宮島へは今まで何度も行きましたが、弥山(みせん)の頂上付近に、厳島神社の奥宮があり、そこが宮島で一番のパワースポットであることをこの夏、友人から聞いて驚きました。広島に長くいても、その存在さえも知りませんでした。
案内板によるとロープウェイ終点から弥山本堂まで20分とありますが、アップダウンがきつくてなかなか厳しい道です。
この日急に冷え込み、山の上は特に風も強く寒かったのですが、汗が噴出しジャンバーを脱いでフーフーハーハーいいながら登ります。
弥山本堂、きえずの火まで着き、普通はここから右上の階段を上がりさらに頂上を目指すのですが、御山神社は左下に降りていくのです。
少し下ると標識があり、ここからの道は観光用に整備されてないガタガタの道。
西向きに鳥居がありこの手前は谷底です。
ご祭神は厳島神社と同じく 市杵島姫命、 田心姫命 、湍津姫命、の宗像三女神ということですが、神社名もご祭神も、どこにもまったく表示がありません。
案内板はどこにも見当たりません。
神社仏閣には必ずある、「賽銭箱」もありません(笑)!!
あまりの素っ気無さに頭ポカ~ン?です。
「文字」が書いてあるのは唯一この石碑だけ・・・
皇太子殿下ご参拝?
いつの?
裏を見ると大正15年・・・ということは昭和天皇が皇太子のときに参拝されたということ(驚)
鳥居の先はガケから谷底。
普通の観光客の来るところではありません。
この日の宮島は、観光客でごったがえしていましたが、御山神社は私ひとりの空間でした。
神代の昔、神が降臨したと伝えられる場所
ここで感じたことは・・・空(くう)
吹きっさらしの風が汗をかいた体を冷やし、寒くなってきたところでこの場を後にし、みせん頂上に向かいました。