はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

もと美形の名人挑戦者!

2007年02月06日 | しょうぎ
 名人戦は4月から始まる。その挑戦者が決まった。
 郷田真隆だ!
 郷田は20歳でプロ棋士になり、23歳でなんとタイトルをとってしまった。強いだけでなくその将棋の内容も骨太だ。そしてなにより注目を集めたのは顔。かっこいい。きっと将棋ファンは思ったはずである。「おれも郷田真隆ほど顔がよくて将棋強かったらなあ…。」
 その郷田も30代になり、なぜだかメガネをかけ始め(コンタクトにすればいいのにと周囲は思った)、太ってきて、「なんだ郷田ってふつうじゃないか」って感じになってきた。
 それ以上に問題は将棋で勝てなくなった。つよいのだけど、大事なところで負けたり、運がなかったり。名人挑戦者を決めるA級リーグに入ったがなかなか勝ち越すこともできず、だれもが「郷田は羽生、佐藤、森内より格下だ」と思い始めた。
 と思っていたら、今期はぶっちぎりで名人挑戦を決めた。初挑戦だ。羽生、佐藤、藤井に勝っての挑戦だから文句なしである。おもしろい将棋をみせてくれよ、郷田真隆!

 挑戦者を決めた対局が行われた2月1日、郷田さんの父が亡くなられたそうである。対局が終わって父の死が知らされそしてすぐに名人挑戦権獲得のインタビュー。「父は将棋が好きでした。名人戦はがんばります。」 神様は作家でも見送るようなベタなドラマを用意していた。

 図は、若き日の郷田真隆をイメージして描いた。
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