気の向くまま日記

広島の気功整体師の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
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ベロボディアの輪

2017年07月24日 | 最近読んだ本、観た動画

シベリア・シャーマンの智慧を現代に蘇えらせる驚くべき書

ベロボディアの輪  オルガ・カリティディ  角川書店  1997年

シベリアのノボシビルスクの精神病院に勤務するオルガという女医が偶然という必然に導かれ、アルタイ山脈に向かい、古代のシャーマニズムの伝統を現代に受け継いだ老シャーマンと出会い、既知の世界観を根底から覆されるような数々の神秘的な体験をする。筆者のあとがきによれば、プライベートな面の脚色はあるものの、ほぼ自分の体験したものをそのまま書いたという。

 この本を読んでいると「現実」というものと、幻覚、幻想、イリュージョンといったものとの境というものが揺らいできて、実は自分たちが日々、まちがいなく現実と受け止めている「事実」のほうが幻想で、インスピレーションとして与えられる幻覚、イリュージョンといったものほうが「内的真実」と言えるのではないか、と思えてくる。

この地球上には一種類の人間が存在しているのではなく、いろんな進化の枝があり、系列の異なった時空間に存在する多種類の人間がいる。そしてその時間らせんがこの現代において交差する。そのメッセージを伝える装置として、アルタイで1993年に発見されたミイラ(通称ウコクの王女、じつは王女ではなく巫女、シャーマンだったらしい)は今もなお生きている。

2500年前のアルタイの王女は乳がん ロシアTV 2,500 year old Altai princess died from breast cancer

ベロボディアは白い川の土地という意味らしいが、シャンバラと同じような意味で実際の土地ではなく、次元の異なる空間にあるものかもしれない。
筆者は現在アメリカ在住のようだが、20年前にこれを書いた後、今はどのような状態、境地にあるのだろうか?

 


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