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年賀状と喪中ハガキ-常識と人付き合い-

2007-12-12 21:17:08 | ライフスタイル
讀賣新聞に掲載されている「発言小町」に、「年賀状が嫌い」と言うトビがあった。

今ごろ、年賀状つくりに一生懸命な方も少なくないだろう。
私自身は、以前拙ブログでも書いたと思うのだが「年賀状を出さない派」だ。
と言うのも、この年齢になると毎年「喪中のごあいさつ」を頂くからだ。
元々、筆不精(と言うか、挨拶不精)なところがあり、頂いた年賀状については「寒中見舞い」を出すようにしている。
「寒中見舞い」には、決まった形式があるわけではないので、比較的自由な感覚で近況報告ができることと、喪中の挨拶とは重ならないのが大きな理由だ。
個人的には、「寒中見舞い」ハガキにもっと注目して欲しいし、年明け早々に発売される季節のご挨拶ポストカードの絵柄は「桜」ではなく、「梅」とか「南天に雪うさぎ」にして欲しいと思っている。

同じ讀賣新聞の「発言小町」には、「愛犬の死で喪中ハガキ」と言うトビもあった。
最近のペットブームは、やや異常だと感じる時がある。
「家族の一員」と言われれば、「そうですね」としか言い様がないのだが、どこか本末転倒なきがする時があるのだ。
その延長線として「喪中ハガキ」があるのだとしたら、理解できないわけではないが「お友達になれないタイプだな~」と思ってしまうのだ。

この2つのトビを見ていると、「人付き合いは煩わしく、ペットへの愛情は深く」と言う、今の社会を映しているような気がする。
年賀状を必ず出さなくてはいけない、とは思わない。
私自身は、絵が得意な友人が作ってくる年賀状には、その才に毎回驚かされるし、お子さんの成長が感じられる年賀状も微笑ましいと感じる。
人によっては、「子供の成長記録のような年賀状は、見たくない」という方もいらっしゃるだろう。

年に1度のことだから、送る相手のことを思いながら「挨拶を贈る」と言う気持ちがあれば、クリスマスカードでも寒中見舞いでも構わないと思う。
ただ、ペットの喪中の挨拶だけはいただきたくない、というのは本音としてある。
できれば、ペットの喪中の挨拶は「ペット仲間のみなさん」に限らせて欲しい、と思うのだ。