日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

意外なトコロで「文化の違い」を発見

2014-06-22 20:30:50 | アラカルト

先日輸入食材を扱うお店で、珍しいパッケージのポテトチップスを見かけた。
「LAYS STAX」と言う青いプラスチックに入ったポテトチップスだ。
おそらく、輸入食品などを扱っているお店などでは普通に見かけたコトがある方もいらっしゃると思う。
お店のPOPでは「世界で一番売れているポテトチップス」とあった。

そもそも、ポテトチップスがプラスチック容器に入っていて、その容器に色がロイヤルブルーの様な青というのも、日本の感覚では無いな~と言う感じ。
珍しいパッケージや新製品を見かけると買いたくなってしまう、と言う「マーケター」の職業病だろうか?(笑)、比較的安価だったこともアリ、つい買ってしまった。
ポト手チップスそのものの味は、「プリングルス」と余り変わらないように感じたのだが、そのパッケージを見て、ビックリした。
「職場やお家で、いつでもどこでもエンジョイ・・・」というコピーがあったからだ。

 
このLAYS STAXと言うポテトチップス、原産国はメキシコ。
確かにジャガイモは、南米が原産国だったと思うので、メキシコの人達にとってジャガイモ料理の一つであるポテトチップスが、人気が高いことは不思議ではない。
ただ「いつでもどこでも・・・」というキャッチコピーは万国共通だとしても、「家で(「home」ではなく「house」というのも、気になったが)」よりも前に、「Office」が書いてあるのだ。
日本であれば、最初に書かれる言葉は「家で」だと思うし、その次は「お出かけやアウトドア」だろう。
それが、「Office=職場」が、最初にある。
と言うコトは、メキシコでは職場でポテトチップスを食べるコトが、一般的なのだろうか?と、考えてしまったのだ。

日本でも、グリコが「オフィス・グリコ」と言う、職場向けサービスを展開している。
実際、職場にお菓子を引き出しに置いている方もいらっしゃるだろう。
ただ、そのお菓子の多くは、飴やチョコレートなど、小さなパッケージの「小分け・少量」だと思う。
それが、このLAYS STAXは、ごく普通のサイズ(内容量155.9g)という大きさ。
流石に、このサイズのお菓子を職場の机において「バリバリ・ボリボリ」と食べる訳にはいかないと思う。

些細なコトかも知れないが「文化の違い」なのか?と、考えさせられるポテトチップスのコピーだった。