド(大バカ野郎)だ」
フレドリック・ミシュキン元米連邦準備理事会(FRB)理事が27日、ニューヨーク市内で講演し、1990年代の不況を長期化させた元凶として日本の財政・金融政策を厳しく批判した。米金融界の大物が露骨に日本の政策を批判するのは異例だ。
昨年8月までバーナンキ議長の側近かつ相談役として活躍したミシュキン元理事は現在、米コロンビア大学経営大学院の教授。この日はシカゴ大学大学院が主催したセミナーに出席し、2000年にゼロ金利を解除した日銀の政策を「尚早」、日本の財政政策は「小出しだった」などと指摘。「私はもう公職にないから」と断ったうえで「(日本は)財政政策も金融政策もちゃんと仕事をしなかった」「大バカ野郎だ」と批判した。(ニューヨーク=松浦肇)【日本経済新聞社 NIKKEI NET 2009.02/28 12:02】
「まさにゴッド・ダム・ストゥーピッド(大バカ野郎)だ」 ・・・いくらなんでも、それは言い過ぎだろうに・・・
まっ。オバマ大統領のなりふり構わぬバラ撒き姿勢を間接的に擁護したつもりなのだろうが・・・はたして、その程度のサル演説で、賢明なニューヨーク市民が納得するものだろうか?・・・私的には大いに疑問を感じるところだ。。
今は状況が状況だけに「急がば廻れ」などと悠長なことは言っていられないが、劇薬には激しい副作用を伴うことが多い。それもまた事実だ。。
日本は漢方薬的処方に依存し過ぎたかもしれないが、兎も角も、一応はまともな復帰を果たした。時間をかけた日本の選択が、本当に「ゴッド・ダム・ストゥーピッド」だったかどうかは?・・後々の世の判断に任せたい。。
私的には「こうした大規模な財政出動も已む得ないもの」とした上で、置き去りにされてはならないのが、そこに至った反省だと思う。。
そこを抜きにして行動すれば?・・いずれ神の怒りを買って、手ひどいシッペ返しを受けるのではなかろうか?・・私的には記事を読みながら、そのように感じた次第である。。。