気の向くまま日記

広島の気功整体師の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
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幸せはガンがくれた―心が治した12人の記録

2015年10月17日 | 最近読んだ本、観た動画

芸能界では若くしてガンで亡くなられたり、闘病生活を公開されたりとかガンの話題がマスコミを賑わせていますが、ガンの治療によらない自然退縮、自然治癒についての古典的名著ともいうべき本を読んでみました。

幸せはガンがくれた―心が治した12人の記録 川竹文夫 創元社 1995年4月

この本に登場する人たちは、ガンの現代医学での3大治療、手術、放射線、抗ガン剤によらず、余命宣告を受けたのにもかかわらず生還した人たちです。状況は人によって様々で、すべての現代医学での治療をやりつくして医者からはもうやりようがない、と見放された人やはじめから治療を拒否した人などおられます。

筆者自身もガンから生還した人であり、本文から彼の言葉を抜粋してみます。

断っておくが、私は、手術や、ほかの西洋医学的な治療の拒否を勧めているのでは決してない。あなたが医師を全面的に信頼し、また勉強の結果、治療も納得のいくものであるなら、それはきっと最大の効果を上げるだろう。したがって、私の言いたいことはただ一つ。
たとえどんなに希望が失われて見えようと、自らの力で何かをなそうとするなら、必ず道はあるということである。医師は権威である。何の?言うまでも無くガンの。しかし、ガンは、多くの場合、直径数センチにすぎない。つまり、医師はたかだか、その直径数センチの塊の権威であるにすぎない。
あなたの替わりに生きることもできなければ、あなたの替わりに死んでくれるわけでもない。その医師に、すべてを委ねてしまうのは、どのように考えても、間違っていると思う。なるほどあなたは、そして私は、ガンに関しては素人かもしれない。しかし、私たちは一人ひとり、自分の人生の専門家である。生きることの専門家である。
権威に頼るな。人任せにするな。そして自らの力を頼め。(以上、抜粋終わり)

副題に「心が治した」とついてますが、ガンは心の病気、という言葉もでてきます。心の病気であるなら、心が治ればガンも治るわけで、まずその人の心が変わり、意識考え方が変わり、生活態度、生活習慣、食べることが変わり、そして人生そのものが変わっていき、「治す」ということではなく、余命宣告を5年過ぎ10年過ぎても死なず、気が付けばガンは消えて無くなっていた!ということになるようです。

そして「幸せはガンがくれた」ということになる・・・
ガンは「死」というイメージに直結するので、ガンになった人ほど大きな気づきを得るチャンスがあると思います。これが肩こり腰痛、成人病だとなかなか大きな気づきには至れない(笑)
しかし、たとえ何の病気がなくても誰しも「死」に向かって一歩ずつ進んでいるのは確かなことです。大きなマイナスの代償としての幸せをつかむのではなく、ただ「幸せであること」に気づく。これが我々のやっていくことではないかと思います。


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