和歌山県は31日、海底に眠るメタンハイドレートの分布を把握するため独自の調査を始めた。次世代のエネルギー資源として注目される中、独自のデータを集めることで、研究や資源開発の誘致につなげる狙いがある。
県の水産調査船を使い2月1日未明まで、熊野灘の水深約千~2千メートルの海域で調査。海底から深さ数メートルまでの表層にあるメタンハイドレートが対象で、海中に溶け出したメタンガスの泡を魚群探知機で探す。
県などによると、表層のメタンハイドレートは採掘技術が確立していない。日本海側でも確認され昨年9月には京都府など日本海に面した10府県が開発促進のための組織を発足。(共同)
東京新聞 TOKYO WEB 2013年1月31日 09時06分
現在シェールガスの採掘で活況に沸くアメリカだが、取り出し方法とされる「水圧破砕」に不安も高まっている。。
単刀直入に言えば、近年増えている海底地震との関連性・・・・
周辺地層を破壊し易いとされる技術だけに、それを不安視するアメリカ市民も多いという。。
今のところ地震との因果関係を証明する具体的証拠はないが関連を疑う報道は依然と多い。。
更にいえば、「環境破壊」という点でも気になるところ。。
史上最悪の原油流出となったメキシコ湾での事故は今も私の記憶に深く焼き付いている。。
発生が2010年4月のことだったから、間もなく3年が経とうとしている訳だが、メタンハイドレートの開発においても同じような事態が起きないとも言えず、・・・・
未だ地震を誘発しかねない懸念も残されている中では、出来る限り慎重に事を進めた方が良いと考えるもの。。
実はかくいう私自身も「過剰なまでの『ネガティブ思考』は如何なものか」と思う側面もあるのだが、3.11の記憶が覚めやらぬ中では、もう少し慎重で有っても良いのでは?と感じられる次第。。
「フグは食いたし命は惜しい」のジレンマにも似て、実に悩ましきものを感じるが、開発には出来る限り注意深く石橋を叩いて貰いたい。。