今日のお昼に起きた、安倍元総理銃撃事件について、関心が高いのでは?と思うのだが、逮捕された犯人が何も語っていない状況でエントリするのは様々な問題があると思われるので、犯行の目的や理由等が判明してからのしたいと思う。
ただ、「暴力で政治を変える事はできない。変える事ができるのは投票だけであり、政党の重鎮だろうと選挙に落ちればただの人」ということだけは、言っておきたい。
そして、「政党の重鎮」と言われる人に忖度するような政治は、未来に向けた政治ではないし、このような事件を受け自民党に対して同情票を入れる必要もない、という点も心にとめておいてほしい。
さて、今日の朝日新聞のWebサイトに、「自然エネルギーの在り方」について考えさせられる動画ニュースがあった。
朝日新聞:風力発電の為に300年の森を破壊?「失われる価値が大きすぎる」
このニュース動画を見ながら、10年ほど前の「太陽光発電ブーム」を思い出した。
当時は、「太陽光発電による売電」によって儲かる、という話があり、全国各地で「太陽光発電パネル」がいたるところに設置された。
昨年起きた、熱海の盛り土の土砂崩れ現場の脇にも、太陽光パネルが数多く設置されていたはずだ。
他にも山を削って設置した「太陽光発電パネル」が大雨によって、土砂崩れと共に流れ落ちるという場所もあったように記憶している。
このように、日本では「〇〇で儲かる」とか「✕✕がブーム」とメディアいうと、「右へならえ」で全国いたるところに、同じようなものが設置される傾向がある。
自然エネルギーの場合、「太陽光発電」の次は、風力発電ということらしい。
しかし、本当に現在の大きなプロペラの風力発電は、日本向きなのだろうか?と、常々思っている。
設置場所も、洋上から山までいろいろなところでの建設が予定されている。
台風が年々大型化し、被害も増え続けているような日本で、果たしてあの大きなプロペラ型の風力発電は、向いているのだろうか?
そのような、当たり前の議論もないままブームのように、風力発電のブームが起きているような気がしてならないのだ。
そもそも「自然エネルギー」のシステムは、これまでのような送電システム向きではない、と考えている。
「自然エネルギー=地産地消型エネルギー」であるために、「太陽光発電」のように全国各地に「太陽光発電パネル」を設置する必要があるのだ。
これまでのような、火力発電や原子力発電のように「Not in My Backyard」という意識の基、自分たちの生活圏外に設置し大量発電ができる、というものではない。
「自然エネルギー」を受け入れる、ということはその意識も変えていく必要があるのだ。
とすると、おのずと見えてくるコトがあるはずだ。
電力を大量消費する場所で「自然エネルギーによる発電を行う」ということが、一番効率が良いということになり、大量消費する場所に住む人たちがそれらの施設建設を受け入れる必要がある、ということでもあるのだ。
とすれば、「太陽光発電だけ、風力発電だけ」では心もとなく、先月末から今月初め東京電力管内で、注意喚起されたような「電力の制限」が日常的に行われるという可能性が高くなる、ということでもある。
そのような事態を避ける為にも、「エネルギーの地産地消」についての理解を深め、「自然エネルギーの複合システム」を構築する必要がある、ということなのだ。
少なくとも、山の上にあの風力発電のプロペラを設置する、というのは自然を破壊するということはもちろんだが、単純に風景を大きく損ねる、ということを考える必要があると思っている。