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「新型コロナ」の感染者数に感じる、気味悪さ

2021-04-07 21:43:10 | 徒然

「新型コロナ」の第4波が既に起きているのだろうか?
大阪や兵庫県で、過去最高の感染者数が出ている。
そして今日、大阪府は独自の基準による「医療非常事態」という状況に陥っている。
MBS:【速報】大阪モデル”赤信号点灯”で『医療非常事態』を宣言することに正式決定

確かに今月に入り大阪府内の「新型コロナ感染者数」は、東京都の感染者数とは比べられないほど多かった。
「医療緊急事態」に陥ってしまうのも、なんとなくわかる。
昨年の今日「緊急事態宣言」が出され、丁度1年になるが、その間大阪府は「医療体制」を整えていなかったのか?という、指摘はされても仕方ないとは思う。
思うのだが、「感染者数」だけを取り上げてみた場合、なんとなく「気味悪い」数字のような気がするのだ。

その大きな理由が、東京都の感染者の数字だ。
3月上旬ごろまで、圧倒的に感染者数が多かったのは東京だった。
それが、今月に入り大阪中心とした関西圏の感染者数が、急増している。
今日などは、過去最多の感染者数となっている。

このデータの動きを見て感じる事は、「これまでの東京の感染者はどこに行ったのか?」という点だ。
確かに、東京都の感染者数は300人前後で推移していたような記憶がある(間違っていたら、訂正をして欲しい)。
そう考えると、4月に入っても300人前後で推移しているコト自体、変なことではないだろう。
ただ、全国的な感染者数の増加を見た時、余りにも東京都だけが増加していないのだ。
3月は人の移動の季節なので、東京から地方に行った方も多いかもしれない。
東京から地方に移動したコトで、地方の感染者数が急増したということであれば、それはそれでわかる。
ただ、同様の人の動きは関西圏でもあったはずなのだ。
それが、全く違う動きをしている、ということに「データの気味悪さ」を感じてしまうのだ。

考えられることは、東京都が「聖火リレー」を行うにあたって、PCR検査を絞っているのでは?という点。
逆に大阪は「聖火リレー」をするために、PCR検査を増やして「早期の内に感染を抑え込もうとしたのか?」という考え方もできる。
結局それが、逆の結果となってしまいそうな大阪だが、感染者数が急増したコトで「変異株」についても調査ができるようになってきた、というのはある意味「不幸中の幸い」なのかもしれない。

というのも「変異株」のあぶり出しができたことで、ワクチン接種などの選択がしやすくなる可能性もあるからだ。
もちろん、現在接種されているワクチンは「変異株」でも、効果はあると言われているが、より高い効果がある「ワクチン選択」ができる、という可能性があるということなのだ。

今朝FMを聞いていたら、昨年の「緊急事態宣言」は発令されてからちょうど1年が経過した、という話があった。
この1年間、政府が行ってきたコトは「生活者に良心的行動の制約=自主的自粛生活」のお願いだった。
その一方で「Go To キャンペーン」を中途半端に展開してみたりと、「感染症」対応にチグハグなところが目立った。
世界的に見ても今は、「変異株」の感染拡大の対応が急務となっている。
このような世界情勢の中、「東京オリンピック、パラリンピック」開催に向け、邁進している感のある日本。
生活者がオリパラ開催に対して、しらけ始めているように感じる中、メディアや関係者のみが「開催するんだ!」と息巻いているコトにも「気味悪さ」を感じている。