いり豆、いわし、太巻き・・・チョコレート？－節分の風景－

今日は、節分。
元旦とは違う、新しい年の始まりだとも言える。
いよいよ本当の春＝新春が始まると言うわけだ。
テレビのニュースなどでは、各地の「節分」の風景が取り上げられていた。
それらのニュースを見ていると、各地にはその地域独特の「節分」があるということがわかる。

殆どの地域でまかれる豆は「いり豆」だと思うのだが、一部では「殻つき落花生」と言うところもあるらしい。
他にも、いわしの頭を焼いてそのにおいと煙で鬼退治をしたりするところもあるようだ。
名古屋では、いわしの丸干しを玄関や台所に置くという風習があるらしい。
ここ１０年くらいで有名になったのは、「太巻きの丸かぶり」だろう。
もともとは、関西(と言っても大阪なのだが)の風習が、コンビニエンスストアーなどで「恵方巻き」として全国的に扱われるようになり、大型スーパーマーケットなどが次々と縁起物として扱うようになった。
今では、全国の新しい「節分の風景」となっている。
それも年々豪華になって、近所の大型スーパーマーケットでは「豪華海鮮恵方巻き」と言うモノまで出ていた。
とても、かぶりつける大きさではなかったのだが・・・あれをかぶりつく人がいるのだろうか？と疑問に思ってしまったのは、私が現実的なだけだろうか？

ところで、先日ラジオを聞いていてビックリしたことがある。
それが「一口チョコをいり豆代わりにまく」というのだ。
もちろん、これは全国的なコトでも、チョコレート業界が積極的にやっていることでもない。
ラジオのパーソナリティーの知人が「おいしいから」と言う理由で、個人的にやっていることらしい。
確かにいり豆を(年の数だけ)食べるよりも、一口チョコを食べたほうがおいしいだろう(年の数だけ食べると言うのは、別にして)。
でも・・・それで良いのだろうか？
伝統行事といっても、時代によって変化していくコトは自然なことなのだが・・・一口チョコでは、鬼退治は無理だろう。

と思っていたら・・・毎日新聞のＷＥＢサイトに「大豆チョコ」と言うレシピがあった。
これなら鬼退治も大丈夫か？！
どちらかといえば、１０日後のバレンタイン向けという気もしないわけではないのだが、今日残ったいり豆で作ってみるのはアリかも知れない。