日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ブームは去った?-韓流ブーム-

2006-06-16 22:51:20 | トレンド
讀賣新聞のWEBサイトに、「韓国ドラマ商品売れず…NHK連結決算は減収減益」と言う記事があった。

このブログを始めた頃、物凄いヨン様ブームだった。
丁度来日した頃だったと思う。
ヨン様見たさに集まったオバサマたちが、成田や宿泊ホテルに大集結し「冥土の土産」などと言っていた。
ヨン様ファンでもなければ、韓国ドラマファンでもない私からすると、「異様」光景だった。
もちろん「冬のソナタ」他NHKが放映していた、「チャングム宮廷料理人」等も見ていない(タイトルが違っているかも知れません。一度も見たことがないので)。
そのため、何故こんなに人気なのか?不思議でたまらなかった。

その後、ほぼ毎日のように行く近所の書店では「冬ソナ」のガイドブックやストーリーブックなど、まるで大河ドラマの関連書籍を出すようにNHK関連会社が、山のように本を出していた。今は「チャングム」だ。
他にも、郊外にあるミセス向けのファッションや小物を扱っているお店の一角に、いわゆる「韓国俳優の顔うちわ」なども見つけることがあった。
さすがに「顔うちわ」を見た時には、「ジャニーズじゃないんだから・・・」と、脱力したのだが・・・。それでも、そのような商品が店頭に並ぶと言うことは「オバサマのジャニーズ」なのかも知れないなどとも思ったりした。
おそらくジャニーズファンのオバサマからは、「違う!!」と言われるだろうが。

それが、どうやら一息ついたようだ。
これで、テレビCMなどでヨン様をはじめ、韓国の俳優さんたちを見なくてすむ。
最近のテレビCMなどを見ていると、その使われ方に虚しさのようなものを感じていた。
特にロッテのチョコレートのCMなどは・・・タレントの小倉優子さんとのチグハグな掛け合いは、見ているこちらが「可哀想・・・」という気がしていた。
まぁ、それなりの製作意図があってのことだとは思うのだが、それにしてもチグハグさ加減は、ハズシという気がしていた。

NHKは、受信料の義務化などを検討しているようなのだが、関連子会社を含め韓流ブームで、利益があったはずだ。
営業努力をすれば、義務化などしなくても十分経営できるのではないか?
そんな見方もできそうな、記事だ。

そういえば・・・、先日、竹中さんの私的諮問機関が提出したNHK再編案は、「的外れ」だと思った。委員の人たちは本当にラジオ(FMを含む)・テレビ番組を分析したのだろうか?減らすべきチャンネルは、FMではなく地上波と重複内容の多い複数のBSだと思うのだが・・・。NHKにとっては、痛くも痒くもない再編案だったように思う。
そして、ヨン様をはじめ韓流ブームを作った、主役のオバサマたちは今何処?